【書評】読まなきゃ人生損する!? ミステリー小説ランキング トップ5!
- 2020.05.22
- 書評

どうも、さかいです。^^
そろそろ家ですることもなくなってきた。
そんな暇なあなたに朗報です。w
今回は、わたくし、さかい一推しのミステリー&サスペンス小説をご紹介していきたいと思います!
第5位
ダイナー
ちなみに筆者の知人で読書家の方がいるのですが、その方はボロクソ言ってました。(笑)
何でも文章がスカスカなのだとか。
ラーメンなんかと一緒で小説って人によって趣味や評価がだいぶ変わってくるんだなあと改めて思い知らされた作品。
筆者としては決してそんなことはなく、終始、退屈せずページを捲る手が止まりませんでした。
次はどうなるんだろうってドキドキしながら読んでいた記憶が。
本当に良い作品って、こういうものなんだって。
何より殺し屋専門の定食屋さん?って設定が斬新だし面白かったです。
そして、そんな風変わりな店でウェイトレスとして雇われてしまった不運な堅気の女の子。
何も起きないはずがありません。
出版されたのは結構、古めですが、近年ではコミック化されたり映画化されたりと、その人気の程がうかがえます。
秀作です。w
第4位
その女アレックス
一時期、ミステリー小説業界でも話題になりました。
このミステリーが凄い!にも選ばれた知る人ぞ知る名作です。
著者であるピエール・ルメートルの出世作です。
やはり特筆すべきは、中盤くらいに起こるどんでん返しでしょうか。
どれくらい凄かったかって、あまりの急展開すぎに一度、ページを戻って読み返してしまったくらい。(笑)
まるで地球の北極と南極とが反転したような衝撃でした。w
かつてなかった展開に度肝を抜かれたミステリーファンも少なくないはず。
やっぱミステリーはこうでなくっちゃ。
読者を驚かせてナンボですわ。w
この作者さんのお話はだいたい荒唐無稽で無茶苦茶なのが多いんだけど、そんなことを忘れさせてしまうくらいストーリーが面白いので途中から全然、気にならなくなります。
第3位
オリエント急行殺人事件
ミステリー界の女王ことアガサ・クリスティーの代表作のひとつ。
同時に名探偵エルキュール・ポアロシリーズの代表作ともいえるでしょう。
列車の中という密室を上手く利用した作品。
とにかく犯人が意外。
ミステリー好きを語るなら、お手本として一度は読んでおくべきでしょう。
犯人やオチについては未だミステリーファンの間で議論の対象となっているようで、この作品がどれだけ規格外で斬新か。
象徴するエピソードですよね。
第2位
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティーの不朽の名作。
『どうしてだよぉぉぉ!』
や
『キンキンに冷えてやがる!』
でお馴染みの某藤原竜也さん主演でドラマ化もされました。w

オリエント急行に続く、現代ミステリーの古典的な位置づけといっても過言ではない本作。
今となっては当たり前になった、誰かが死んでいく度、人形(もしくはそれに変わる何か)が減っていく的な手法の元祖とも呼べる作品です。
ただ誰かが死んだ!ってなるより、それを象徴するアイコン的なアイテムを生み出したのは実に上手い方法といえます。
そして犯人の意外な隠れ蓑。
おかげで最後まで、まんまと騙されてしまいました。w
そこから一気に「誰もいなくなった」このタイトルの意味するところがラストによって明かされていきます。
そんな無茶な!的な展開もあるにはあるのですが、そこはご愛嬌。
やはり大御所。世界のクリスティー姉さんです。
そこに緻密なプロットがあるからこそ、現代まで語り継がれる名作を残せたに違いありません。
第1位
悲しみのイレーヌ
世間的には同著者の「その女アレックス」の方が評価は高いのですが、筆者は断然、この「悲しみのイレーヌ」の方が好みです。
2作は主要な登場人物やお話も繋がっていて、時系列的には「悲しみのイレーヌ」⇒「その女アレックス」の順になります。
3作目も実は存在していて「傷だらけのカミーユ」がそれに該当します。4作? あ、うん。まあ。^^;
王道ですが、やはり主人公に近しい人物に危機が及ぶとなると、その感情移入も一入です。
どうか助かって欲しい! どうなっちゃうの!? みたいな感じで、つい手が止まらなくなるんですよね。
そんなまさにハラハラドキドキな展開。
退屈な謎解きだったり中だるみ要素なんてのは皆無。
そして衝撃的なラスト!
まさにジェットコースターのような作品でした。
以前にも少し述べたかと思うのですが、このルメートル氏。
かなりの映画マニアとお見受けします。
実際、本作にも、あれ?この展開、あの映画によく似てるな?的な場面が目につきました。(笑)
わかる人にはわかると思いますが、それを言ってしまうとネタバレになってしまうので。w
これをパクリと呼ぶかオマージュと呼ぶかは議論を呼ぶところでしょうが、それを上手くぼやかしているというかルメートル氏なりにアレンジしているので、まったくの別ものと呼んで差し支えないでしょう。
そして、今回、ランキングには入りませんでしたが次点として「幻の女」でしょうか。
どうです? タイトル聞いただけで面白そうじゃありません?(笑)
かの江戸川乱歩も絶賛したという、この作品もミステリー作品の古典と呼べるでしょう。
一読しておいて損はなし。
事件を目撃した女は果たして実在するのか?
はたまた幻だったのか?
そして犯人は読者もびっくりのあの登場人物!w

さてさて、いかがでしたでしょうか?
あなたの気になる作品はありましたか?
まさに百聞は一見にしかず。
よかったら是非、手に取ってみてください。^^
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