【IF考察】『機動戦士ガンダム』もしも、アムロとカミーユが戦ったら?

【IF考察】『機動戦士ガンダム』もしも、アムロとカミーユが戦ったら?

どうも、さかいです!

さて、今回より始まりました。

【IF考察】コーナー!

このコーナーでは歴史や漫画、アニメ、映画など様々な『IF』、即ち『もしも~なら』や『もしも、あのとき~していたら』等々、タラレバについての考察をしていくコーナーとなっております。

そして記念すべき第1弾は皆、大好き『機動戦士ガンダム』と、その続編にあたる『機動戦士Zガンダム』より。

両者の主人公キャラであるアムロ・レイとカミーユ・ビダンが戦ったら果たしてどちらが強いのか?

とても意見が分かれるテーマであることは重々、存じております。w

そのうえで本気かつ真剣に考察してみました。

尚、戦闘の際の条件は以下とさせていただきたいと思います。

  • アムロの乗機はRX78-2、ファーストガンダム(マグネットコーティング済)であること。
  • カミーユの乗機はRX178、ガンダム マークⅡであること。(両機共にMSの性能差が極力、開かないよう公平を期すため)
  • アムロは一年戦争終盤の状態であること。
  • カミーユはグリプス戦役終盤の状態であること。
  • 戦場は宇宙であること。
  • 互いに僚機の援護は一切なし。
  • 両者ともに使用できる武装は基本装備のみ。

結論

アムロの駆るRX78-2が圧勝!

はい、いきなり結論を出してしまいました。w

では何故、そうなったか?

まずは簡単なキャラクター紹介、それぞれの機体スペック、勝敗の理由について順を追っていきたいと思います。^^

キャラクター紹介

アムロ・レイ

『機動戦士ガンダム』及び『逆襲のシャア』の主人公。

白兵戦用モビルスーツ『RX78-2』を駆り、幾多の戦場を駆け抜けていった。

カミーユ・ビダン

『機動戦士ガンダム』 の続編にあたる『機動戦士Zガンダム』の主人公。

アムロ同様、ニュータイプと評され、ガンダムマークⅡならびにZガンダムに搭乗し戦い抜いた。

機体スペック

ガンダム

型式番号 RX-78-2
全高 不明
頭頂高 18.0m
本体重量 43.4t
装甲材質 ルナチタニウム合金
ガンダリウムα
出力 1,380kW(65,000馬力)
推力 24,000kg×2、3,750kg×2
総推力55,500kg
センサー有効範囲 5,700m
武装 60mmバルカン砲×2
ビーム・ライフル
ハイパー・バズーカ
ビーム・サーベル / ビーム・ジャベリン×2
シールド
スーパー・ナパーム
ガンダム・ハンマー
ハイパー・ハンマー
その他 特になし

ガンダムMk-II

型式番号RX-178
全高19.6m / 18.9m / 18.5m(資料による)
頭頂高18.5m
本体重量33.4t
装甲材質チタン合金セラミック複合材
出力1,930kW
推力20,300kg×4
総推力:81,200kg
センサー有効範囲11,300m
武装ビーム・ライフル
ビーム・サーベル×2
ハイパー・バズーカ
バルカン・ポッド・システム
シールド
その他姿勢制御バーニア×10

勝敗理由

NT能力=戦闘力ではない?

よく勘違いされがちな要素にNT能力が高い=MS操縦に長けているというものがありますが、それは違います。

それを裏付ける例を挙げると、アナベル・ガトーやヤザン・ゲーブルを代表格としたNT能力を保持していないながらにも強者の位置づけを誇る者も少なからず存在することでしょうか。

逆に鋭敏すぎるNT能力(感受性)は戦闘の際、妨げになる描写も。

これはカミーユの精神崩壊、クェス・パラヤの挙動の不安定ぶりが顕著。

それでは、アムロのNTとしての資質はどうだったか?

劇中を見る限り、カミーユやジュドーよりは強くない(アムロのNTとして印象が強いのはあくまで元祖だったが故)といった印象。

※ちなみにNT能力のみにかんしていえばカミーユが宇宙世紀最強だと言われています。

少なくとも搭乗機体から変なオーラを放つことはなかったし(バイオセンサーの影響もありますが)死人に意識を引っ張られることもなかったし精神に異常を来すこともなかった。

あくまでアムロの場合、戦闘時や緊急時における補足的(レーダー的な)能力だった側面が強い。(劇中ラストではテレパシー能力みたいになってたけど)

なので、強すぎず弱すぎず。

所謂、アムロはバランス型のNT能力者であったと言える。

ちなみに両者の能力を主観で評すなら、

アムロのNT能力と戦闘センスのバランスは

4:6

カミーユの NT能力と戦闘センスのバランスは

7:3

といった具合なのではないかと。(ここは色々と意見が分かれるところでしょうが)

カミーユが最強のNTなら、アムロはそれを上回り凌駕するだけの卓越した戦闘センス。

加えて、パイロットとして非常にバランスの取れたNT能力を保持していると言えるのではないでしょうか。

潜り抜けてきた修羅場が違う!

カミーユにはクワトロ、アポリーにロベルト、エマ、レコアといった強力な陣営が仲間として加わっていた。

それ故、過酷な環境に置かれていたにしろ常に何かしらのサポートが期待できた。

一方、アムロはどうだったか?

途中、リュウ・ホセイといったベテラン(あくまでWB隊のなかではだけど)のサポートはあったものの、ほとんど一人で戦況を支えていたといってもいい。

唯一(?)アムロに次いで実力者といえるカイ・シデンとは、お世辞にも相性はよくなく、劇中でも戦闘面でサポートされていたといった印象はあまりない。

ハヤトは早々に撤退していく描写が多い。

終盤に登場したベテランパイロット、スレッガー・ロウは戦死といった形で即退場。

いずれにせよ、アムロがカミーユと同等の環境であったとは言いがたい状況であったのは明白ではないでしょうか。

まさに背水の陣。

それ故、アムロは急成長を遂げていった。

仲間とホワイトベースを護るために。

なにより自分自身が生き残るために。

そんな環境があってこそ。

アムロは追い込むことで、自身の有り余る才能と実力を遺憾なく発揮できたと言えます。

単純に撃墜数

これは主観なのですが、撃墜に関していえばカミーユはあまり劇中でバシバシ敵を落としていたといった印象はないんですよね。。

どちらかといえば、敵側のエースパイロットに纏わり付かれて四苦八苦していたイメージが強い。

(これはティターンズが歴戦のエリート集団だからといった性質が強いので仕方ないw)

まあ、それを差し引いてもですよ。

アムロの一年戦争時の撃墜数は尋常じゃない。

とある筋の記録では総撃墜数140機とのこと。(笑)

ちなみにカミーユは63機

無論、撃墜数だけが実力のすべてではありません。

あらゆる環境やコンディション、運だってつきまといます。

しかし仮にカミーユが一年戦争時、ホワイトベース隊に参加していて、アムロとまったく同じ立ち位置であったなら。

同じことができたでしょうか?

あまり想像ができないのは、さかいだけでしょうか。(笑)

※ちなみに余談ですけど、アムロはエルメスのビットをライフルとサーベルで落としていますが、カミーユにはファンネルを落とすといった描写は劇中では確認できません。^^;

MSの性能の差が戦力の決定的差ではない!

ファーストガンダムことRX78-2がロールアウトしたのはU.C.0079年のこと。

一方、その後継機であるRXー178、ガンダムマークⅡはU.C.0087年。

その間、実に7年~8年近くの開きがある。

いかにRX-78-2が名機といえど、この時代差は大きいと言わざるを得ない。

ゲーム機でいえばPS3とPS5くらいの差がある。(あれ?大したことない?w)

※ちなみに日本の零戦の登場は1940年、アメリカのF14 の登場は1974年。

完成時、RX78のマイナーチェンジ等と揶揄され、評価の低かったマークⅡとはいえ、その間にはG3、アレックスを始めとし、Ez8、マドロック、GPシリーズ(計画自体は抹消)等々、ガンダムの派生機体が山ほど存在する。

そのことからも性能差は圧倒的かつ歴然であったであろうことは想像に難くない。

しかし、考えてみて欲しい。

前述したようにアムロは過酷な環境下で実に一年という年月(正確には一年じゃないらしいけどw)を浮気することなく(たまにガンキャノンとかタンクとか載ったけどもw)ガンダムを最後の最後まで乗り潰している。

言ってみればガンダムはアムロの分身。

既にアムロにとって自分の手足といっても過言ではない。

多少の性能差はあれど、ニューガンダムのフィンファンネルやZZガンダムのようなハイメガキャノンやミサイルポッドみたいに目に見えるような武装差があるわけでもない。

あくまで基本装備の範疇のアップグレードにすぎない。

(どうみてもマークⅡより遙か昔に存在したジオングの方が強そうに見えるw)

ある説によれば、RX78は劇中でも中盤、ドムの辺りで性能差はほとんどなくゲルググで同等。

ジオングではかなりの差がついていたと言われています。

つまり、とうにアムロは自機性能以上の敵を相手し撃墜してきたということになる。

それも数え切れないほどの戦力を。

いかにマークⅡが7年後の未来の機体であっても、変形機でもファンネル機でもない。

あくまで推力や出力、基本装備の増強であって目に見えるような圧倒的戦力差ではない。

それだけを取るなら、ガンダムは自機を圧倒的に上回るMAだって幾度となく相手をし、これを撃破してきた実績がある。

遙かに過酷な戦況を生き抜いてきた歴戦の戦士にとって、単なる子供だましにすぎないのではないでしょうか。

さてさて、いかがだったでしょうか?

今回、取り上げたテーマについては様々な意見があるかと思います。(笑)

いやいや、引き分けなのでは?

絶対、カミーユが勝つ!

と予想する方もいらっしゃることでしょう。

実はこうだったんじゃないか?

あのときこうなっていたら、こんな結果になっていたはず。

こんなふうに、あくまで想像のなかの世界であって、決して実現はしないものの色々な想像を巡らせて議論するのは楽しいものです。

かくも興味深きかなガンダムの世界。w

あなたはどう感じましたか?^^