FBI? CIA? 突如、ネットに現れた謎の暗号『Cicada 3301』とは? 考察も
- 2021.08.15
- 事実は小説よりも奇なり

どうも、さかいです!
皆さんは暗号は好きですか?
身近なところではクロスワード、スマホアプリ、脱出ゲーム。
意外にも世の中は暗号で溢れかえっていることに気づきます。
さて、そんな暗号ですが、ネットに突如として姿を現した暗号があるのを、ご存知でしょうか?
この暗号は未だ多くの謎を残したまま世界で物議を醸し続けています。
その名も『Cicada 3301』。
今回は、そんな『Cicada 3301』について個人的な考察も兼ねて、ご紹介していきたいと思います。
Cicada 3301 1とは?

Cicada 3301 (シケイダ3301)とは、暗号解読者もしくは言語学者を一般から募るため、3回にわたって一連のパズルを投稿した組織に付けられたニックネームである。
1回目のインターネット上でのパズルは2012年1月4日に匿名画像掲示板の4chanで始まり、約1か月間続いた。
2回目は1年後の2013年1月4日に再び4chanで始まり、3回目は2014年1月4日にTwitterへの新たなヒントの投稿が確認された後に始まった。
表明された目的は、一連の解読されるべきパズルを提示することによって「高度な知的能力を持った人物」を募ることであった。
2015年1月4日には新しいパズルは公開されなかったが、2016年1月4日に新しいヒントがTwitterに投稿された。
このパズルはデータの機密保護、暗号理論、ステガノグラフィーに重点を置いている。
シケイダ3301は「インターネット時代における最も複雑でミステリアスなパズル」と呼ばれ、「インターネットの最も不気味な未解決ミステリーのトップ5」の一つに挙げられており、その役割については様々な憶測が存在している。
多くの者がこのパズルはNSA、CIA、MI6、サイバー傭兵グループの人材採用ツール、または「フリーメイソンの陰謀」だと推測している。
また、代替現実ゲームであるという意見もある。
しかしながら手柄のために名乗り出たり、収益化を試みた団体や個人は存在しない。
投稿された目的は?
表明されているパズルの目的は「高度な知的能力を持つ人物」を募ることであるが、最終的な目的は不明のままである。
シケイダ3301は暗号理論、プライバシー、匿名性の向上を目標に掲げる秘密結社であるという意見もある。
ある者は、シケイダ3301はカルトや宗教団体であると主張している。
2012年のパズルを解読した数名の発言によると、3301は通常はパズルによらない募集方法を用いるが、暗号理論とコンピュータセキュリティのスキルを持つ候補者を探していたため、セミ(シケイダ)のパズルを作成したとされる。
解読は?
正体不明の人物がパズル解読の全行程を完了したと申し立てたが、組織による検証がなされることはなく、申告した人物は情報提供に協力的ではなかった。
最初の2012年のパズルはマーカス・ワーナーによって解読されたと言われている。
彼によると、パズルを解読した者は情報公開、オンラインでのプライバシーと自由、検閲の排除への支持について質問された。
この段階で満足のいく回答をした者はプライベート・フォーラムに招待され、グループの理念を進めるためのプロジェクトを考案し完遂するよう指示を受けた。
ワーナーは一般的な暗号解読法を用いたが終えることができず、そのウェブサイトは削除された。
関与を疑われる組織
ハッカー集団説
チリのロス・アンデス県当局は、シケイダ3301は違法行為に関わる「ハッカー集団」であると主張している。
シケイダ3301はこの主張に対しPGP署名付きの声明を出し、違法行為への関与を否定した。
2015年7月、自らを「3301」と称するグループが、全米家族計画連盟をハッキングしたという声明を出したが、このグループとシケイダ3301は無関係と思われる。
後にシケイダ3301は「このグループとは全く関係が無く、彼らが私たちの名前、数字、シンボルを使用したことを許容しない」という内容のPGP署名付きの声明を出した。
その後このハッカー集団は、シケイダ3301とは無関係であることを正式に発表した。
カルト宗教説
このグループが悪評を得て世間の注目を集めると、シケイダ3301の一連のパズルは人々をオカルト主義に導くもの、あるいはカルトへの勧誘だと主張する声が高まった。
また、シケイダ3301のパズルは西洋秘教伝統や秘教学校における悟りの旅が現代的かつ技術的になったものであるという意見もある。
与えた影響
2014年、アメリカ海軍は人材採用のためにシケイダ3301を基にした暗号パズルを公開し、これを「ダイオウイカ計画」と呼んだ。
2014年9月30日に放送されたテレビドラマ『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』の「オウムガイ」 というエピソードでは、シケイダ3301に非常によく似た世界規模の暗号パズルが登場。
タイトルが示す通り、セミのロゴの代わりにオウムガイの画像が用いられる。
『Person of Interest』のクリエイターであるジョナサン・ノーランとプロデューサーのグレッグ・プレイグマンはインタビューで、
「このエピソードの底にあるテーマには特に興味をかき立てられた。インターネットでシケイダ3301を調べて、この非常に興味深いコンセプトを私たちのドラマにつながるよう、さらに大規模なストーリーに仕立てた。」
と語っているように、このエピソードはシケイダ3301にインスパイアされている。
最終的に、ドラマの第4シーズンの主要な敵として登場する悪意を持った人工知能であるサマリタンが、工作員を採用する手段としてこのゲームを作ったことが暴かれる。
考察

まず、このパズルを考案した個人ないし組織は、かなりの頭脳派であることは間違いないでしょう。
特に機密保護、暗号理論、ステガノグラフィーに通じていて、自らの知性をアピールしたいがための愉快犯のようにも思われる。
それとも自らの頭脳を試してみたかったか。
この愉快犯説を推すのであれば、自分の作った問題を誰が解こうと関係はなく(解かれるかどうかが問題)最初から拘りがないのではないかと推察できます。
いずれにせよ、問題が誰かしらに解かれた時点で目的は達成されたことに。
マーカス・ワーナーなる人物が問題を解いた後、サイトを閉鎖。
消息を絶っているのも説明がつきます。
あと考えられるのは、やはりどこかの国の何かしらの機関説。
通常の方法では集められない人材を発掘するためのリクルート手段。
世界でも一握りの人間にしか解けない問題を提示してくる時点で、その志の高さが窺えます。
宇宙関連や諜報、軍事機関、研究機関、民間企業の線も考えられるでしょうか。
もしかすると問題を解いた人物を、どこかで秘密裏にリクルートしているのかも知れません。

さてさて、いかがだったでしょうか。
ネットに突如として姿を現した謎の暗号。
ロマンがあるし、思わず厨二心をくすぐられた人も多かったことかと思います。
創作にかかわっている人間からしたら、それこそ涎が出るくらいの題材なのではないでしょうか。w
わたしは間違いなくネタにすると思います。(笑)
まさに事実は小説よりも奇なり。
あなたは、どう感じましたか?^^
引用:Wikipedia
-
前の記事
【告知】懲役警察 B Side Diary『その男、逆襲につき』 Kindleにてリリース中! 2021.08.14
-
次の記事
【告知】【新作スケジュール】9月以降の作品リリース 2021.08.16