さいとう・たかをさんがああああ!(泣)

さいとう・たかをさんがああああ!(泣)

どうも、さかいです。

今日は自民党総裁選について記事を書くつもりだったんですけど、それを吹き飛ばしてしまうような出来事というか、訃報が飛び込んでまいりましたので、それについて語らせていただきたいと思います。

ついにというか。

とうとうというか。

来るときが来てしまいました。

そう、わたくしの心の師匠、漫画家のさいとう・たかをさんが逝去されてしまいました。

享年84歳だったそうです。

お歳がお歳なので、どこかで心配はしておりましたが、まだまだお元気そうだったので同時に安心もしてました。

そんななかでの訃報でした。

氏の代表作である『ゴルゴ13』は個人的に大ファンでして、どれだけ影響を受けたか計り知れません。

作品を通じて色々なことを学ばせていただきました。

まるでスパイ映画のような展開、台詞回しや駆け引きにはハラハラしたものです。

ハードボイルドとはなにか。

漢とはなにか。

美学とはなにか。

主人公が殺し屋であり、同時にアウトローであるにもかかわらず、ついつい感情移入してしまう。

不思議と格好よく映ってしまう。

昨今の政治情勢、軍事兵器やハイテク事情について興味を持ったのも本作による影響。

銃について本格的に興味を持ったのも、このゴルゴ13による影響が大です。^^;

(リボルバー銃にサイレンサーをつける意味がないこと。M16が狙撃に特化してないことを知ったのも本作の影響です。^^;)

ぶっちゃけ、ゴルゴ13なくして今の自分はありません。

よく漫画やアニメ、映画には人生を変えてしまうくらい凄い力があるといいますが、本作は自分にとってまさにそれ。

そもそも、ゴルゴ13に出会ってなかったら小説なんかにも手を出してなかっただろうし。^^;

先日のベルセルク作者、三浦 建太郎さんもそうですが、やはり長期連載の最中、途中で逝去されてしまうのは仕方がないとはいえ残念な気持ちで一杯になりますね。

で、少し話は変わるのですが

訃報を知って真っ先に過ぎったのは例の最終回をメモして封印したという金庫の話。

生前、さいとう・たかを氏はゴルゴの最終回をメモして金庫に封印してあると言及(結構、有名な話)されており、いよいよ公開か!?とも思ったのですが、幸いなことに作品はまだまだ続くようです。

なんでも、さいとうプロダクションは作品作りを見事に分業しており、取材部門や背景、ストーリー構成などを各部門に振り分けて運営されているのだとか。

その甲斐あってか(というか自分の身になにがあっても対応できるよう予め先を見据えていた?)原作者不在でも影響は最低限に抑えられるということなのでしょう。

(少し下世話な話ですけど、現在、プロダクションで働いていらっしゃる多くの方々も失業しなくて済むでしょうし)

普通は中の人(原作者)が代わってしまうとキャラを別人のように感じてしまったり、世界観も代わってしまったような感じがするけど、こんなふうに徹底して体制が整えられているならファンとして、まずは一安心といったところ。

流石は国民的作品。

クレヨンしんちゃんやサザエさん、ちびまる子ちゃん、ドラえもんのように今後も原作者不在という形で継続していくのでしょう。

あまり考えたくはないですが、これからもこういった形式の作品は増えていくのかも知れませんね。

それにしても最近、訃報が続きすぎ。

昭和にご活躍された方々がどんどんいなくなってしまうことが残念で仕方ない。

時代は確実に進んでいるのだなと、しみじみね。。。

さいとう・たかをさん。

本当にお疲れ様でした。

これからも貴方の遺してくださった作品を読ませていただきます。

おそらく一生、影響を受けさせていただくと思います。

改めてご冥福をお祈りいたします。

しかし金庫の中身だけは、ちょっと気になるかも。^^;