【ネタバレ注意】懲役警察 B Side Diary『邂逅のプロトコル』あとがき

【ネタバレ注意】懲役警察 B Side Diary『邂逅のプロトコル』あとがき

どうも、さかいです!

懲役警察 B Side Diary『邂逅のプロトコル』楽しんでいただけましたでしょうか?^^

というわけで、あとがきです。

ネタバレ注意です。w

まだ本作を未読な方は是非ともブラウザバックをお願いいたします。^^;

まず本シリーズは『懲役警察』と銘打っているため警察モノであることには違いないのですが、ストーリーによっては、その真逆もありえるというのが大きな特徴になっております。w

つまり犯罪×警察。

端から前者にも後者にもなり得るという前提のもと。

両方の側面を持つという意味合いでのタイトル付けとなっております。

つまり警官でも犯罪者でもない。

善人でもなければ全くの悪人というわけでもない。

どちらかといえば義賊に近い立ち回りとでもいいましょうか。

今回のストーリーは後者。

つまりサラが犯罪者の側に戻って大立ち回りを演じる構成になってます。

コテコテのアメリカ人でありながら江戸っ子気質で情に深い。

そんな彼女というキャラクター像を前面に出せたんじゃないかと思っております。

元々、子供と絡ませたら相性がいいというか。

きっと面白い作品になるんじゃないかなあというのが、かなり以前から構想にあって今回、満を持して形にできたといった感じです。

同時にサラ・ハックマンという人物像についても本作で深掘りできたんじゃないかと。w

サラというキャラクターは作者である、さかいが持っている勝手なアメリカ人のイメージ(大体はハリウッド映画から得た知識です。w)で、もしかすると本物のアメリカ人とはかけ離れているかも知れません。w

でも、多くの日本人の描くアメリカ人ってサラみたいなんじゃないかって。(笑)

これってアメリカ人が映画の中でトンデモ日本を演出するのに似てる。(ジョン・ウィックとかね)

日本といえば桜と鳥居でしょ!

みたいな。

とにかくフットボールの試合観戦が大好きでコーラとピザを喰らって、面白いのか面白くないのかわからんジョークを飛ばす。

勿論、ガムを噛むのも忘れない。

陽気でムードメーカーでお調子者で。ちょっとだらしなくて。

それがサラというキャラクター造形の大半を占めているわけです。

残りの成分は、さかいの性格がかなり投影されてますかね。

ていうか本作品に出てくるキャラの中では一番、サラが自分の性格に近いです。(笑)

なので身近だし執筆する中にあって一番、サラが描きやすくはあります。

さて本作は偶然、アメリカ軍の機密にアクセスしてしまった少年が追われる身になるという怒濤の展開を迎えるわけですが。(笑)

まあ、現実にありえるかどうかはさておき。w

何が起こるかわからない世の中です。

形は違えど、あらぬ疑いをかけられてしまって気が付いたらお尋ね者に。。

なんてことも絶対にないとはいいきれないというか。

実際、冤罪は日々、どこかで起きているわけで。

それがネットだから起こらないという理屈は必ずしも通用しないのではないでしょうか。

ましてやAIが台頭している昨今。

これまで罷り通ってきた理屈が通用しなくなってきているのもまた事実。

この作品はそんな可能性(決して起こって欲しくはないけど)を想起させるというか思い起こさせるというのが裏テーマにあったりなかったり。(そんな真面目な話だっけ?w)

んな馬鹿な、で笑い飛ばすか。

それとも今後、誰にでも起こりえる問題と捉えるか。

それは貴方次第です。w

個人的に気に入ってるのは、やっぱりサラとバグの掛け合いですかね。

一見、母と子のような触れ合いにも見える。

というか、そのつもりで描きました。

この二人の掛け合いがラストのシーンにも活きてくるわけで。

きっとバグはサラをも越えるハッカーになったんじゃないかと思います。

立派な後継者に。

というか、なったに違いありません。

若き日のサラは、その力を悪の道に使ったわけですが。

バグならきっと。。。

冒険を通じて一回りも二回りも大きくなったバグの新たな船出を優しい目線で見送るサラ。

誰よりも母親だったんじゃないかと思います。^^

頭から最後までサラとバグの物語として駆け抜けようとも思ったのですが、やっぱり最後はあの人というか。

香澄さんの登場は欠かせませんでした。w

なんだかんだ彼女を登場させないことには物語が締まらないというのが自分の中にあって。^^;

不器用ながら裏から支援する香澄の姿が、かなり早い段階からちらついてました。(笑)

今回は、あくまでサラとバグが主人公であったため登場回数もセリフ回しも少なかった彼女ですが、その存在感は圧倒的だったと思います。

狙撃に適した銃が調達できないなら自分でパーツをかき集めてしまえ的な。

奇想天外な狙撃も含め描いてて面白かったです。

ハッキングの魔術師が登場すれば詐欺の魔術師も登場する。挙げ句、狙撃の魔術師までも。

とにかく何でもアリの作品なんだなあと、つくづくね。

あれ、考えてみたら皆、それぞれ活躍してるかも。

自分の持ち味を活かして。

見事な連携というか。

もしかするとチームプレイの物語でもあったのかもしれませんね。^^;

ラストでサラは言います。

『ハッカーだからって、なんでもかんでもできるわけじゃない』と。

実際、その通りで現実のハッカーって映画のイメージなんかと違って、思ったよりアナログだったりするそうです。

我々、一般人のイメージだとパソコンひとつで、どんな場所にも自由自在に侵入できてしまう。

でもって何でもかんでも思い通りにしてしまう。

みたいな先入観があるのですが結構、実際は身体を使って動くというか。

存外、外側からより内側から責めていくといった方が現実と近い傾向にあるそうです。

欲しい情報があるなら自分でダークウェブから探してきて購入したり、目当てのデータがあるなら、そのサーバー施設のある建物に協力者を募ってみたり。

とにかく自分の手や足を使って動くのだそうな。

裏を返すなら我々の意識ひとつ。

心構えひとつでハッカーと渡り合える未来をサラは教えてくれているんだと思います。

実際、ハッキングの手口やノウハウについての知識を持つのと持たないのとでは雲泥の差です。

そう、知識は武器であり盾です。

そもそも、そんなに万能ならフィッシングなどといったアナログな手法、いつまでも頼る必要ないでしょうし。

さてさて、そんな具合で本作。

いかがだったでしょうか?

色々なご意見はあるでしょうが(笑)もし、楽しんでいただけたなら幸いです。^^

よかったらレビューなんかもお待ちしております!!!(切実)

是非是非、今後の参考にさせていただきたいと思います!^^