リアル幽霊屋敷!? ウィンチェスター・ミステリー・ハウスの怪奇!

リアル幽霊屋敷!? ウィンチェスター・ミステリー・ハウスの怪奇!

どうも、さかいです!

皆さんは幽霊屋敷と聞いて何を思い浮かべますか?

某ネズミの王国のホーンテッドマンション?

それともホラー映画でしょうか?

今回、ご紹介するのは、なんと本物の幽霊屋敷です。^^

ウィンチェスター・ミステリー・ハウスとは?

ウィンチェスター・ミステリー・ハウス(以下、ウィンチェスターハウスに略)はかつて38年もの間絶えず建設がつづけられており、呪われているという噂があります。

屋敷はその昔、銃のビジネスで成功を収めた実業家ウィリアム・ワート・ウィンチェスターの未亡人、サラ・ウィンチェスターの個人邸宅でしたが、現在は観光地と化してます。

このサラ・ウィンチェスターの指示の下、38年後の1922年9月5日に彼女が死亡するまで、実に24時間365日、屋敷の建設工事が続けられました。

屋敷はその巨大さと設計の基本計画が無いことでも有名です。

一般に信じられている話によると、サラ・ウィンチェスターは屋敷がウィンチェスター銃によって殺された人々の霊によって呪われており、それらが邸宅内で及ぼすと予想した霊障からいつでも逃れる為の隠し部屋・秘密通路をひたすら増築し続け備えておく事しか方法がないと妄執していたとされています。

屋敷はサンノゼの525 サウス・ウィンチェスター通りに位置しています。

経緯と発端

1866年に娘のアニーを、そして1881年に夫を亡くし、深い悲しみに暮れ慰みを求めていたサラ・ウィンチェスター。

その後、彼女は友人のアドバイスにより霊媒師の助言を求めます。

通説によれば、「ボストンの霊媒師」の通り名で知られていたこの霊媒師(胡散臭ぇ~(笑))が、ウィンチェスター家が代々製造してきた銃が多くの人々の命を奪ってきたため、一家にかけられた呪いが存在するとサラに告げたのだといいます。

さらに霊媒師は、銃のせいで幾千という人々が死に、彼らの魂がいま復讐の機会を求めているのだと告げたのだとか。

異論はあるものの多くの人々から信じられているところによると、ボストン霊媒師はサラ・ウィンチェスターに、コネチカット州ニューヘイブンにある自宅を出て西へ旅立つことを告げたといいます。

加えて、

「アメリカ西部へ行き着いたその場所へ、あなた自身とその恐ろしい銃で亡くなった人たちの霊のために家を建てなさい。家の建設を止めてはなりません。あなたがもし建て続ければ、あなたは生き長らえるでしょう。もし止めれば、あなたは死んでしまうでしょう」

と伝えたとされます。

この物語が本当かどうかは定かではないが、サラ・ウィンチェスターは実際に西へと引っ越し、カリフォルニア州へ定住して彼女の屋敷の建設工事を開始。

夫の死により、サラ・ウィンチェスターは2千万ドル以上の財産を相続します。

また、彼女は銃器製造会社のウィンチェスター・リピーティングアームズの50パーセント近い所有権を受け取り、概算でも1日につき千ドルの収入があったと考えられています。(羨ましいけど羨ましくもないような。^^;)

こうして蓄えられた莫大な資産によって、彼女は屋敷を増築しつづけるための資金投資が可能となったのだそうな。

ウィンチェスター・ミステリー・ハウスの詳細

正式名称Winchester Mystery House
住所アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ525 サウス・ウィンチェスター通り
部屋総数160
総面積24,000平方メートル
建物面積72,000坪
階数7階建て

摩訶不思議な設計

更に特筆すべくは、部屋のあちらこちらに隠された仕掛け。

いったい何を考えて、こんな構造にしちまったのか。(笑)

その一部を紹介します。

○天井に突き当たる階段

(引用元:https://www.insider.com/mysterious-bizarre-winchester-estate-photo-tour-2019-10#theres-a-staircase-that-leads-to-nowhere–13

○1階分しか存在しない階段

○開けると壁が出てくる棚

○2階に設置された足場のないドア

更に他には……。

○廊下に収納された馬車
○上り下りするだけの階段
○天井に設置されてる手すり
○床に窓、屋根
○細すぎる廊下
○急カーブの階段
○ドアノブ不在のドア
○部屋に床がないetc…

また、ハウスには、サラ・ウィンチェスターの信条や、悪意のある霊魂を寄せ付けないよう没頭していたことを反映する独特な特徴が。

特に彼女が幸運をもたらすと考えていた数字の13とクモの巣のモチーフは、屋敷中に表れています。

例えば、輸入物の高価なシャンデリアにはもともと12個のろうそく立てがありましたが、その後13個のろうそくに合うように改造。

その他にも壁の衣服を掛けるフックの数が13の倍数となっており、クモの巣の模様が施されたティファニー製の窓にも、13色の石が含まれています。

噂される数々の怪奇現象

嘘か誠か。

建築の荒唐無稽ぶりに拍車をかけるかのごとく、なんとこの屋敷。

数々の心霊現象が囁かれているとかいないとか。

その一例が以下。

○ボールが上に向かって転がる
○方位磁石が狂い始める
○勝手にラジオが鳴り出す
○地下室で幽霊が目撃される

う~む、勝手にラジオが鳴り出すのは、そういう機能を搭載してるからなんでないの?なんて個人的には思ってみたり。(だって大富豪だし)

しかし、それ以外は、もし本当だとしたら不気味ですね。(汗)

こういった噂も手伝ってか、ハロウィンや13日の金曜日辺りには、夜間に肝だめしツアーが行なわれることもあるのだそうな。

さてさて、いかがでしたでしょうか?

事業の成功で莫大な財をなしたウィンチェスター家ですが、皮肉にもその事業によって強迫観念に囚われてしまった哀れな大富豪。

そんな印象が拭えません。

屋敷の主、サラ・ウィンチェスターが狂気にとりつかれてしまったのも、ある意味で必然だったのかも知れません。

あなたはどう思いましたか?^^

参考文献:Wikipedia