【世界の秘密結社】『スカル・アンド・ボーンズ』って? その実態がヤバイ!?
- 2022.02.09
- 世界の秘密結社

どうも、さかいです!
皆さんは秘密結社は好きですか?(笑)
ちなみに、さかいは三度の飯より大好きです。w
秘密組織といったらアニメや特撮なんかでは、お馴染みですよね?
なくてはならない悪役といっても過言ではありません。
しかし、そんなショッカーみたいな悪の秘密結社。
実在するといったらどうしますか?(笑)
今回はそんな本当に存在する秘密結社のひとつ。
『スカル・アンド・ボーンズ』
について、ご紹介していきたいと思います。^^
スカル・アンド・ボーンズとは?

スカル・アンド・ボーンズのメンバーたち
中央の机の上にはその名に相応しい骨が置かれている
スカル・アンド・ボーンズ(Skull and Bones、S&B、頭蓋骨と骨)は、アメリカのイェール大学にある秘密結社です。
ウィリアム・ハンティントン・ラッセルと、従兄弟のサミュエル・ラッセルが1832年に設立。
「The Brotherhood of Death」の異名があるとされます。
なお、会員名簿は公開されています。
アメリカを動かす秘密クラブ

スカル・アンド・ボーンズのシンボルマークが入った書類
1920年当時の代表メンバーのリストが書かれている
その目的は構成員同士が協力し合いアメリカ国内での経済的・社会的成功。
週に2回、ニューヘイヴンのクラブストリートのはずれの窓のないクラブハウスで議論をするために集まるとされています。
なお、イェール大学には、他に、
「スクロール&キー」
「ベルセリウス」
「ブック&スネーク」
「ウルフズヘッド」
と呼ばれる結社が存在しています。
1832年、ウィリアム・ハンティントン・ラッセルがアルフォンソ・タフトとその息子ウィリアム・ハワード・タフトとともに設立。
当初は「エウロギアクラブ」という名前でした。
アメリカの大学に複数ある排他的結社の一つで、入会に関する一切が不明であり、ただし唯一、大学の
「新入生の中から15人選出される」
といったルールのみが判明しています。
入会式に関しては、
「新入生がドロレスをする」
「棺桶に入り、初体験などを告白する」
と言われています。
入会者へは高価な振り子時計が送られ、卒業の際には1万6000ドルが送られます。
また、『322』という数字に特別な意味を設けているのも特徴的。
たとえば
「新入生には、322のナンバープレートを盗ませる」
「入会に際し、頭蓋骨と322が描かれ、リボンがかけられた黒い封筒が送られる」
「デモステネスの没年である紀元前322年を基本とし、会員(ボーンズマンと呼ばれる)は同年を紀元1年とするカレンダーを使う」
など。
真偽は定かではないものの、
「ジェロニモの墓を暴いて頭蓋骨を持ち帰った」
「パンチョ・ビリャの頭蓋骨も所有している」
という伝説もあり。
ちなみに、これはジョークの可能性が高いのだそう。(う~ん、ちっとも笑えんw)
そもそもイエール大学は世界でも最高レベルの大学のひとつとされており、これまでに5人の大統領や56人のノーベル賞受賞者を輩出している名門中の名門。
たとえば、2004年アメリカ大統領選挙の2人の候補者であるジョン・ケリー(1966年)とジョージ・W・ブッシュ(第43代大統領。入会時は1968年)が2人ともS&B出身。
また、ジョージ・W・ブッシュの父である第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュ(1948年)や、祖父プレスコット・ブッシュ(1917年)もS&Bのメンバーでした。
プレスコット・ブッシュはS&Bでハリマン家の息子ローランド・ハリマンと出会い、銀行家の道を歩み成功。
その後、2人はユニオン銀行の頭取と社長として、ヒトラーの資金援助者だったドイツの鉄鋼石炭王フリッツ・ティッセンと深い関係を築いていきます。
歴代のCIA長官はジョージ・H・W・ブッシュをはじめとしてスカル・アンド・ボーンズの会員が務めてきたとされます。
その他、ボーンズマンは金融、石油といった産業界の中枢だけでなく、国防総省、国務省などの政府機関にも存在しているといわれています。
スカル&ボーンズは、1856年に「ラッセル信託基金」の名の下に正規の法人格を取得。
ウィリアム・ラッセルがドイツに留学した際、どうやらイルミナティと接触したようで、帰国後にその秘密結社の儀式を真似て設立された経緯があります。
イルミナティとの違いは、スカル&ボーンズはホワイト・アングロサクソン・プロテスタントのみで構成されるという点。
従って、ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントのみで構成された米国版イルミナティと定義づける解釈もあります。
入会条件

スカル・アンド・ボーンズへの入会条件は以下とされています。(会費とかはあるのかな?w)
・入会できるのは冷血なエリートのみ
・年間の入会者は15名様限定
・選考基準はアメリカの由緒正しい名家の子息でエリートであること
・選ばれない者には些かの感情を持たない真の冷血性を持った人間であること
これらの条件をクリアし、一度、入会すれば将来の心配は一切なくなるのだとか。
何故なら、このスカル・アンド・ボーンズの出身者こそが世界を操作してきたといっても過言ではないから。
裏の目的

設立者のウィリアム・ハンチントン・ラッセル
裏の目的は新世界の秩序を作ることだとされています。
スカル・アンド・ボーンズを創設したのは、麻薬貿易会社ラッセル社の一族であるウィリアム・ハンチントン・ラッセル。
ラッセルは1831~32年にドイツに留学し、そこでヘーゲル哲学に出会います。
「世界が安定すれば破壊して新しい秩序を創造する。創造には破壊が必要だ」
ラッセルは、ヘーゲル哲学を通じてこのような理論を導き出します。
そして、伝説の秘密結社イルミナティに感銘を受け、それを模してイェール大学で学生による秘密組織を立ち上げます。
シンボルマークの「322」の文字は、ドイツの秘密結社の第322番支部を意味しているとも。
ラッセルの仲間たちは互いに協力し合いながら、アメリカの政財界や教育界にメンバーを引き上げ、権力の座をスカル・アンド・ボーンズのOBで固めてきました。
彼らの最大の目標が世界秩序の再編であり、世界統一政府の実現だとされています。
ちなみに、この手の秘密結社の噂には必ずついて回る、世界統一政府とは?
簡単にいうと、世界から人種や文化、価値観の壁をすべて取っ払ってしまおうというもの。
要するに世界統一思想(ニューワールドオーダー)です。
元々、国を持たないユダヤ人らが筆頭となって、これらの思想を裏で推し進めていると噂されています。
考察

さて、先述してきたようにOB同士の仲良しクラブといった印象が強めの、このスカル・アンド・ボーンズですが、その実態はどうなのでしょうか?
主な活動内容や組織の実態は明らかになっていませんが、そのメンバーらはCIA長官やらアメリカ大統領やらと大物揃い。
陰謀論ではありませんが、仮に何らかの政治的思想が働いていたとしても不思議ではありません。
確かに最初はただの学生仲間同士の交流を目的とした一種のクラブ活動的な組織だったのかも知れません。
しかし元々、イエール大学は社会的影響力の高い名門大学。
そのOBらが各省庁の官僚、政治家と国を動かすといっても過言ではないポジションへと収まっていく。
そんな中、独自のコネクションやネットワークが形成され、更にそれらが強化されていくのは自然な流れと言える。
このことをどう捉えるか。
ただ、忘れてはならないのは、こういった所謂、一部のエリート層によるコネクションっていうのは、世界中どこにでもあるという事実。
たとえば日本なら東大を出れば東大出身の仲間が増えるのは当然だし、ハーバードを出ればハーバードの友達が増える。
ゼミやクラブ活動なんかも然り。
エリートである彼らは瞬く間に社会の中枢的ポジションへと組み込まれていく。
そうなれば自ずと特権階級のコネクションが出来上がっていく。
『スカル・アンド・ボーンズ』などといった禍々しいネーミングが与えられているだけに、こういった陰謀めいた噂にも発展しやすい側面もあるのかと。
彼らにとってはただの楽しい飲み会のはずが、端から見たら秘密会議扱いされてみたりね。(笑)
しかしながら、火のない所に煙は立たない。
強大な権力の陰には、いつの時代も金と欲がつきもの。
はてさて、真相はいかに?(笑)
参考文献:Wikipedia
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