【事実は小説よりも奇なり!?】知らなきゃマジでヤバイ!? 武器市場を闇で牛耳る『死の商人』驚愕の実態!!
- 2020.06.18
- 事実は小説よりも奇なり

どうも、さかいです。
皆さんはニコラス・ケイジ主演の「ロード・オブ・ウォー」という映画をご覧になったことはありますか?
今回はそのモデルになったとされる武器商人、ビクトル・ボウトという人物について触れていこうと思います。
※余談ですけど、ニコラス・ケイジって、どうしていつもあんなに困った顔をしてるんでしょうかね?w

武器商人といえば、漫画「ヨルムンガンド」なんかでも描かれていましたよね。^^
2008年、「死の商人」と恐れられた、ある男がタイのバンコクで逮捕されます。
男の名はビクトル・ボウト。

ボウトは旧ソ連の空軍士官出身で、6カ国語を駆使してアフリカや南米のゲリラとも取引していたとされます。
この時のバンコク訪問では、左翼ゲリラ組織のコロンビア革命軍(かの悪名高きメデジン・カルテルとも関係?)とも接触しており、数百万ドルの武器取引が契約寸前だったのだそうな。
此処である疑問が浮かびます。
何故、旧ソ連の軍人が、そのような巨大武器ビジネスに手を染めるようになったのか?
商才のあったボウトは、ソ連が崩壊すやいなや、航空機やヘリなど軍隊の兵器を二束三文で入手し、それを世界各地の武装勢力へと売り始めたというわけ。
※実際、崩壊後のソ連の機密管理は驚くほど杜撰で、軍事兵器をはじめとした政府関連の資料に至るまで世界各地に流出していったことは周知の事実。
ボウトの活動範囲は広く、アルカイダやタリバンとも連携。

1回で50機以上もの航空機を大量に密輸したり、ボスニア・ヘルツェゴビナからイラクへ合計20万丁ものライフルを密輸するなど、武器商人としての手腕を広く発揮したのだそう。
アフリカの内戦地、リベリアで紛争が悪化し、アルカイダやタリバンが暗躍するようになった背景にはボウトの働きが大きかったとの見方もあります。
ボウトのやり口は、特に複雑でも何でもなく至ってシンプル。
古い航空機を安く仕入れ、その中に同じく安く仕入れた武器を満載する。
んでもって、客に売りつける際には値段をつり上げ、大きく稼ぐというわけですね。
最近、話題になったマスクを爆買いした転バイヤーと手口はまるで一緒。(笑)

世界を股にかけた武器商人、ボウトの活躍は地球中に響き渡り、国連の報告書やアムネスティ・インターナショナルの報告にも名前が挙がっているのだとか。
未だ彼の出所を心待ちにする世界のゲリラ主導者も多くいるとかいないとか。
さてさて、いかがでしたでしょうか。
一見、武器商人なんて、我々日本人にとっては縁遠いとも思える存在ですが、世界の火種の裏には彼らのような『死の商人』たちの暗躍が少なからず関係しているのも、また事実。
果たして、これを対岸の火事と捉えるか。
それは、あなた次第です。(笑)
※参考文献『世界のスパイ大百科 実録99』より
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