【仮面ライダーBLACK SUN】何か思ってたんと違った件について

【仮面ライダーBLACK SUN】何か思ってたんと違った件について

どうも、さかいです!

人は何故、過ちを繰り返すのか。

何故、あえて過去の名作をほじくり返してリメイクしようとするのか。

ついに公開されましたね!

先日から話題沸騰中の『仮面ライダーBLACK SUN』のビジュアル!

※注意:ブラックさんではない。w

そしてキャスティング!

知る人ぞ知る、昭和63年にテレビ放映された、かの名作『仮面ライダーBLACK』 のリメイク作品です。

いえね、期待半分、不安半分って感じではありましたよ。w

全仮面ライダーシリーズ中、未だに一番、好きなライダーといったら、個人的に、この『仮面ライダーBLACK』と『仮面ライダー555』。

それだけに思いも一入。

いえ、一入でした。w

やっぱね、これはどんなリメイク作品にも付きまとうことなんですが、当時のスーツデザインに当時のキャスト、当時のBGM、当時のストーリー。

それらのうち、どれか一つ欠けただけでも、それはもう別の作品なんですね。

そう、まったくの別物。

その名こそ冠しているといえど、似て非なる作品なのであります。

これこそ、リメイク作品がオリジナルを超えられない永遠のテーマ。

じゃあ、リメイクはどうあってもオリジナルを超えられないか?

まあ、これについては半分、正解であり半分、違うと。

個人的にはそう思います。

要はオリジナルのイメージを凌駕するほどのアイデア、工夫を盛り込めばいいのですね。

それはスーツデザインだったり展開だったり。BGMだったり。

凝り固まった既成概念を吹き飛ばすくらいの素晴らしい要素を見せつければいいわけです。

そうすることでファンたちの記憶は上書きされます。

お、オリジナルもいいけど、こっちもいいじゃん!

みたいなことを相手に思わせれば勝ち。

と、まあ、それができれば苦労はないわけで。^^;

言うまでもなく、それほどまで強烈なアイデアには途方もないくらいのパワーが必要。

そうそう簡単にできることではありません。

で、これは持論なんですけど、所謂、こういったヒーローものの成功って、そのスーツデザインにほとんどかかってるのではないかと思っています。

まだ、内容を観ていないので、作品全体のクオリティーにかんしては現時点では何とも言えないのですが、そういう観点から見るなら、この『BLACK SUN』は既にコケてる気がする。^^;

ダークヒーローというか、悪の帝王感がハンパない。

(いや、まあ、コンセプト自体がそうなので、それはそれでいいのでしょうがw)

当時、夢中になって『仮面ライダーBLACK』を観ていた大人はいいのでしょうけど、子供が観たら確実に泣き出しそうな気がする。w

つか、ほとんどバッタですよね。

更に黒いからゴキ……いえ、何でもありません。(笑)

しかし、夜中とか台所で見かけたら確実にスリッパで叩きますよね、これ。w

シルエット的には、やや原作の『仮面ライダーBLACK』寄りというか『RX』寄りというか。

オリジナルよりも更に昆虫に寄せてきています。

全体的には過去にあった『真仮面ライダー』、『アナザーアギト』みたいな生物的デザインを彷彿とさせます。

なるほど。

主に子供をターゲットとした既存のデザインを捨てて、よりリアルに近い大人向けに重きを置いたというわけですね。

ターゲットとしては当時、少年だった『BLACK』ファンたちなのでしょうから、それ自体は間違っていない判断だと思います。

でも、しかし、こういったリアル路線ってどうなんでしょうかね。

需要ってあるんですかね。

事実、真・仮面ライダーとかアナザーアギトって、それほど人気のあった印象って正直。。。^^;

仮面ライダーって架空のヒーローなんだし、誰も実在してると思って観ている人はいないんだから(笑)何も無理にリアル路線にせんでも。。。

とは個人的に思いますかね。

少なくとも仮面ライダーの醍醐味ともいえる、スタイリッシュさや格好良さといった代物は、この造形からは微塵も感じられない。

(UCガンダムみたいに何か光ってるしw)

先述したようにヒーローものにとってスーツデザインって顔みたいなもの。

言ってみれば第一印象。

タレントさんやモデルさんの顔をみてファンになるかどうか決めるのと同じで、個人的にはヒーローものってデザインを評価して観るかどうか決めるタチなので、そういった意味では、この造形では少し応援する気にはなれない。(あくまで趣味の問題です)

オリジナルの『仮面ライダーBLACK』のデザインイメージを良い意味で裏切ってくれるかと期待していたんですけど、やっぱり無理だったかあと。

それが第一印象ですかね。^^;

あの少しだけ生物めいていて、筋肉組織の覗いた造形は、それはもう神懸かっていましたからね。

特に変身したとき、関節から吹き出す煙なんて最高!

当時は、お風呂上がりによくマネしたものです。w

やはりオリジナルは偉大です。^^;

で、何よりも気になるのがキャスト!

これには腰を抜かしましたね。w

なんと今作は主人公、仮面ライダーBLACKこと南光太朗役には西島秀俊(50)。

ライバルのシャドームーンこと秋月信彦役には中村倫也(34)を起用!

お二人とも今をときめく超大物俳優さんです。

何と豪華な!w

その配役にも驚きましたが、注目すべきは、お二人の年齢。

ちょっ。。。二人とも歳とりすぎじゃね?w 

(勿論、原作と比べてという意味です)

あれ? 確かオリジナルは南光太朗も信彦も大学生だったような気が。。。。

ということは、リメイク版は設定からして違うのかな。(混乱)

二人の関係性が気になるところです。

てか、この年齢なら、南光太朗はオリジナル同様、もう倉田てつをでいいじゃん。w

などと思ったのは自分だけでしょうか。

そして更に仮面ライダーBLACKの相棒といえば、バトルホッパー!

彼は意思を持ったマシーン(バイク)です。

当時、劇中では格好良く。

ときには非常に愛らしい表情を見せてくれました。

特に最終回の健気さは涙無くして見られません。(号泣)

さあ、そんな愛らしき相棒ことバトルホッパーくんが、今作において果たしてどんなふうにアレンジされたか!?

ハイ、ドン!w

・・・・・・。

違うんだよ、そうじゃない。

何かが違う。

どうしてこうなった。w

てか、ほとんど単なるバイクじゃん。

いや、バイクだからバイクでいいんだけどさ。w

顔いらなくね? 

何のために付いてるの?w

もうね、制作費をキャスティングに全部、持っていかれたのではないかと思わせるくらい貧相にみえるのはオイラだけでしょうか。(笑)

その辺にある普通のバイクに、気持ちバッタのお面くっつけてみました的な適当な造形。

若干、ミリタリーさは感じるものの当時の愛らしかったバトルホッパーちゃんの面影はほとん消え失せてしまっております。

まあ、本体となるライダーの造形が、あのリアル造形なので、それに合わせてということなのでしょうけど何だかな-。

特に格好いいともスタイリッシュとも思わない微妙なデザイン。

ガッカリとは言わないまでも、少し物足りないというか。

当時のファンからしてみると、ちょっと残念な気持ちにはなります。^^;

さてさて、いかがだったでしょうか?

繰り返しますが、これまで述べてきたのは、あくまで個人的な印象です。w

特にデザインや造形といったものは、人によって趣味がありますし、意見も大変、分かれるところです。

何より、まだストーリー自体を観ていないので、全体的な出来映えにかんしては今時点では何も言えないし、言ってしまうのは時期尚早というものでしょう。

先述したように、まだまだオリジナル作品を超えるほどの何かが隠されているのかも知れません。

それについては、是非、あなた自身の目で確かめてみてください。w

皆さんはどう思いましたか?^^