【物作りをする全ての人へ】創作におけるオナニーかオナニーじゃないかの境界線って?

【物作りをする全ての人へ】創作におけるオナニーかオナニーじゃないかの境界線って?

どうも、さかいです!

突然ですが、よく映画やYouTube、小説や漫画なんかを観た人が『単なる作者のオナニーじゃん』とかいうあの言い回し。

あれって皆さんはどう思われますか? いや、どう感じますか?w

え? 何も感じない? そうですかw

実を言うと筆者は割と否定的です。

基本、創作って何でもオナニーなんじゃないでしょうか。(笑)

人がオナニーと思うかどうかなんて結局は結果論的なとこあるし。

大体、余計なお世話。w

要は、そのオナニーにどれだけの人が付いてきてくれるか。一緒に付き合ってくれるか。そこに尽きるのではないかと。

作者と同じアンテナを持っていて、同じ琴線に触れる人がどれだけいるか。

それが多ければ多いほど俗に言われる“ヒット作”になるのではないでしょうか。

逆に誰も付き合ってくれなければ、それは“単なる独りよがりの作品”と呼ばれ烙印を押されてしまう。

つまりどれだけ多くの人に“共感”してもらえるか。

それがオナニーか否かの分かれ道になるのではないかと筆者は考えます。

どんな作品も基本は皆、ひとつのアートだし芸術なわけです。

いちいちピカソやゴッホが、みんなどんな絵が見たいんだろう? どんな絵を描いたら売れるだろう? とか考えながら筆を走らせていたとは思えません。w

これだ! これが俺は書きたいんだ! と熱い思いを馳せながら白いキャンパスに自身の丈をぶつけていたのではないかと想像します。

その結果は皆さんの知っての通りです。w

まあ、今のは極端な例ですが(笑)

でも、よく成功した方々が言ってるじゃないですか。

ユーザーから何を求められているか、よく研究し耳を傾けることが重要だ! なんて。w

あんなことを言ってますが、彼らが注目されるのには、それ以外にも必ず何か理由があるはずです。ビジュアルだったり内容だったり斬新さだったり。

それがさも成功した秘訣のように言ってますが。^^;

まあ、それはさておき、あれってどうなんでしょうかね。

いや、わたくしごとき底辺作家が大成功をおさめた先生方に意見するなんて、恐れ多い話ですがここは遠慮なく言わせてもらいます。(笑)

確かにユーザーの顔色を伺ってさえいれば、それなりの人気や立ち位置にまでは上れるかも知れませんし、それなりの固定ファンもつくかも知れません。

それが重要ではないなんて一言も言う気はありません。ないがしろにしろとも。

でも、それなりとは所詮、それなりです。

それ以上でもそれ以下でもない。つまりはそこで終わり。

第一、そんなことをしていて何が面白いんだろう? 人に媚びて顔色窺って。

自分自身が楽しまなければいい作品は生み出せないし作れない。

そうすることこそが、多くの共感を生む唯一にして絶対の方法なのではないでしょうか。

それが作業や苦行になってしまっては本末転倒というもの。

その時点で既にその作品は死んでしまっていると言えるのではないでしょうか。

他人の意見ばかりを尊重してしまっていては、その人個人の持つ良さや独創性が薄れてしまいます。

それに誰かの要望や意見に添うだけでは、オンリーワンの作品は決して生み出せませんし、頭一つ抜くことはできないでしょう。(人の意見を取り入れたからといって必ずしも成功するわけじゃないですしね。それができてりゃ皆やってるしw)

もっとも『普通に人気がでればいいや~』とか『いや、まず売れることが先決だ!』と考えてる人は話は別ですが。もしくはそれ自体を商売、生業としている方とかね。

その手の方々はむしろ積極的に研究すべきです。w

ここで言ってるのはあくまで創作そのものに関してです。

つまり言いたいのは“希少性”でしょうか。オリジナリティ。

その辺の石ころになって満足するか。それとも唯一無二のダイヤになりたいか。

モブで満足するか。主人公になりたいか。俺か俺じゃないか(笑)

言うまでもなく“それなりの作品”には他に代わりはいくらでもあるわけです。故にユーザーは特にその作品に固執する必要もない。

考えてみましょう。そこにどれだけの価値があるか。

結果は歴然ですよね?w

筆者としては何も人の意見なんて関係ねぇ! 我が道を突っ走れ! と言ってるわけではありません。

時には立ち止まって誰かの意見に耳を傾けてみるのもいいでしょう。

そうすることで今まで考えもしなかった自分の欠点や長所に気がつくことがあるかも知れないし、とんでもないアイデアが降って沸いてくるかも知れません。

自分が受け入れられる意見、そうだと思い納得できる意見についてはむしろ積極的に取り入れていくべきです。反面教師も含めて。

要するに、それが全面に出てきてしまっては駄目だということです。

放映当時、視聴率低迷で打ち切りになったある作品があります。

そう、今となっては誰もが知る大人気アニメ『機動戦士ガンダム』。

当時の制作陣の方々が残した言葉にこんなのがあります。

『既存の成功例を追わないことが圧倒的な作品を生む唯一の道である』