現代では再現不可能? 世界の失われた技術! ロストテクノロジー5選!
- 2021.05.12
- 事実は小説よりも奇なり

どうも、さかいです!
様々なハイテク機器に囲まれた現代。
そんな現代の最先端技術を駆使しても、再現できない昔の技術があるのを皆さんはご存知ですか?
それらを総称してロストテクノロジー(失われてしまった技術)と呼びます。
今回はそんな世界のロストテクノロジーの世界をご紹介していきたいと思います。
聖ヨセフの階段

聖ヨゼフの階段 とは、アメリカのニュー・メキシコ、サンタフェにある修道院(ロレット・チャペル)にある螺旋階段です。
1873年、ロレッタ教会の着工後、2階へと上がる階段が設計されていないことが発覚。
どんな大工に頼んでも階段を作ることができず、シスターたちが思い悩んでいたところ、ロバを連れた白髪の男が現れ、道具箱、木材、のこぎりのみを駆使して数日で階段を完成。
できあがった階段は内側からも、外側からも一切の支えがなく、普通なら崩れ落ちてしまう構造なのだとか。
100年以上経過した現在も原型は保たれていて、かつては10人以上の聖歌隊が上ってもびくともしなかったという。(イナバ物置!?)
現在でも、この階段の構造は解明できていません。
戦艦大和の主砲

大艦巨砲主義という言葉をご存知でしょうか。
当時の軍艦は大砲が主戦力と考えられており、それを作るまでには鋼材を削り出す加工技術が必要です。
そこで高度な技を持つ選りすぐりの職人が大和の建造に関わっていました。
しかし、皮肉にも技術の進歩と共に、このような巨大な大砲や戦艦を作る必要性は次第に失われていき、職人は勿論、多くの設計図や貴重な資料は、その姿を消していきました。
ギリシア火薬

ギリシア火薬(ギリシアかやく)とは東ローマ帝国で使用された焼夷兵器です。
東ローマ帝国では海戦において典型的にこの兵器が使用され、これは水上に浮いている間ずっと燃え続けて多大な効果を上げました。
この兵器は技術的な優位を与え、東ローマ帝国の多くの軍事的勝利において鍵となる役割を果たしました。
敵対していたアラブ側も無傷で入手するも製造方法がわからず。
絶対に教えるなと歴代の皇帝たちが言っており後世において、再現不可能で製造方法は不明でロストテクノロジーとされます。
その製造方法は東ローマ帝国滅亡と共に永久に闇へと葬られました。
ダマスカス鋼

ダマスカス鋼を用いたナイフ
かつてイスラム教徒の国々では,すぐれた鋼の剣が作られていました。
この剣はダマスカス剣とよばれ、切れ味鋭く、硬く頑丈だったとされます。
イスラム教徒と戦った十字軍遠征の時、西洋人は初めてこのダマスカス剣に出会います。
この剣の刃の表面には「ダマスク」や「ダマスコ細工」と呼ばれている波形模様が見えるのが特徴でした。
美しく丈夫なダマスカス剣は西洋の王侯貴族の憧れでしたが、剣を故郷に持ち帰り細かく調べても、ダマスカス剣を復元できませんでした。
剣がつくられていたダマスカス(現在のシリアの首都)でさえも、200年ほど前にその製造技術が失われてしまったといいます。
高品質のダマスカス刀剣が最後に作られた時期は定かではないものの、おそらく1750年頃であり、低品質のものでも19世紀初期より後の製造ではないと考えられています。
現代でも再現しようと様々な試みがされているようです。
日本刀

現在、わたしたちがたまに目にする日本刀は実は本物ではありません。
本物ではないというと語弊がありますが、戦国時代や江戸時代に使われていた刀とは似て非なるもの。
現代の日本刀は、あくまでも工芸品や美術品といった括りであるため、当時、人を斬ることを目的としていた刀とは根本的に構造や材質が異なっていました。
当時のクオリティーを再現しようとする試みがあるも、その出来映えには遠く及ばないようです。

さてさて、いかがだったでしょうか?
今回、ご紹介したのは、あくまで氷山の一角です。
あえて捨てた技術、失ってしまった技術、封印してしまった技術、歴史の闇に埋もれてしまった技術。
一言でロストテクノロジーとはいっても様々な理由があることに気づかされます。
それにしても昔は当たり前のように使われていた技術でも、それを現代で再現できないなんて何とも驚きですよね。
もしかすると現代の技術の方が、昔よりも勝っているという常識は単なる我々の思い込み。
錯覚なのかも知れません。(笑)
皆さんはどう感じましたか?
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