これもゴルゴムの仕業か!? まさかのリメイク決定! 『仮面ライダーBLACK』凄さの秘密12選!

これもゴルゴムの仕業か!? まさかのリメイク決定! 『仮面ライダーBLACK』凄さの秘密12選!

どうも、さかいです!

先日、リメイク制作も発表された『仮面ライダーBLACK』

いやー、ビックリしました。w

仮面ライダーBLACKといえば、他の仮面ライダーとは一線を画す、というか、もはや別格な作品。

そんなふうに思ってるファンも多いのではないでしょうか。

さかいも何を隠そう、そのひとりです。

さほど、ヒーロー物にハマることの少ない、わたしが当時、ドハマりしてしまった思い出の作品です。w

今回は、そんな『仮面ライダーBLACK』の持つ魅力と、その凄さ(笑)について触れていきたいと思います。

仮面ライダーBLACKとは?

大学生・南光太郎(みなみ こうたろう)は19歳の誕生日を迎えた日、親友の秋月信彦とともに暗黒結社ゴルゴムによって拉致される。

そして、次期創世王候補にせんとする三神官から体内にキングストーン「太陽の石」を埋め込まれ、世紀王ブラックサンに生体改造された。

息子たちから人としての記憶だけは消させまいと乱入した秋月総一郎の手引きによって、脳改造を受ける寸前に、ゴルゴムが世紀王のために用意していたバイク型生命体・バトルホッパーを駆って逃亡した光太郎だったが、三神官に捕われて攻撃を受ける。

その衝撃の中、光太郎の体は異形のバッタ男からブラックサンの姿となる。その後、総一郎の死を経て、光太郎は仮面ライダーBLACKを名乗り、信彦の救出とゴルゴム壊滅のために戦いを開始する。

Wikipediaより

仮面ライダーBLACKの凄さ

ストーリー設定が秀逸

主人公、南光太郎は悪の組織、ゴルゴムに改造されてしまった改造人間です。

その後、南光太郎はライダーへと変身。

自らの身体を改造した彼らを相手に戦っていくことになります。

と、まあ、ここまでは、これまでの仮面ライダーの基本設定を踏襲してるわけですが、本作の設定は主人公にとって更に過酷です。

なんと唯一無二の親友、秋月信彦までもがゴルゴムの毒牙に。

一緒に改造手術まで受けてしまいます。

光太郎は親友を置いて自分だけ逃げてきてしまったことに苦悩します。

そして、物語中盤。

ついに親友、信彦が光太郎の前に姿を現します。

ゴルゴムの最高指導者、シャドームーンとして!

なんという運命!

なんという哀しさ! 

このような斬新な構図が、かつて仮面ライダー、いや、ヒーローものにあったでしょうか。

仮面ライダーBLACK(ゴルゴムとしての通称はブラック・サン)とシャドー・ムーンは、その名が体現するとおり、太陽と月の象徴。

まさに陰と陽。

無二の親友でありながら矛を交えなければならない。

このジレンマに主人公である光太郎は常に悩み、苦しみ抜くことになります。

そして、その弱みにつけこもうとする悪の組織、ゴルゴム。

仮面ライダーBLACKが、単なるヒーローの枠に収まらない理由です。

洗練されたフォルム

鎧のような装甲の隙間から覗くグロテスクな筋肉組織。

歴代ライダーのように全身ジャージ姿でもない、マフラーもしていない。

高級感溢れる漆黒のラバースーツ。

21世紀に入った今、見ても、そこに古さや安っぽさは微塵も感じさせない。

こんなにも完全なデザインのヒーローが、かつていたでしょうか。

いや、今後も現れることはないでしょう。

ヒーローの魅力と神髄はスーツのデザインにあるといっても過言ではない。(実際、魅力のないヒーローって既にデザインでコケてしまってる感が強い)

そのことを、よくわかっていらっしゃる。

当時のスタッフの意気込みが感じられます。

変身シーンが格好いい

変身ポーズをとる際、ギリギリと握りしめられる拳。

人間からバッタへと進化を遂げる瞬間

変身後、各関節部分から噴き出す煙。

当時、お風呂上がりに真似した少年も多かったと聞きます。

なかでも関節部分(筋肉組織)から煙を出す演出には痺れます。

よくぞ、こんなギミックを思いついたものだなと。w

ちなみに拳をギリギリと握りしめるのは、光太郎役の倉田てつを氏によるアイデアだったとのこと。(素直に凄い!)

容姿端麗、スタイル抜群、まさに1000年に1人の主人公

原作者である石ノ森章太郎氏に

『彼を超えるヒーローはいない』

とまで言わしめたほどの容姿端麗さを持った南光太郎こと倉田てつを氏。

わたしもそう思います。(笑)

日本人離れした手足の長さ(逆に変身後の方が短くなってる説(笑))切れ長の澄んだ瞳、力強い眉。

決して盛ったり、ヨイショしてるわけでもなんでもなく、彼ほど仮面ライダーを感じさせる仮面ライダーは今後も出てくることはないでしょう。

それだけの逸材です。

まさに『正義』を体現したかのような容姿。

ヒーローになるべくしてなった。

生まれるべくして生まれてきたといっても過言ではない。

リメイクがどうなるかはわかりませんが、やはり倉田てつを氏以外に仮面ライダーBLACKは考えられません。

暗い宿命を背負った孤高の戦士

これが普通のヒーローものであったなら、物語序盤で急に仲間が増えていって、最後は皆で力を合わせて敵たちを殲滅していくところでしょう。

そして突如、沸きだした謎の力でフィニッシュ!

ところが本作には、そういったものは皆無。

少なからず身内は登場しますが、助けてくれる仲間なんて最後まで現れません。(終盤で一度だけ助っ人が登場しますが)

基本、仮面ライダーBlackとは孤独な物語です。

独りで悪に立ち向かっていって、独りで運命を背負い独りで戦う。

人間は所詮、独り。

そのことを身をもって教えてくれている希代のヒーローなのです。

どこからともなく、わらわらと仲間たちが沸いて出てきて助けてくれるなど邪道。

これぞ、ヒーローのあるべき理想の姿なのではないでしょうか。

とりあえず起こる事件のすべては『ゴルゴムの仕業』

子供たちに元気がない → 『ゴルゴムの仕業だ!

部屋から物が無くなる → 『ゴルゴムの仕業だ!

そう、光太郎から見て身の回りで起こる悪い事件は、なんでかんでもゴルゴムの仕業なのですね。

(人間、被害妄想が酷いとこうなるんでしょうかね。^^;)

そんなわけで、当時、『ゴルゴムの仕業か!』は少年たちの間で、一大センセーショナルを巻き起こしました。

そう、わたしが女性にモテないのも、きっとゴルゴムの仕業。

あなたが、今、こんなブログを読んでしまっているのも、きっとゴルゴムの仕業です。(笑)

マジレスすると、CM挟めば、およそ20分弱という尺の短さで

事件解決→変身→怪人を倒す

までの行程すべてをやってのけなければならないので、ついつい展開が早くなってしまうのも、やむなしといったところなのかも知れませんが。(笑)

怪人が恐い

そう、とにかく、この仮面ライダーBLACKに登場する怪人たちがグロテスク。

恐いんです。w

正直、子供が泣くレベルです。(笑)

どうして、こんなにも、おっかねぇ見た目にしちまったのか。w

昨日、久しぶりに映像を見直してみたら、大人になった今でもチビるくらいのクオリティーでした。

まあ、よく言えばリアルなんですけどね。^^;

主人公が悪に負けて○害されてしまう

なんと、この仮面ライダーBLACK。

敵に負けてしまいます。w

挙げ句、腹に剣を串刺しにされてしまい、○されてしまうんですね。

前代未聞です。主人公の仮面ライダーが○害されるとか。w

もうね、衝撃的な展開ですよ。(笑)

こんなの家政婦だって驚きます。

当然、視聴者はポカーン(゜Д゜)

完全に鬱状態です。

仮面ライダーは絶対に勝つものだと思っていた当時の子供たちは面食らったに違いありません。

わたしもそのひとりでした。(笑)

『え? え?』

って、何が起こったのかわかりませんでしたもん。w

その後の展開が果たしてどうなったか。

それは、あなた自身の目で確かめてみてください。(笑)

宿敵シャドームーンのデザインが神

まさに百聞は一見にしかずです。w

主人公であるブラック・サンが生物的なシルエットをモチーフにしている反面、敵である、このシャドー・ムーンはメカをイメージしたデザインになっています。

この対比が素晴らしい。

一見、類似した造形に見えるも、こうした、きめ細やかな区別がされていることに驚きを隠せません。

この洗練されたフォルムこそが、このシャドームーンが30年近く経過した今でも愛される最大の理由といえるでしょう。

現在でも彼が仮面ライダーいちの人気を誇る屈指の敵キャラクターであるというのも頷けます。

なんなら当時は主人公よりも人気があったのではないでしょうか。

やはり、優れたヒールがいてこそヒーローは輝くもの。

ちなみに、このシャドームーンが、今後の主人公以外の仮面ライダーが登場する作品の先駆けになったと言われています。

『ブラック・サン』を『ブラックさん』と間違える案件が多発

わたしはそんなことは無かったと記憶しているのですが(笑)『ブラック・サン』を『ブラックさん』と間違える子供も多かったのだとか。

先輩とか偉い人だから、そう呼ばれているものだと思い込んでいたという人もいたらしいです。

敵の幹部やシャドー・ムーンたちが、しきりに主人公のことを『ブラック・サンめ』を連呼するのですが、そのたび、当時の子供たちには『ブラックさんめ』に聞こえていたということでしょうか。w

たしかに紛らわしいし、言われてみれば子供には『サン=SUN(太陽)』なんて発想にはなりませんよね。^^;

ラストは誰も助けに来ない

昭和の仮面ライダーでは、お約束ともいえる最終回。

仮面ライダー全員集合!

が、なんと本作のみ、それが無いんですね。

いや、先輩ライダーはおろか誰も助けに来ません。(笑)

さすが、最後の最後まで孤高のヒーローです。

まるで、たった独りでブラック企業に果敢に立ち向かう社畜サラリーマンのような構図。

(ブラックだけに? やかましいわw)

仮面ライダー初の2年越し主人公

そう、あまりの人気ぶりに、この『仮面ライダーBLACK』

なんと翌年も続投することになります。

その名も

『仮面ライダーBLACK RX』

として。

初の2年越しの仮面ライダーです。

しかし、察するに前作の、やや子供向けではない根暗な作風にスポンサーから待ったを言い渡されたのでしょう。

本作には明るさが灯り、愉快な仲間たちも、わんさか登場します。(笑)

続編である、この『RX』の方が好きというファンも多いようです。

さてさて、いかがでしたでしょうか?

少しでも『仮面ライダーBLACK』の魅力が伝わったなら嬉しいです。^^

男なら何歳になっても仮面ライダーというワードには胸踊るものがありますよね。w

昔、とあるバイト先にて、本作でメガフォンを取った監督さんと知り合ったことがあり、居酒屋に連れていってもらったという思い出があります。

その際、ここでは書けないような裏話なんかも教えてもらったり。^^;

しかし、30年以上経った作品を、何故、今更になってリメイク?

やはり、例の一件が泥沼化して、そのイメージを刷新しようとでも目論んでいるのでしょうか。

個人的には、倉田てつを氏以外の仮面ライダーBLACKはあり得ないし、彼以上の存在感を持つ俳優が他にいるとも思えないのですが。。

最近は色々あるようですが、やはり南光太郎は南光太郎だし、倉田てつをさんは倉田てつをさんですし。

それでいいんじゃないでしょうかね。^^;

目に見えてることすべてが真実ではないでしょうし。

そういえば以前、初代仮面ライダーをリメイクした『仮面ライダー THE NEXT』なる作品があったのですが、本郷猛を演じられた藤岡弘氏のイメージを塗り替えることができず、見事に大コケしたイメージがあったのですが、あれの再来になるのではないかと危惧しております。^^;

一方で『仮面ライダー アマゾン』をリメイクした『仮面ライダーアマゾンズ』は好評を博したようですが。

さてさて、どうなることやら。

とにもかくにも楽しみですね。^^