【自著について振り返ってみる】個人的に好きな作品&ぶっちゃけ反省してる作品(笑)
- 2020.09.17
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どうも、さかいです!
作品を書き始めて実に7年近く経過するわけですが、特に○○周年記念!みたいな企画を
やったりするわけでもなく。w
今、数えてみたら地味にもう30作品ほど書いてるんですね。。^^;
全然、意識してるわけでもないので改めてびっくり。
でも、まだ30作品しか書いてないんだーって感じでもあります。
個人的には50作品くらい書いてからがスタートだと思っているので。w
まあね、こんだけ色々なお話書いてると、あーあの作品はよかったなあとか、逆にあの作品は駄作だったなと自分なりに出てくるわけですね。
勿論、当時は持てるだけのベストの能力を使って執筆しているわけですけど、やっぱりどうしても出来不出来みたいなのは出てきてしまう。
全部が全部、良作というわけにはいかないのが実情なのです。^^;
自分は尾田栄一郎さんでも富樫義博さんでもないので。w
常に傑作を生み続ける天才には程遠いわけです。
とはいっても、どの作品も自分が腹を痛めて生み出した我が子も同然。
特にシリーズ作品として未だ書き続けてる『懲役警察』シリーズには思い入れも一入。
未だ何故、このシリーズを書いているのかというと、他に書きたいと思えるほどの媒体が思いつかないだけというのと、まだまだ書き切れてないエピソードがあるから。
それだけ本作品には思い入れもさることながら可能性を感じているのかも知れません。^^;
絶対に面白くなるという自信もね。
それに何より有り難いことに、それなりに読んでくださる方もいらっしゃるようなので、そのことがモチベーションにも繋がってる。
こうなったら一人でも作品を読んでくださる方、楽しんでもらえる方がいる以上は永遠に続けたいなとね。w
ネタが枯渇することは恐らく無いと思いますし。w
というわけで、今回は、これまで書いてきた自著について。
個人的にお気に入りの作品、反省してる作品(笑)を選んでいこうかと。w
お気に入りの作品
第5位 懲役警察 B side diary 戦火のモノクローム
自信の割にはあまり読まれなかった不遇の作品(笑)
ミッシェルさんを主役に添えて、内戦の続くミャンマーを舞台にした意欲作です。
個人的には実質、真の主役(?)である戦場カメラマンのカメラのファインダー越しに見る戦争の悲惨さ、それ以上にミッシェル・ボマーという元テロリスト捜査官の非情さみたいのを比較的、上手く描けたのではないかと思っております。
勿論、自分は内戦の続く国には行ったことなどないし、知り合いにいるわけでもない。
なので、どこまでリアリティーを追求できたかはわかりませんが、時に想像はリアリティーを超えることだってあると自負しております。
ミッシェルという少し残忍とも思える、この異色のキャラクターが戦争を知らない我々、日本人にとっての象徴になっているような気もしてます。
少しせつない雰囲気で終わるラストも個人的には気に入ってます。^^
第4位 HOLE
わたしにしては珍しく(?)完全なるショートショート作品。
ど派手な演出も漫画みたいなキャラクターも出てきません。^^;
これまでの作品を読んでくださってた方々には少し異色とも思われる作品かも。
かなり初期に書き上げた、『ある奇術師の死』という作品も個人的には気に入ってるのですが、こちらの方が綺麗にまとまっているのではないかと。
わたしの好きな映画の中に『CUBE』という名作があるのですが、あの映画に強くインスパイアされました。w
(未見の方は是非、観てみてください! 超が付くほどの大傑作です)
それと以前から『穴』というテーマに面白い作品が書けないかと思っていた末、ようやく形に出来た思い出深い作品でもあります。
他にもショートショートでは書きたい作品が渋滞を作っているのですが、こちらは需要次第でしょうかね。。^^;
第3位 懲役警察 B side diary 9番目のターゲット
本シリーズの中では群を抜いてハードボイルドタッチだったエピソード。
比較的、最近というか、つい先月に書いた作品ですね。w
“狙撃”というテーマで、どれだけ掘り下げることができるか。変わったことができるか。
これがひとつのキモでした。
ありえないような手法でヒロインである香澄が標的を仕留めるわけですが、そこから更に二転三転と引っ繰り返る展開は我ながらにしてやったりと。w
多分、オチに関してのみ言えば前人未踏なのではないでしょうか。(なんつってw)
同時にラスト、何処か皮肉めいた香澄と志来くんとのやり取りも面白く描けたのではないかと思っております。
第2位 懲役警察 B side diary 天使の休息
香澄のアウトローぶりが遺憾なく発揮されたエピソード。
ひとりのガンマンとしての彼女の活躍がエピソード全体に散りばめられています。
どれだけ元殺し屋である彼女が愛銃にこだわっているか、それを調整する彼女同様、引退したガンスミスの老人とのやり取り。
その辺り味があって個人的には気に入ってます。^^
クリント・イーストウッド監督の『許されざる者』にインスパイアされたことはナイショ。(笑)
これまで本当の意味に眠ったことがないと豪語する彼女が、ラストになって志来くんの隣で寝言を発するのが印象的でした。
第1位 懲役警察 A crime files ニューヨークより愛をこめて
『A crime』シリーズになって第一弾ということになるでしょうか。
現役の殺し屋だった頃、香澄が手がけた標的の息子が復讐のために連続殺人事件を引き起こすというエピソード。
CIAの陰謀なんかも関係してきて、サスペンス要素と殺し屋というテーマとが上手いこと合致した作品。
同時に本シリーズにしか発揮できない持ち味というか醍醐味でもある。
劇中の銃撃戦も敵側の視点で、香澄の射撃能力の凄みに拍車をかけてる。
ラスト、彼女が敵の命を意図して奪わなかったのか否か分からない点も、個人的には面白い演出だったのではないかなと思ってます。← 最後は読者の判断に委ねる系の展開が大好きな奴。w

ぶっちゃけ反省してる作品(笑)
第4位 懲役警察 2巻 ダブルイミテーション
まだ初期の頃の作品。w
“絵画”をテーマにした連続殺人事件が起こるのですが、真犯人を巡って、その立場が本命の容疑者と本作の主人公であるリンとで揺れるという。
どちらが犯人かわからないという演出を盛り込んだ上で“キャスパー”なる大物の黒幕も登場。
とはいえ、中途半端な感も今となっては否めず。
若気の至りというか、もう少し何とかなったんじゃねーかという反省の色が。w
今でもたまに読まれているようなのですが、それを知る度にすまねえという気になってます。(笑)
勿論、当時は最善を尽くした作品だったので、その頃は今にはない面白さがあったのかもと信じ、あえて手直しすることはしてません。^^;
第3位 懲役警察 3巻 冥界の黙示録
こちらも先述したダブルイミテーションと殆ど同時期ですね。(汗)
舞台を架空の孤島に移した作品。
多分、日常とはかけ離れた別世界を演出したかったのですね。
さらわれたリンを助けるのと、CIAを爆破した“見えない爆弾”の真相究明のために単身敵地へと乗り込むミッシェル。
敵のボスはかつてのテロリスト仲間。
ラストは得意のゲリラ戦を駆使して敵兵らを駆逐していくというストーリー。
少し厨二病全開というか、今となってはちょっとだけ恥ずかしい作品です。(笑)
第2位 懲役警察 B side diary 悪用厳禁!? 愛と復讐の催眠術
ちょっとした箸休め(?)的に書いた作品。
偶然、近い時期に催眠術の本を読む機会があったので、何となくテーマとして取り上げたという。w
催眠術という主題自体は面白いので、今後も積極的に取り上げていくつもりなのですが、日常がテーマの本シリーズとはいえ、ちょっと展開が浅かったかなという気はしております。^^;
第1位 増え続ける男
こちらも先述した『HOLE』と同じショートショートいうことになるでしょうか。
かなり初期に書いた話です、はい。
日ごとに増殖し続けていく一人の男の話なのですが、オチというか展開と言うか。
何じゃ、そりゃという。(笑)
まあ、酷い展開。^^;
そりゃ誰も読んでくれんわという。w
今では絶対に書かない拍子抜けのエピソードだったと記憶してます。

というわけで如何だったでしょうか。
色々と挙げてみたわけですが、どれも自分にとっては苦労して生み出した可愛い作品であることに変わりはありません。
出来の悪い子ほど可愛いってね。w
場数を踏めば踏むほど、人間、進化もするし同時に衰退もしていく。
作品も然り。(たとえばジ○リ作品なんかもね 笑)
故に過去が悪いとばかりも言えないわけです。w
つまり何が言いたいのかというと、皆さんも過去に書いたラブレターや夜中のテンションで書いた日記は捨てないで大切にしてくださいという。w
その当時には当時の味があるものです。w
お後はよろしいようで。w
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