【銃マメ】狙撃の際、ボルト・アクションが有利な理由とは?
- 2021.04.07
- 銃

どうも、さかいです!
皆さんは映画なんかで狙撃のシーンを観たことはありますか?
ビルの屋上とかから標的をスコープの十時の中に収め、虎視眈々とその瞬間を待つ。
なんだかんだ、狙撃って男にとってロマンがありますよね。^^;
その際、ほとんどがボルト・アクション式の狙撃銃を用いてることを不思議に思ったことはありませんか?
では、何故、彼らスナイパーはボルト式の狙撃銃を好むのか。
その理由について今回は解説していきたいと思います。^^

ボルト・アクションとは?
ボルトアクション方式(ボルトアクションほうしき)とは、ボルト(遊底)を手動で操作することで弾薬の装填、排出を行う機構を有する銃の総称である。
この方式のライフルは19世紀末期から軍の歩兵主力兵器となった。
主力兵器の座を自動小銃やアサルトライフルに譲った現在も、この方式は狙撃銃などに多く利用されている。日本語では鎖閂式(ささんしき)とも呼ばれる。
Wikipediaより引用

ウィンチェスターM70(24インチモデル)

ボルトオープン状態のウィンチェスターM70
要は、薬室を開閉するボルトという部品を手動で前後に押し引きする連発式のライフルのことです。
連発式とはいっても、一度、弾を撃つごとにハンドルを操作して、排莢、装填を繰り返さねばならず、そのため、自動式(オートマチック)のライフルより連射の速度は遙かに遅くなります。
とはいえ、そもそも狙撃という行為は、じっくり狙って撃つ一撃必中であるべきなので、速さは求められてはいません。
ボルト・アクション式の優位性

モシン・ナガン
ボルト・アクションが狙撃に向いているとされる、一番の理由は、その命中率の高さにあります。
そもそも、ボルト・アクションには拳銃のような撃鉄がありません。
つまり、引き金を引いて撃鉄のつっかいをはずし、撃針を打たせるといった過程が存在しません。
引き金を引いた時点で、すぐに撃針が前進。
弾の底に埋め込まれた点火装置(雷管)を打って発砲されます。
銃本体のブレを最小限に抑えることで、命中率が高くなるというわけですね。
また、ボルト式の多くは、その材質に限らず、肩当ての部分と銃身を載せている部分の銃床が一体化(ジャストフィットw)しているのも、狙撃の際のブレの軽減に繋がっているとされます。
人体の構造的にも、狙撃の際の姿勢に最も適した造りになっているというわけですね。
一方で、自動式のライフルは、連射機能こそボルト式より勝ってはいるものの、その複雑な構造により重量も増加。
加えて故障なども多く、一度、弾を撃つごとにパーツのズレが起きたりもするようです。
その命中精度だけでなく、整備面や運用面においても、ボルト式の方に軍配が上がるようです。
とはいえ、現在は自動式でもボルト式に劣らないくらい高性能なモデルも続々と開発され、その溝も徐々にですが埋まりつつあるようです。

さてさて、いかがでしたでしょうか。^^
一部の怪物じみた対物ライフルなんかは覗いて(笑)今でもボルト式が好まれる理由は、その精度や手軽さ、それに整備や運用のしやすさ。
そこに尽きると思います。
皆さんは、どう思いましたか?^^
参考文献:銃のギモン100
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