【考察】この世界は仮想現実? 実はこれだけ証拠がある!?シミュレーション仮説とは?
- 2021.10.05
- IF考察 事実は小説よりも奇なり

どうも、さかいです!
皆さんは、この世界は現実だと思いますか?
それとも仮想世界だと思いますか?
いきなり変な質問をぶつけてしまいましたが。(笑)
実は我々は何者かによって作られたコンピューター・シミュレーションの仮想世界に生きているのではないか?
という説があるのをご存知でしょうか?
そう、この説が有名な
シミュレーション仮説
です。
これって決して最近になって唱えられ始めた説ではないのですね。
実は東洋でも西洋でも古くからある概念。
代表的なところでは、
荘子の「胡蝶の夢」
や
プラトンの「洞窟の比喩」
でも既に述べられています。
近年において、この説を加速度的に広めたきっかけのひとつになったのは、仮想現実をテーマにした大ヒット映画『マトリックス』でしょうか。
今回は、そんな仮想現実について、独自の考察も兼ねて紹介していきたいと思います。
仮想現実とは?

仮想現実とは、利用者にとって現実感を伴う仮想的な世界を提供する技術のことです。
仮想現実の技術の例としては、1960年代後半に、ディスプレイを組み込んだゴーグルや、センサを搭載したグローブを利用者に装着させ、画面上に表示される世界を現実のように体験できる装置が開発されました。
また、パイロットの育成や訓練などに使われるフライトシミュレーションや、セカンドライフに代表される仮想世界も、広い意味での仮想現実といえます。
なお、仮想現実の利用者は、現実と仮想現実の違いを意識してその世界を体験したり、楽しんだりするものであるが、利用者が現実との違いを区別できない世界であるシミュレーテッドリアリティと呼ばれる概念も存在します。
※weblio辞書より引用
この世界が仮想現実である確率

オックスフォード大学の哲学者ニック・ボストロム博士がシミュレーション仮説に関する論文を発表し、センセーションを巻き起こしました。
ボストロム博士は、どこかの高度文明が強力な演算性能を誇るコンピューターを開発し、それを用いて意識を持つ存在が暮らすシミュレーションを行う可能性について考察しといいます。
現実の状況は次の3つのうちのいずれかだろうと結論づけています。
- 人類を含む知的生命体は、高度なシミュレーションを行えるくらい発達する前に、ほぼ必ず絶滅する。
- 知的生命はその段階にまで到達すると、そのようなシミュレーションになど関心を持たなくなる。
- 私たちがシミュレーションの住人である可能性は100%に近い。
これについては、現在も様々な議論が交わされています。
余談ですが、かの有名実業家であるイーロン・マスク氏も、このシミュレーション仮説を支持。
多額の資金を投じて研究に勤しんでるとかいないとか。
※一応、補足ですが、イーロン・マスク氏は、あくまで企業の実業家であって物理学者でもなんでもありません。w
実はこれだけある? 世界が仮想現実である証拠

二重スリット実験
これはシミュレーション仮説を語る上で必ず例に出される実験例です。
簡単に説明すると、この実験は観測対象の光子の動きが、人間が観測しているときと観測していないときとで結果が変わるといった説です。
たとえば図のように、縦方向に二本のスリットの入った板に向かって一方向から光の粒子を照射するとします。

すると、光は一枚目の板のスリットを貫通した後、その更に向こう側の板に何本もの縞模様を描きます。
しかし、これは人間が観察していなかった場合の話。
次は人間が観察しながら、もう一度、同じように光をスリットに向かって照射すると今度は二本線を描いたのだとか。

つまり、人間が観察した時と、していない時とで、それぞれ実験結果が異なったというわけ。
この結果が仮に事実であるなら、明らかに何者かの意思か、あるいはそれに代わる何かしらの思考が介在しているとしか言わざるを得ません。
宇宙は数式で表せる

皆さんは疑問に感じたことはありませんか?
そう、我々一般人には無理でも一部の天才。
所謂、数学者や物理学者と呼ばれる人物たちは数学だけで宇宙の理論を説明できてしまえる。
勿論、すべてではないにしろ大抵のことは数式だけで筋道を立てられる。
近年では、これまで理論上では存在すると言われていたブラックホールが実際に見つかったりとね。
(凡人のわたしには、彼らが得意げにチョークの粉を飛ばしながら黒板で計算してる、あの謎のクっソ長い数式が何を表してるのかサッパリ意味が分かりませんがw)
極論にはなってしまいますが、このことから宇宙は数式で構成されているといっても過言ではないのではないでしょうか。
地球の誕生は都合がよすぎる?

よく我々の住む地球のような惑星が誕生する確率として用いられる例があります。
バラバラにした時計をプールのなかに投げ捨てて水流だけで組み上がるくらいの確率
とか
チンパンジーに適当にPCのキーボードを打たせてシェイクスピアの作品が書き上がってしまうくらいの確率
とかです。
んなもん無理に決まってんだろ!w
なんて思わず突っ込みたくなりますが。(笑)
まあ、どちらにせよ極めて低い確率であることには間違いなさそうです。
月や太陽の有無。
環境に位置、大量の水に大気の濃度に酸素に二酸化炭素の比率。
どれか一つでもバランスが崩れていたら、地球が今のような環境にはなっていなかったというのは想像に難くありません。
そんなほとんど奇跡と呼んでもいいくらいの確率の惑星が当たり前のように存在してる。
言うまでもなく、今現在においても、それと同等、またはそれ以上の環境の星など見つかっていません。
これって、あまりにも出来すぎてるし都合がよすぎると思いませんか?
一般相対性理論

ご存知、かのアインシュタイン大先生の超有名理論。
まあ、簡単に説明しますと、もし仮に光速で移動できる乗り物があったとして、それに乗った場合と乗ってない場合とで、それぞれ時間の進む早さにズレが生じるといった理論です。
要するに光速で移動した場合は普通よりも時間が遅くなるという理屈ですね。
これこそ仮想現実のバグなのではないか?
などといった説も一部の界隈では噂されているようです。
何故、バグなのか?
よくテレビゲームなんかをしていて、一部エリアに入った際や特定の操作なんかをしたとき、キャラクターの動きがカクついたり遅くなったりしますよね?
そう、『ラグる』とか『ラグい』とか表現したりする、あれです。(笑)
この遅くなるといった現象がゲームのラグと似ていることから、この説にもある程度の説得力を持たせているというわけです。
幽霊や未確認生物の存在

これらもバグの一種とする説が存在します。
たまに半透明になって見えてしまう幽霊の存在も、このシミュレーション仮説によって解決できてしまいます。
未確認生物や宇宙人も同じ。
それどころか、この世界で起きてる大抵の怪奇現象は、この仮説によって一網打尽にされてしまいます。
すべてはエラー。
普通なら見えてしまってはいけない存在。
間違って姿を現してしまった存在というわけですね。
シミュレーションを見破る方法
もし仮に、このシミュレーション仮説が真実だったとして。
はたして、それを見破る方法はあるのでしょうか?
興味深いですよね?w
これについてはカリフォルニア工科大学のコンピューター数学者フーマン・オワディ氏が述べています。
オワディ氏によれば、もしシミュレーションを実施するコンピューターに無限の演算性能があるのならば、この世の真実を見抜く術はないのだとか。
しかし、それが可能であるなら、それは演算リソースの限界が突破口になると唱えています。
そのもっとも有望な手段は量子物理学的なのだとか。
この世が純粋にシミュレーションであるのならば、崩壊は実際には存在しないというのがオワディ氏の見解。
物事は観測によって決定され、後のプロセスはテレビゲームのようにシミュレーションとして行われるのだといいます。
考察
まあ、あえて個人的に結論を述べるのだとしたら、
仮想であろうがなかろうが、この世界は我々にとって紛れもない現実
といったところでしょうか。
なので、
『どうせ作りものの世界なんだし、どうでもいーや♪』
みたいに投げやりになるのではなく、明日を一生懸命に生きることが大切なのではないかと。(笑)
なんだ、つまらねーと思った方もいることかと思います。w
でも、これが真理。
しかし、同時に
理論上ではあり得るけど、それを証明する術は今のところ、どこにも存在しない。
というのも、またひとつの真理なのではないでしょうか。
一昔前ならどこか、おとぎ話のように聞こえていた、こういった説も
映画『マトリックス』の公開や、今、テクノロジーが急速に進歩していって、所謂、オープンワールド的なゲームが台頭してきたりVRが登場したりと。
そういった未来的環境の変化も、この説をより身近に、より加速的にしていってる事情の一端と言えるのではないでしょうか。
これまで述べてきた説以外にも、実は我々の世界を管理している生命体の上に更に彼らを管理している生命体が存在していて、また更に……など、気の遠くなるようなロシアのマトリョーシカ人形ならぬ多元宇宙論的な理論。
他にはゲームのオープンワールドのように、我々の視界に入ってる世界のみが普段は存在していて、それ以外は存在していない等々、実に様々な説もあったりするようです。

さてさて、いかがだったでしょうか?
あり得ないとは思いつつ必ずしも否定はしきれない。
なかなかに興味深い理論ではありますよね。^^
あなたは、どう思いましたか?
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