【告知】Kindleにて 『懲役警察 B side diary 戦火のモノクローム』 リリース中!

【告知】Kindleにて 『懲役警察 B side diary 戦火のモノクローム』 リリース中!

どうも、さかいです!

今回は告知になります。

毎月恒例の『B SIDE』ですが、ついに6/13、Kindleにて発売されました。^^

今回はミッシェルさんが主役。(というより準主役かな?^^;)

この方が登場すると空気が一気に引き締まります。^^;

なので、おふざけなしのシリアス一辺倒。

物語の中心である戦場カメラマン、ショーンの目を通して内戦の事情が語られていくわけですが、彼のプロカメラマンとしての意識や考え方、行動、それらのすべてを想像して物語を書き進めるのには、なかなか骨が折れました。^^;

職業柄、人の死には慣れている(?)カメラマンの男と、普段から人の死に無頓着(笑)な元テロリスト捜査官が出会ったとき、果たしてそこにどんな化学反応が起こるか。

戦場カメラマンという以前から頭の片隅にあったテーマを今回、ようやくと形にすることができました。

短編ながらも、ぎっしりと中身のつまった内容になっております。

何故、戦場カメラマンなのか?

ちょっと真面目な話になってしまうのですが、以前から筆者が疑問と矛盾を感じていた職業だからです。

きっかけは何かのテレビだったと思います。

彼らは何故、危険とわかっていて戦場に赴くのか。

恐らくそこにはお金儲けなどといった欲はなく(正直、儲かる仕事ではない)、きっと彼らなりの使命感や義務感によって突き動かされているのではないかと。

しかし、彼らは目の前で人が息絶えていく場にいながら、それを救おうとはせず、ただ黙々とカメラのシャッターを切り続ける。

目の前の命に手を差し伸べることなく、戦場の悲惨さを世界に伝える。

これって大きな矛盾を感じるというか。

いったい、どんな気持ちで彼らはシャッターを切っているのだろうとね。

目の前の命を救えない人間が、果たして世界の人たちの意識を変えることができるのかという。

そんなモヤモヤの中、この物語は生まれました。(笑)

なので、その辺りが大きなテーマになってます。

ラストの辺りで何かしらのメッセージを感じ取ってくれたら。

行間を読んで想像を張り巡らしてくれたら。

そんなエピソードになっております。^^

しかし、このミッシェルというキャラクターを描いていて思うのは、回を追うごとにどんどん残忍になっていくなと。^^;

『懲役警察』の名を最も体現しているのは、このキャラクターといえるでしょう。

冷酷さだけでいうなら、今現在の香澄ではその足下にも及ばない。

元テロリストとはいえ一応は彼女も捜査官なので、当然、捜査を行うわけですが、その過程が実にエグい。w

証人や目撃者のことを、きっと生きた人間などではなく何かのツールと考えているのでしょう。

自分に協力しない者、障害となると判断した場合には相手を即爆殺するといった手段に打って出る。

まさに鳴かぬなら○してしまおうホトトギスの精神。

しかも、それは既にルーチン化されていて実に機械的かつ効率的にやってのけてしまう。(絶対に証拠残さないしw)

でも、そこがこのキャラクターの面白さでもあります。

やってることや過程は滅茶苦茶だけど、彼女のプロ意識は実に高いものです。

そして、その腕も正確かつ緻密。

一度、引き受けた任務は絶対に失敗することなく最後までやり遂げてしまう。

たとえ相手が万引き犯であっても、それが任務であるなら地獄の果てまで追い詰める。

気がつけば、彼女の背中には数え切れないくらいの死体の山ができあがってる。

でも、彼女が相手するのは決まって更正の余地すらない悪党たち。

ただでさえ法で裁けない悪い人間たちがのさばってる現代。

こんな捜査官がいてくれたらななんて。

もしかしたら、そんな筆者の願望が具現化して生まれたキャラクターなのかも知れません。(笑)

ちょっと今回は喋りすぎてしまいました。^^;

本作、『戦火のモノクローム』はKindleにて発売中です!

是非是非、お手にとっていただけたら幸いです!!^^