【ネタバレ注意】『祖父、襲来!』あとがき
- 2023.10.22
- あとがき

どうも、さかいです!
『祖父、襲来!』、楽しんでいただけましたでしょうか?^^
というわけで、あとがきです。
ネタバレ注意です。w
まだ本作を未読な方は是非ともブラウザバックをお願いいたします。^^;
志来祐蔵というキャラクター

日本の元警視総監にして武道の達人。
そこから想像するのは堅物のような人物像。
のはずが、とんだエロ爺という。笑
リンでさえ祐蔵の持つ本質までは見抜けなかったのではないかと。(もっとも彼女の場合、直接、出会ったわけでなくデータや書類上で分析しただけですがw)
そのため香澄へのセクハラ行為も尋常ではない。笑
孫の許嫁(そう思い込んでる)のをいいことにやりたい放題。
根がスケベなのは孫と一緒ですね。。。^^;
所謂、エロとシリアス両方の顔、二面性を持った老人で以前から、このキャラクター造形はイメージの中にありました。
ドラゴ○ボールでいうところの亀仙人のような立ち位置ですね。笑
反面、大の殺し屋嫌いという側面も。
これが良い意味で祐蔵というキャラクターのエッセンスになっているのではないかと。
そのトラウマの秘密について物語終盤で語られていくことになります。
あの事情により祐蔵が殺し屋嫌いになった理由について、ある程度の説得力を持たせられたのではないかと思ってます。
結果として、あんな目に遭ったにも関わらず祐蔵は命を落とすことなく生きながらえたわけですが(笑)このトラウマは今後も未来永劫。
ずっと尾を引いていくことになるはず。
そのとき香澄はどういった反応をみせるのか。
祐蔵と香澄。
ある意味、大きな因縁を残す恰好で終焉を迎えたのではないかと。
いつか祐蔵が再登場する際はリン、サラなんかとも絡ませていく予定です。笑
再び嫁戦争勃発なるか!?w
日本のヤクザを描く

これまでマフィア組織は結構、描いてきたつもりなのですが、ぶっちゃけそれがヤクザものとなると意外と少ない。
そっち系の作品をあまり観ないし触れてこなかったため知識がない。
なので劇中で表現するのに結構、苦労しました。
過去作『悪党どものデクテッド』で一度、描いたことはありますが。。^^;
しかしながら基本的に昔、バイト先でよくリアルなヤクザの人が客として来ていたのと(笑)仁義なき戦い、静かなるドンなんかで観た薄い知識しかない。笑
本作には悪役として早乙女竜司という組頭が登場するのですが多分、ヤクザならこんな喋り口調なんだろうなあとか、こんな行動を取るんじゃないかなと漠然と考えているうち、気がつくと早乙女という男が自分の中に憑依してました。
早乙女という男は若くして組頭にまで上り詰めた人物なのですが発想がぶっとんでいるというか短絡的。
一度、頭に血が上ったら手がつけられず、邪魔するものは身内だろうと容赦しない。
とある事情により祐蔵に恨みを持っているわけですが、こんな性格のため地獄の果てまで追いかけてくる。
そんな恐ろしい男であるにもかかわらず、ある人物には手も足も出せない。
そう、香澄ですね。
かつて伝説級の殺し屋として名を馳せた彼女を仕留めるため大阪から大勢の応援を要請します。(どんだけビビってんだよw)
これが後々、大騒動を巻き起こすことになるんですけどね。w
やっぱりヤクザものといったら抗争っしょ!
ってな感じで
殺し屋VSヤクザ軍団!
の構図へと至りました。笑
スパイ天国日本

祐蔵の抱えるトラウマ。
その説明の中に国家公務員の配偶者として某国の息のかかったスパイも多いというのがありました。
あれは多分、本当の話。
具体的にいうと自衛官などに多いと聞いたことがあります。
ま、当然っちゃ当然というか。
なるべくしてなってる感はありますよね。
そりゃそーだろうなと。
そっち方面、スパイ防止法も何もない日本はガバガバですから。w
日本がスパイ天国と呼ばれる所以です。
自衛官といえば日本の国防を担う最前線。
そんな彼らから情報を得るために結婚したり近づいたりするのはスパイとして実に合理的だし効率的。
もっとも自衛官の方にだって守秘義務というものがある。
自分の家族といえ、そう簡単に機密を漏らすとも思えないのですが、その機会は普通に接近するよりかはずっと多く与えられるはず。
しかし、これも氷山の一角。
昨今、あらゆるルートから日本という国の重要機密が漏れ出しているわけですが、この流れは我々国民が今以上に危機意識を持たない限りもう止められない。
フィクションとしてならもってこいの素材ですが、これが現実となるとどうでしょう?
なんともそら恐ろしい話です。
未来への啓示? 祐介と香澄の行く末

元警察官だった祐介の父親は自分の妻の命を守るため命を落としていった。
そんな妻は某国に雇われた元殺し屋だった。
そう、祐介の父親とは母親は殺し屋組織間の抗争に巻き込まれ絶命してしまっていた。
そんな衝撃的ともいえる事実が祐蔵の口を通して語られます。
そこには恐らく壮絶ともいえるドラマがあったであろうことを想像させます。
(機会があったら外伝として描くかも?)
この構図って祐介と香澄にそっくり。
というか瓜二つですね。
このエピソードは二人の未来を暗示したものなのか?
それとも――?
ラスト、散りゆく桜を目に一瞬、何かを悟ったような素振りをみせる香澄。
悲劇は再び繰り返されてしまうのか?
果たして、ふたりの行く末は――?
今後の展開に目が離せません。(笑)

というわけで、如何だったでしょう?
『祖父、襲来!』
面白かったよ!!
って思ってくださった方も、
うーん、微妙だったかなー。
という方も
何これ?意味わかんね。
という方も。
色々な感想、ご意見があったかと思います。笑
それらすべて、さかいにとって貴重な財産です。^^
これからも一人の方にでも多く楽しんでいただける作品作りを心がけていきたいと思いますので、どうか生暖かい目で見守ってやってください。mm
あ、それと是非是非、作品についてのレビューも書いていただけたら嬉しいです!(切実)^^;
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