【決定版】実在する世界の暗器 44選

【決定版】実在する世界の暗器 44選

どうも、さかいです!

皆さんは暗器と聞いて何を想像しますか?

フィクションなんかでは、お馴染みですよね?

日本の忍者を始めとして現代のスパイに至るまで。

古来より暗器は幅広い目的で使われてきました。

今回は、そんな暗器について、ご紹介していきたいと思います。

概要

「暗器械( あんきかい )」とも称される武器のカテゴリーの一つ。
懐などに隠して携行できる、いわゆる隠し武器・仕込み武器のことを指し、日用品を改造、または材質を変更、あるいは別の武器を仕込んだり、衣装などで隠すことにより「一見して武器を持っているように見えない」ようにされ、その目的のため多くのものは小型化や変形機構を有していたりする。

種別

日用品の素材等を変更したもの、例としては喧嘩煙管や鉄笛など日用品に他の武器を仕込んだもの。
武器の名称がつくもの、例えば槍を仕込んだ「仕込み槍」というものや仕込む道具がつくもの、例えば聖書に何かを仕込んだ「仕込みバイブル」など武器を小型化し、衣装や手のひら等に隠蔽可能としたもの。

用途

その利便性から多くが暗殺や護身用として用いられたものの、一部は小型かつ特殊な構造の物が多い為使いこなすにはそれなりの高い技量が必須となっていた。また小型故に武器そのものの殺傷力は低くなるため、それを毒を塗り付けるなどでカバーする事も多い。

主な種類

鉄甲(てっこう)

鉄甲は琉球古武道の武器の一種である。鉄の輪を手にはめて攻防を行う。元々は農耕用の蹄鉄として利用されていた。外の突起を相手に向けて突いたり、切ったりすることができる。種類としては刃物のように先のとがったもの、先が丸く相手を突いたりするものがある。

ナックルダスター

拳にはめて打撃力を強化するための武器の総称。「メリケン」、「メリケンサック」、「ブラスナックル」、「拳鍔」などといった名称で呼ばれることもある。拳による打撃を強化する目的で使用される武器である。指の骨や関節といった弱い部分ではなく 拳に装着した金属部分を使って打撃を行う事が可能である。多くの場合、打撃に使用する金属部分は掌底で支える構造になっており、相手を殴った反動で生じる拳部分への衝撃を最小限に抑えられる。金属製の物は、素手では攻撃した側が怪我を負うような硬い目標物(ハード・ターゲット)を破壊する目的にも使用される。重い(=比重の高い)金属製が多いため「ブラスナックル」と呼ばれることもあるが、真鍮に限らず鉄などの合金製であることが多い。

簪(ジーファー

TVドラマ『必殺仕事人』でも有名。江戸時代、女性の装飾品として有名な簪(かんざし)だが、ときとして護身用、暗殺用の武器としても使用された。

仕込み杖

『座頭市』でも有名。「仕込み杖」は「仕込み刀」の一種で、刀剣を杖に擬装した暗器である。仕込み刀系全般に言える事だが、抜刀していないと分からない程度には隠蔽性は高い。杖自体は誰が持っていても不自然ではないため、洋の東西を問わずこの類の武器は存在し、暗器としての用法の他、緊急時の護身用の武器としても重用されていた。

ソード・ステッキ

仕込み杖の西洋版。オーソドックスに杖の中にある剣を引き抜く仕込み杖(ソード・ステッキ)のほか、杖を振った勢いで刃が飛び出すブランドエストックなどのユニークなバリエーションもあった。

角指

突起針(角)を手の内側に向け、指輪のように装着し、刃で敵の顔面、首、手首、腕、足首などを強く握ると針が肉に食い込んで、敵の動きを封じることができ、平行に2、3筋の傷がつくことで一方の傷をふさぐと他の傷口が開くため、ダメージが大きい。特に体の小さい女性には護身用として好まれた。捕り物では、相手の両手首をつかみ角をくいこませ、相手が痛みでひるんでいる隙に捕縛する。

隠しナイフ

携帯できる小型のナイフ。刃と柄が一体化したフリスク・ナイフ、親指と人差し指で持つラペル・ナイフ、「鷹のくちばし」と呼ばれるスペアの刃を持つサボタージュ・ナイフなどが存在する。

グローブ・ピストル

グローブ・ガン、フィフス・ピストルなどと呼ばれ、正式名称はなかったとされる。銃弾は38口径。手袋をはめて手を握り、手の甲にピストルが乗った状態でプランジャーと呼ばれる銃口の下の突起を標的に押しつけることによって銃弾が発射される仕組み。相手に密着させるため銃声は最低限に留められ、本来の使用目的は護身用であるものの暗殺にも使え、特殊部隊員、工作員らに重宝された。

バックル・ピストル

護身用のベルト型の銃。敵の捕虜になった際などの緊急時に使われた。なお、精度は高くないため使用する場合は非常時に限られた。

石炭爆弾

第二次世界大戦中にアメリカやイギリスの諜報機関やゲリラなどが破壊工作に使用した爆弾である。当時は石炭を燃料とした蒸気機関車や発電所などが数多くあり、これを破壊する目的で石炭そっくりに偽装した爆薬の固まりを使用した。爆薬は火気に触れただけで爆発するニトロセルロースが用いられ、これを固まりにしたものの表面に石炭に見えるように偽装を施して作成した。破壊工作員は石炭爆弾を通常の石炭に混ぜておくだけで良く、警備が厳重な施設に潜入するリスクを冒さずに破壊工作を行えた。この偽装爆弾が蒸気機関車の火室にくべられると爆発して蒸気機関車を大破させ、鉄道の運行を止めたり、発電所のボイラーを破壊して停電を引き起こしたりした現在では石炭を燃料とする重要施設があまりなくなったことから使用はされなくなった。CIAでは石炭爆薬製造キットを配布していたことが公開文書で明らかになった。

グピティー・アガー

15世紀頃からインドで使われた仕込み杖の一種。全長40~60cm。統治者が謁見や演説など行う際、予期せぬ非常時が起こることに備えて携帯した。T字型の柄頭を持つ杖の形状。中に仕込んだ剣は両刃のものが主流。

鉄柱

鉄製で拳で握り、または指にはめて拳よりでた先端を用いて攻防を行う。

鉄拳

使い方はメリケンサックのように手にはめて拳の外側に等間隔に並んだ3鋲の鉄角を向けて握り、敵を打ったり、突いたり、敵の攻撃を払ったりなどに使用する。示指に鉄拳を引っ掛けることで振り回すようにして敵を打って半回転させた後に手の内に握りこんで隠すことで敵の目を欺き、素手で倒したと錯覚させることができる。

スティンガー

別名、シガレット・ガン。全長83ミリでタバコ1本と同じサイズの単発ピストル。22口径ショート弾が装填可能。レバーを引き起こして後ろに押すと、留め金とスプリングが押されてコッキング。再度、レバーを押すと発砲される仕組み。同名で以下の護身用武器も存在する。

毒入りニベアクリーム

毒の仕込まれたハンドクリーム。ポーランドのレジスタンスによって実際にマスタードガスを仕込んで使用された例が存在する。

NRSナイフ型消音拳銃

ソ連が開発したナイフ型の特殊部隊用消音拳銃である。旧ソ連のスペツナズ(特殊部隊)内では、“パラ・トルーパー射撃拳銃”とも呼称されていた。1970年代に開発された特殊な拳銃、もしくは「拳銃弾の発射装置を仕込んだナイフ」であり、潜入作戦に従事していた特殊部隊員が、危機的な状況に陥った際、また敵が油断した瞬間に射殺や牽制することを目的に、ファイティング・ナイフの柄部分に単発の拳銃を組み込んだものである。

タクティカルペン

護身具としての機能を持つペン。アルミニウムなど軽量かつ丈夫な金属で出来ていて先端が尖っている。先端部のみタングステン鋼を用いて硬度を上げているタイプもある。平常時から筆記具として身につけておき、非常時には護身具クボタンとして、また、自動車に閉じ込められた時などの脱出用グラスブレーカー(ガラスを破壊する器具)としても使用できるものである。

アタッシュケースマシンガン

一般的に「コッファー」(ドイツ語でスーツケース、運搬用ハードケースの意味)と呼ばれるアタッシュケースに内蔵されたマシンガン。カバンに入れた状態では狙いをつけられないため曳光弾(えいこうだん)(発光体を内蔵した特殊な弾丸。射撃後、飛んでいく間に発光することで軌跡がわかるようになっている。トレーサーとも言う)が使用された。

暗殺型傘型銃

傘の柄の部分に得物が仕込んである暗器の一種である。「仕込み杖」などと同様に時代劇などでお馴染みの武器の一つである。ほぼ刀の仕込まれた「仕込み刀」だが、創作においてはその形状から銃を仕込む場合もある。実際は、銃を仕込むと持ち歩くには重く、引き金があったらすぐばれる上に簡単に仕込めるものでもないが。1978年には空気銃を傘に偽装したものによって暗殺が行われている。(射殺ではなく弾に仕込んだ毒によるものだが)

猫手

指につけた形が猫の爪に似ていることから猫手と呼ばれる。使い方はそれぞれの指に鋭い爪を装着し、相手に顔、首、腕、手首、足首をつかんでひっかき傷を負わせ、ひるんだ隙に逃げ出す他、毒を爪に塗ることでそれらの部位にひっかき傷の他、痛みが出現し相手にかなりのダメージを与えることができたが、登器としてはあまり重宝されなかった。

手甲鉤(てっこうかぎ)

熊手のようなもので、手の甲に装着するものと掌に隠して装着するものの2種類がある。掌に装着するものは手掌とも呼ばれる。この爪で敵を攻撃する他、刀を受けたりする防具としても使用することもできる。武器として使用される以外は爪を樹木や石垣に打ち込んで上り下りしたりする登器や堅い土を掘ったり、土塀に穴を空けたりする開器としても使用したりする。

忍び鎌

逆茂木の縄を切ったり、鳴子の縄を切ったりする。鎌は生活用具としての側面もある他、もっとも手に入りやすい農具で、所持していても疑われにくく、護身用武器としても使用された。忍び鎌は刃部分が折り畳み可能で仕込み杖の中に鎌を隠していたこともあった。わずか5寸の総鉄製小型鎌に分銅鎖を取り付けることもあり、通常は柄に鎖を巻き込んでおけば隠くすこともでき、いざという時に格闘用の小鎌としても鎖鎌としても使用していた。

袖箭(ちゅうせん)

袖で隠せるサイズの矢をばねで発射する仕掛け。

握り鉄砲

芥砲(かいほう)とも呼ばれる。主に暗殺用として使用している。パームピストルのようなもので、手の掌に収まる大きさの短銃で取手と銃身を一緒に握りこむことで、弾を発射することができる。命中精度は低く射程も短いものの接近戦においては高い効果が発揮される武器である。点火には雷汞水銀と呼ばれる起爆剤を用いた雷汞を使用する。甲州伝の捕方武術には竹筒弾き玉と呼ばれる当身専用の握り鉄砲が伝えられている。同様の拳銃は近現代においても作られている。最初期のパームピストルはフランス人ジャック・ダービーのパテントによりシカゴアームズで生産され、円盤型の銃を握りこむようにして発砲する。アメリカのC.S.シャタック・アームピストルの22口径連発パームピストルは上から握り込んでダブルアクションで発砲する方式を採用している。ガウロイス・パームピストルは引き金の代わりにレバーを握り込む点を除けば通常の拳銃に近い形をしている。近年、注目されたのはスペインのアストラ社が対テロ用に生産したプレッシンで、通常銃器を持ち歩きにくい政治家やVIP用に設計された。棒状の銃は2連発で、途中まで握ると1発目、握りきると2発目が発射できる。

忍び杖

一見、なんの変哲もない杖だが、様々な仕掛けが施されている。第一の仕掛けは杖そのもので敵を攻撃した際、威力が増すよう先端に鉛が仕込んである。二つめは分銅をつけた鎖が仕込んであって、敵をひっかけたり、ぶつけたりできる。三つめは折りたたみ式の刀身が出てくるようになっていて、これを引き出すことによって鎌のような武器に変化できる。四つめは釘状の手裏剣が仕込んであって、振り下ろすと発射することができる。最後は手裏剣と一緒に目つぶしの薬が仕込んである。

バグ・ナク

バグ・ナウは鉤爪に似た形状をしたインドの武器である。ヒンディー語で「虎の爪」を意味するこの武器は、手の内に隠せるほどの小型武器であり、盗賊や暗殺者が好んで使用した。手の平に収まる大きさの鉄板に、鋭い鉤爪が4本あるいは5本ほど伸びている。鉄板の両端には輪っかがそれぞれあり、人差し指と小指にはめて使用する。攻撃する時はまさに爪で引っ掻くように、手の平を相手に向け指先を曲げると、バグ・ナクの鉤爪が指の腹に乗って指先の力を込めることができる。バグ・ナクで引き裂かれた傷は複数の裂傷となり、治癒を困難とする。

枕槍

護身のため枕もとに備えておく槍。

鉄扇

鉄で出来たパーツを用いた扇子の一種、または扇子型の鉄器である。実在、実用された武具としての使用法は閉じた状態で叩く、突く、剣などを受けると言うのが主。鉄扇を用いた「鉄扇術」という武術も確立されている。有名どころでは、新撰組の初代局長、芹沢鴨もこの鉄扇を愛用していた。

鉄笛(テッテキ)

その名の通り鉄で作られた笛で、攻撃を受け止めたり敵を打ちのめしたりする事ができる。 見た目では武器とは判断できないため、一種の隠し武器として近世まで用いられていた。 鉄笛には笛に似せて作られたものと、ちゃんと音を出す事が出来るものが存在する。

微塵(ボーラ)

複数のロープの先端に球状のおもりを取り付けた狩猟用アイテム、もしくは投擲武器。2個あるいは3個の丸石または金属球またはゴムや木の錘を、革紐やロープや鎖やワイヤーなどで繋ぎ、3個の場合は同じ長さの紐で三つ又になるように作る。おもりが石の場合は、皮でくるんで紐を結びつけることもある。

手之内

T字またはF字状の手に握る小型打突武器。

鎖打棒(くさりうちぼう)

鉄鎖に分類されるもので捕具である。分銅が1尺2寸の長い鉄の棒(ナエシ)についたもので、乳切木を小さくしたものである。分銅が安定して振出が簡単となる。両端が棒状になったものと片方が分銅になったものがあり、柄を持って打ち振れば分銅鎖、逆手に持てばナエシ、両手に持って長い鎖で刀を絡め取り、また敵の首や手足を鎖で締め付ける事も出来るため非常に精度が高い。短い鎖の場合は締め付けることができないことから打撃用となり、敵に接近して簡単な捕縛をする道具となった。大きさからみれば婦女子の護身用として使われていた。握りの鉄棒も分銅も八角握りとなっている。

棍飛(こんぴ)

分銅鎖に分類されるもので捕具である。南北朝時代に中国から伝来した。全長4尺。鎖の片側に大きい将棋駒型の分銅が付いており反対側は輪もしくは鉄片となっている。輪もしくは鉄片の中に指をかけることで片手で持ち振り打つことを目的とする。先端に鎌を取り付けることで鎖鎌としても使用された。江戸時代には捕り物においても使われた。

南蛮千鳥鉄(なんばんちどりてつ、なんばんちどりがね)

分銅鎖に分類されるもので捕具である。南蛮一品流で使用されている。単に千鳥鉄、一品流千鳥鉄とも呼ばれる。全長は1尺6寸。鉄筒の先端に厚さ2分の鋭い刃が付いた千鳥型の分銅が付いて分銅に繋がる1尺4寸の鎖が筒の中に収納され鎖の下端部に絹の肩紐が付いている。鎖分銅を収納した状態では1尺6寸程度のなえしとして使われ、鋭い千鳥型の分銅は刃を受けたり敵を切り裂いたりすることができる。鎖を振り回せば鋭い分銅で敵を襲い、全長3尺の鎖武器となり振り回すことにより威嚇する効果がある。

鉄貫(懐剣)

形状は斧に似ており使い方は鉄拳と同じく手にはめて使う。刃がついていないため相手に向けても相手を傷つけることがなく、敵を打ったり、突いたり、敵の攻撃を払ったりなどに多く使用する。鉄貫は正伝長尾流躰術で使われている武器でもある。形状は似ているが、懐剣(かいけん)と呼ばれるものがあり、こちらは刃がついていて晩年の宮本武蔵が自作し護身用として使用していた。

ナエシ

柄の付いた鉄などの棒で、先端に向かって若干細くなる物や、断面を八角形などに加工してあるものもある。護身具として用いられたが、武器としても使用可能。

寸鉄

小さい刃物のこと。寸兵。元来は中国武術や護身具として使われた我眉刺類の暗器のこと。寸鉄器・寸兵器(短い兵器)ともいいこの寸鉄器が転じて小さい刃物と訳された。

峨嵋刺(がびし)

中国武術における暗器や文人の護身具として使われた短兵器(短い武器)である。ほとんどが鍛鉄製の棒状であり、中指にはめる指貫の輪が猿環状(回転する金輪)の構造で棒身の中央部に取り付けられている。この武器を付けた掌で敵刃を受ける他、刺突や点穴・急所を責める・打つことや、骨子や関節などを極めることに用いる。暗器の場合は刺突用に両端に『刺』という鏃状の刺針が付いている。護身具の場合はこの「刺」はなく丸いか角ばっていて打撃を与えるのみで刺突は出来ないようになっているものがありまた正確には「我眉刺」とは別の名称が存在する(伝承する中国武術の流派によってそれぞれ呼称が異なる)。またいざとなったとき隙を突くために鏢のように投げて使ったともされる。

羅漢銭(らかんせん)

縁を削り尖らせた銅銭。

縄鏢(じょうひょう)

鏢と呼ばれる棒手裏剣状の刃物に3–5mの縄がついた武器(索撃類暗器)である。そのまま敵の急所目掛けて投げつける打ち方と、縄を回転させて勢いを付け、一瞬の内に鏢を飛ばして攻撃する打ち方がある。縄が付く事で縄自体を回転させて前後左右どこでも攻撃が出来、一対多数の状況においても縄を何度も手繰って打ち込む事が出来る。

流星錘(りゅうせいすい)

袖に隠せる小型の物が暗器として使われた。

投げナイフ

中国武術では「飛刀」と称される。

クボタン

材質は強化プラスチック製で全長14センチメートル、直径1.6センチメートルの棒。キーリングが付いていてキーホルダーとして使え、紹介写真のように鍵束の携行用具を装ってクボタン本体を腰のベルトに脇差しのように手挟んで携帯する。表面には鍵の束しか出ないので周囲に気づかれずに持ち運べ、軽くて短い棒状のため、不意に暴漢等に襲われた際にも迅速かつ円滑に脇から取り出して反撃できる。鍵の部分で相手に加えた打撃の威力が倍加する事に着目して考案、開発された極めて簡素で合理的な護身用具である。

ミルウォール・ブリック

新聞紙を用いて作る一種の打撃武器である。チェルシー・ブリック(Chelsea brick)ともいう。1960年代から1970年代のイングランドにおいて、サッカー観戦で隠し武器として用いられていた。本来武器とするために作られているわけではない新聞紙は大量に入手することが可能であること、また数枚の新聞紙を丸めて成形するだけであり作成が容易であることから、この武器が広まっていたと考えられている。

さてさて、いかがだったでしょうか?

暗器とはいっても、護身用から暗殺を目的としたものまで実に幅広い種類があることに驚かされますよね。

フィクションにおいては、実用性に疑問符のつく(?)オリジナルの暗器が登場するなど、その魅力は尽きることがありません。

あなたは、どう感じましたか?

参考文献:Wikipedia、pixiv百科事典