【香澄の秘密部屋】有料級!? 香澄さんに訊いてみた! 傷害事件から身を守るための最強の護身術! 対談インタビュー!

【香澄の秘密部屋】有料級!? 香澄さんに訊いてみた! 傷害事件から身を守るための最強の護身術! 対談インタビュー!

さかい どうも、霧崎さん! 今回もよろしくお願いします!

霧崎 また?

さかい ええ、またです。(笑)前回が意外と好評だったもので。

霧崎 嫌よ。

さかい まぁ、そう言わずに。(笑)

霧崎 お断り。

さかい そんな。また一杯、お酒を奢りますから。いえ、奢らせてください。

霧崎 そういう問題じゃない。

さかい わかりましたよ。お邪魔しました。どうぞ、ごゆっくり。

霧崎 待って。

さかい はい?

霧崎 いいわ。ちょっとくらいなら。丁度、退屈してたところだし。

さかい よかった、ありがとうございます。助かります。(さすが、ツンデレ)

霧崎 で、今日は? 何を訊きたいの?

霧崎 やられる前にやる。

さかい いえ、そうではなく。(笑)霧崎さんみたいな殺し屋を前提としてではなくですね。僕ら一般人でも出来る対策を伝授していただきたく。

霧崎 いちいち注文のうるさい奴。

さかい すんません。(笑)

霧崎 ないこともない。

さかい 本当ですか? 是非、教えてください!

霧崎 そうね。まずは洞察力を養うこと。

さかい 洞察力、ですか。

霧崎 前回も言ったはず。早くに危険を察知することこそ防御の鉄則だって。

さかい 言ってましたっけ、そんなこと?(笑)

霧崎 ねぇ。

さかい あ、思い出しました! 今!(笑)

霧崎 あとは周囲への警戒を怠らない。

さかい なるほど、アンテナを巡らせるんですね。

霧崎 歩いてるとき、誰かと喋ってるとき。常に自分の身の回りに何があるか。どんな人間がいるか。その対象に危険はないか。そういった情報を知覚レベルで収集できるよう身体に慣れさせておく。日本人は特に、そういった意識が薄すぎる。ぼうっとしてたら命を奪われる。

さかい そこまで言わなくても。(笑)

霧崎 事実よ。流れ弾は誰にだって当たる。

さかい それはそうですが。

霧崎 特に死角には注意を払うべき。

さかい 背中とか?

霧崎 そう、人間にとって最大の弱点は死角よ。できれば、その場所には他人を置かない。やむなく置かなきゃいけない状況があっても、そのときは相手を視界に入れておける位置にまで自分の身体を傾けるか移動させる。大事なのは常に相手の姿を視界の中に捉えておくこと。

さかい 駅のホームとか、エスカレーターとかで並んでるとき、前じゃなく横向きになるとか?

霧崎 まぁね。

さかい とは言っても流石に限界はありますよね。

霧崎 やれる範囲でいい。まずは簡単なことからで。そういった意識を高めるだけでも雲泥の差よ。

さかい 具体的には?

霧崎 たとえば、お店の中とか狭い場所なら今、どんな客が入ってきたか。周りには店員を含めて、どんな人間がいるか。空間的に状況を把握しておくことは大事。さらに退路も確認しておければベター。

さかい なるほど。ちなみに、どんな人を危険として見分ければいいですか?

霧崎 そんなの言わずもがな。自分が危険だと思う相手よ。

さかい また随分、ざっくりですね。(笑)

霧崎 そうでもない。前にも言ったはず、人間の持つ第六感は馬鹿にできないって。

さかい まともじゃない奴はまともじゃない動きをする、でしたっけ。

霧崎 よく覚えてるじゃない。

さかい ありがとうございます。(なんか嬉しい。(笑))

霧崎 とにかく自分の本能に従えばいい。

さかい 本能かぁ。そう言われると確かに事件後に公開される犯人の顔って大抵、凶悪なイメージがありますよね。あー、コイツならやるだろうな、みたいな。妙な納得感があるというか。

霧崎 特に目は口ほどに語る。人間の顔つきや表情は嘘をつかない。

さかい それで? いざ、怪しいと思う相手が近くにいたら? 僕らはどう対処すればいいんです?

霧崎 とっとと立ち去るのね。

さかい 立ち去る? 逃げるんですか?

霧崎 そうよ、一分一秒でも早く。脅威から距離を置くことこそ最大の防御。特に身を守る術を持たない素人は。向かってくる敵に対処するのはプロだって難しい。一瞬の状況判断が、その後の明暗を分けるといっていい。

さかい はぁ。

霧崎 早死にしたくなかったらね。

さかい 勿論、したくありませんよ。(笑)

霧崎 何もないなら何もないでよし。ただの取り越し苦労で済む話。相手に遠慮したり悪いと思う必要もない。大事なのはちょっとでも不審に感じた人間がいたなら、そいつから距離を置くこと。真っ先に。少しでも早く。そういった意識の積み重ねが後々、自分の身を守ることに繋がる。

さかい 今日日、警戒しすぎるくらいが丁度いいというわけですか。僕もこないだ電車に乗ってて、ちょっとガラの悪そうな若い外国人が大勢、車両に乗り込んできて周りを囲まれてしまって。挙げ句、隣の席に座られまして。そのとき慌てて離れましたよ。なんか体格とかも大きくて怖かったので。

霧崎 それでいい。

さかい 日本もどんどん治安が悪くなってますよね。

霧崎 安心していい。これからもっと悪くなる。

さかい また、そういうことを。(笑)

霧崎 だから言ってるのよ。自分の身は自分で守るしかないって。

さかい でも、どうしても避けられない場合は? ほら、あるじゃないですか。逃げ道を塞がれてしまっていたりとか。

霧崎 そのときは武器になりそうなものを探す。

さかい 武器って? 金属バットとか?

霧崎 馬鹿ね。そんなの都合よく落ちてるわけない。

さかい 確かに。(笑)

霧崎 一番、いいのはベルト。

さかい ベルト? あぁ、ムチの代わりにするんですね。

霧崎 そうよ、威嚇も出来て一石二鳥。

さかい よく覚えておきます。あとは? 何かあります?

霧崎 何でもいい。傘とかそういうのでも。なければ自分のジャケットを脱いだり、リュックや鞄を盾の代わりにしたり。とにかく攻撃を防げそうなもので対処する。

さかい それでも駄目なら?

霧崎 諦めるのね。

さかい 諦めるって。(笑)

霧崎 どうしようもない状況だって当然ある。突然、意もしない場所から襲われたり、何か不測の事態、予期しないトラブルに巻き込まれたり。でも、今、説明したことが出来ているのといないのとじゃ全然、違う。

さかい 確かに。どうしようもない運には逆らえないとして。自分に出来ることをやっていくことで回避できる危険はあるはずですよね。

霧崎 それか訓練するか。日本だから銃は無理だとして。手軽な護身術くらいなら教えてあげてもいい。

さかい いえ、結構です。(笑)(習得する前に殺されそう)

霧崎 それにスマホ。

さかい スマホ、ですか?

霧崎 あんなの見たまま歩いてたんじゃ襲ってくれって言ってるようなもの。馬鹿みたいに。

さかい 馬鹿みたいって。(笑)

霧崎 わたしに言わせれば自殺行為もいいところ。第一、通行の邪魔だし、トラブルや事故の原因にもなる。

さかい すいません、僕もたまに見ます。(笑)

霧崎 絶対に見るなとは言わない。でも、場所をわきまえるのね。標的になりたくなければ。だって、自分から弱点をさらけ出しにいってるようなものだし。近頃は理由もなく襲ってくる輩も多い。そんなときスマホなんか見てたんじゃ対処できない。

さかい 確かに。耳が痛いです。

霧崎 耳といえばヘッドホンも論外。

さかい そっか、最近はノイズキャンセル機能なんかもありますもんね。あれは確かに危ないですね。危険が身近に迫ってても気づけないというか。

霧崎 そして、いつまでも危機的意識を忘れない。そのときだけだったり急場凌ぎじゃ何の意味もない。初心忘るべからずよ。危険とは常に隣り合わせにある。

さかい 肝に銘じます。

霧崎 それに何か騒ぎがあっても野次馬根性で覗きに行くのは止めた方がいい。

さかい どうしてです? 何があったか気になるじゃないですか。別にいいんじゃないですか? ちょっと見に行くくらい。

霧崎 まだ、トラブルが収束してない可能性がある。

さかい 二次被害に遭う?

霧崎 そうよ。周りの勢いに流されるのは危険。

さかい あぁ、確かに。一種の集団心理というか。大勢が向かっていけば自分が行っても大丈夫と思い込む傾向が。赤信号、皆で渡れば、じゃないですけど。(笑)

霧崎 命と引き替える覚悟があるなら話は別だけど。

さかい 流石にそこまでは。(笑)