許せるッ! 東映版、和製スパイダーマンの凄さ 7選!

許せるッ! 東映版、和製スパイダーマンの凄さ 7選!

どうも、さかいです!

皆さんはスパイダーマンは好きですか?

格好良いですよね!^^

さかいも大のスパイダーマン好きでマーベルの映画は結構、観てます。(全部観てるわけではないw)

さて、そんな皆、大好きスパイダーマンですが、実は我々の国、日本でも実写化されていたというのは、ご存知でしょうか?

今回は、そんな和製スパイダーマン(の凄さ)について、ご紹介していきたいと思います。

概要

東京12チャンネル(現・テレビ東京)の水曜日19:30 – 20:00枠で、1978年(昭和53年)5月17日から1979年(昭和54年)3月14日に掛けて、全41話を放送。

スパイダーマンはマーベル・コミック社が保有するキャラクターだが、東映は本作を放送していた当時、同社とキャラクター使用契約を交わしていた。

ただし、ドラマの設定やストーリーはほぼドラマのオリジナルになっている。

東映とマーベル・コミックの「3年間にわたり、お互いのキャラクターを自由に使用してよい」という契約により生まれたのが、本作である。

それにしたがってスパイダーマンのキャラクターを使用しているが、設定や物語は東映が独自で創作している。

スパイダーマンが単身で戦うだけでなく、巨大ロボット・レオパルドンに乗り込んで戦うという設定をはじめ、悪役側の組織構成やブレスレットの操作による変身描写など、多くの要素は後年の「スーパー戦隊シリーズ」に引き継がれていった。

評価・影響

本作品は巨大ロボットの登場や社会派ドラマなどから人気となり、当時の東京12チャンネルでは上位となる平均14パーセントの視聴率を獲得。

翌年、東映はこの路線を発展させて『バトルフィーバーJ』を制作し、『秘密戦隊ゴレンジャー』及び『ジャッカー電撃隊』では使用されなかった巨大ロボットがスーパー戦隊シリーズとして定着することとなった。

日本側スタッフの発案によって生まれたレオパルドンは超合金をはじめとしたトイフィギュアとして商品展開が行われ、子供向け特撮作品の玩具としては当時史上空前と言われる大ヒット商品となり、番組の商業的な成功をほぼ一手に引き受ける格好にまでなった。

その後のマーベルとの提携で制作された初期のスーパー戦隊シリーズにおける巨大ロボットの登場も本作品の影響があったとされる。

原作者のスタン・リーは、原作のスピード感と同じアクションやレオパルドンを好意的に評価した[21][注釈 11]。リーは「世界各国でスパイダーマンが製作されているが、その中でも日本版だけは別格だ。

レオパルドンは別として…。」とのコメントを残しているが、レオパルドンに関して「とてもカッコいいロボットだった」ともコメントしている。

また、マーベル・コミックのエージェントだったジーン・ペルクも、当初はレオパルドンの存在に抵抗感を示していたが、2、3か月後には好意的に評価している。

マーベル・コミックのテレビ製作部門であるマーベル・プロダクションズの会長だったマーガレット・ローシュは、この東映版『スパイダーマン』を米国ネットワークに売り込もうとしたことがあったという。

ローシュは後に全米ネット局『Foxチルドレンズネットワーク』の初代社長に着任し、このことが『パワーレンジャー』の放送のきっかけとなった。

著作権者との契約が切れたため、後年、全話ソフト化するまでの間、再見を難しくさせた。

ストーリー

オートレーサーの山城拓也は、高名な科学者の父を研究成果の悪用を目論む異星人のモンスター教授に殺された。

故郷を滅ぼされて教授を追って来たが力尽きたスパイダー星人・ガリアから、蜘蛛の能力を与えられて、超人・スパイダーマンとなり、仇である教授が率いる鉄十字団と戦う。

ここが凄い!

ちょいちょい笑かしにくるOP

OP開始早々、のっけから聞こえてくる

アーーーーーーーーーーーーーー!

の叫び声。

この声が完全に掘られたときの断末魔。

そして途中、差し込まれる

埼玉!』

チェンジ、やっぱうどん!

の空耳。

(英語訛りのため、単にそう聞こえるだけであって、恐らくは『スパイダーマン!』と『チェンジ、レオパルドン!』と言ってるものと思われる』)

しかしながら、無駄に格好いいBGMに哀愁を感じざるを得ません。(そして何故か歌が3番まである)

変身時、チャックは自分で閉める

主人公、山城 拓也やましろ たくやはスパイダーマンとして活動する際、スパイダープロテクターという強化服を身につけます。

これが、所謂、変身スーツにあたります。

なお、マーベルの原作にある「目出し帽付き全身スーツ」ではなく、普段はスパイダーブレスレットに収納されています。

装着時には一瞬で射出されて拓也の体を覆った後、背中側の両肩に渡るファスナーを閉めると変身が完了。

仕様上、仕方がないとはいえ、最近のヒーローは全自動の変身が多いため、なんともシュールな絵面です。

やたら、しつこい決めポーズ

登場時、名乗りを上げるのは、もはやヒーローもののド定番。

ポーズを決めての彼らの名乗りは欠かすことはできません。

しかしながら、このスパイダーマンの名乗り方はちょっと変わってて、

『地獄から来た男!』

『世界格闘技一位の男!』

などなど、いちいち『○○の男!』と名乗らなければ気が済まないのが最大の特徴。

そして、しつこいくらい角度を変えてのカメラアングル。

左!

右!

上!

そしてラストはプリケツ!

みたいな順番でアングルが変わります。

しかもスパイダーマンである以上、やたら高いところにいなくてはいけないという謎ルールがあるようで、そのロケーションは、ゆらゆら揺れる吊り橋に始まり、酷いときには鉄柱の上に逆さで宙吊り(当時はCGとか無いからガチで吊るされてる)などなど、多く散見されます。

巨大ロボが出てくる

いまや戦隊ものには欠かせない巨大ロボ。

なんと、このスパイダーマンにも巨大ロボが登場します。

その名は

レオパルドン

※劇中ではちょいちょい、呼ぶときに『ゲロッパうどん』に聞こえる。

敵側も巨大化するため、その対抗策としてスパイダーマンもレオパルドンに乗り込みます。

そして最も凄いのが、その武器のほとんどが、ほぼ飛び道具というところ。

尺が足りない都合なのか、それとも大人の事情のせいなのか、丸腰の敵に向かって、これでもかというくらい飛び道具を浴びせます。(まさに地獄から来た男)

で、いよいよ必殺技。

巨大な剣を出して斬りつけるのかと思いきや、その剣まで敵に投げつけるという暴挙に。

僅か数分で敵は爆発。

レオパルドンの駆動音が、完全にお腹を下したときの音なのもご愛敬です。

変な車に乗ってる

昨今、乗り物もヒーローものでは定番といえますが、このスパイダーマンも例の漏れず。

なんと車に乗って移動します。

手から糸を射出してマンハッタンの街をビュンビュン飛び回ってる本家の姿からは考えられません。(まあ、時代が時代というのもありますが。。^^;)

しかも、このデザインが絶望的にダサい。(笑)

蜘蛛に似せる気が全然ないというのも凄いです。

たわけた歌

組織の首領である、モンスター教授自らが『殺人ロック』で人類を支配しようと提案します。

怪人を歌手に化けさせアジトで歌を披露。

その際、アマゾネス(女幹部)に

『こんな、たわけた歌!』

と一蹴されてしまいます。

なのですが、その後、曲は異例のミリオンヒットに。

ストーリーの随所に散りばめられた『空耳』

この作品の最大の特徴は劇中の随所に散りばめられている空耳。

許せるッ!(許せん!)

マシーン・デブ殺し!

ほっ、いつの間に!

わたしの両親がエルシャダイ!(わたしの良心が許さない)

などの数々の名言(空耳)が飛び出します。

※動画参照

確かにどころどころ、そう聞こえるようなシーンが多く確認できます。

もしかすると当時の録音技術の低さやフィルムの劣化、元々の俳優さんたちの滑舌の不明瞭さ(?)等が影響しているのかも知れません。

数年前、ネット界隈でも話題になりました。

さてさて、いかがだったでしょうか?

日本版のスパイダーマンがあったなんて意外だし驚いた方もいたのではないでしょうか。

実写以外にも池上遼一さんが漫画化していたりと、その人気ぶりは、まさに国内外問わず。

ジャンルの垣根を越えて、現在でも世界中で愛され続けています。

あなたは、どう感じましたか?^^

参考文献:Wikipedia