アクション映画には、ちょっと辛口なWEB小説家が映画『Mr.ノーバディ』を観た感想、評価、レビュー!※ネタバレあり
- 2021.11.29
- 映画

どうも、さかいです!
今回は映画レビュー。^^
『Mr.ノーバディ』です。
一言で言うと、
ザ★王道アクション!
それ以上でも、それ以下でもないです。
あー、よくあるねー。
くらいの感じのパターン。
しかしながら、少しおこがましいかもですが、自分の頭の中にある世界観と見事にリンクしているような。^^;
他人事のようには思えませんでした。w
似たテイストの作品を挙げると、デンゼル・ワシントン主演の『イコライザー』、キアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック』でしょうか。
双方、足して二で割ったような。
そんな感じの映画です。
設定的にはイコライザー、アクション部分はジョン・ウィックに通ずる部分があります。
まあ、それもそのはずで脚本が、その『ジョン・ウィック』を手がけたデレク・コルスタッド氏。
似ていて当然です。(笑)
個人的には主人公、ハッチの声優さんが大好きな安原義人さんだったこと。
あとは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイド(ドク役ね)を久しぶりに見られたのがポイント高かったです。
ちなみに劇中では気づかず、ずっとジョン・マルコビッチだと思っていました。(笑)
さてさて、結局、この『 Mr.ノーバディ 』面白かったのか? つまらなかったのか?
その評価はいかに?w
水曜日、ゴミ当番
愛車は路線バス
地味な男が
派手に、キレる。
何者でもない奴(NOBODY)を、絶対に甘くみてはいけない。
『ジョン・ウィック』の脚本家がストレス社会に捧ぐ
痛快、ハードボイルド・アクション!
◆全米初登場第1位!国内初日満足度第1位!
『ハードコア』監督×『ジョン・ウィック』脚本家が放つ、ハードボイルド・アクション!
『ハードコア』のイリヤ・ナイシュラー監督と『ジョン・ウィック』シリーズの脚本を手掛けたデレク・コルスタッドがストレス社会にもまれる人々を始め、
全世代に向けて捧げる、ハードボイルド・アクション!製作に『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のデヴィッド・リーチ監督も参加し、パワー溢れる痛快な一作が誕生!
◆「ベター・コール・ソウル」のボブ・オデンカーク主演!実力派豪華共演陣にも注目!
「ブレイキング・バッド」のスピンオフ「ベター・コール・ソウル」の主役の弁護士ジミー・マッギルを演じ、
また制作者としてもエミー賞を受賞しているするなど幅広く活躍する、ボブ・オデンカークがブチ切れオヤジとして暴走する!
その妻役には『ワンダーウーマン』のコニー・ニールセン、他にもマイケル・アイアンサイドやクリストファー・ロイドらのベテランが惜しげもなく登場し、どこかちょっと意外な役柄を演じる!
◆キャラクターのあまりの変貌ぶりに、思わず食い入る面白さ!
『96時間』『スノー・ロワイヤル』のリーアム・ニーソンと『アドレナリン』『エクスペンダブルズ』のジェイソン・ステイサムのブチ切れ界の2大オヤジが築き上げ、
近年は『ジョン・ウィック』のキアヌ・リーブスを筆頭とする、この鉄板ともいうべきこのアクション・ジャンルに、想像を超えるキレ具合と並外れた強さ、
そして「沈黙シリーズ」バリの背景を持つ新星爆走オヤジ誕生!地味で退屈、家でも無視されているような存在感の薄い男〈NOBODY〉が突然変貌し、
期待と想像を遥かに逸脱した驚くべきスピード感で大立ち回りをブチかます!
≪ストーリー≫
ハッチ(ボブ・オデンカーク)は、郊外にある自宅と職場の金型工場を路線バスで往復する、ルーティンで退屈な毎日を送っている。
妻には距離を置かれ、息子からもリスペクトされず、この世の理不尽なことすべてを全身で受け止め、歯向かうことなど決してない、地味で目立った特徴のない男だ。
ある日、バスに乗り込んできたチンピラたちに、ハッチは遂にブチ切れて大乱闘、相手をことごとくぶちのめす。
やがてこの事件はロシアンマフィアの逆鱗に触れ、ド派手な銃撃戦、カーチェイスへと一気にエスカレートしていく。一体この男は「何者」なのか?
【キャスト】
ハッチ・マンセル:ボブ・オデンカーク (「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」)
ベッカ・マンセル:コニー・ニールセン (『ワンダーウーマン』シリーズ、『ジャスティス・リーグ』シリーズ)
ハリー・マンセル:RZA (『アイアン・フィスト」)
エディ・ウィリアムズ:マイケル・アイアンサイド (『トータル・リコール』『スターシップ・トゥルーパーズ」)
デビッド・マンセル:クリストファー・ロイド (『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ)
引用:Amazon
評価
ストーリー
★★☆☆☆
キャラクター
★★★☆☆
どんでん返し
★ ☆ ☆☆☆
総合
★★★☆☆
感想
決して傑作とは呼べないものの、まあまあ、個人的には楽しめました。
予告編を観たとき、
『お、これは!』
と期待値が高かったため、実際、目にした本編の評価が少しばかり低めになったことは否めません。(笑)
先述したように脚本が一緒なのでアクションは、まんま『ジョン・ウィック』です。(笑)
普段は冴えない、どこにでもいる中年オヤジの主人公なのですが、いざとなると超人的な強さを発揮する。
まあ、超人的に強いっちゃ強いんですけど、でも、完璧かと言われるとそれほどまでではなく。
あれ? 思ってたより弱い? ^^;
というのが正直なところ。
少なくとも登場人物たち皆が恐れおののくほどの貫禄は感じられないし説得力もない。
きちんと怪我だってするし、息切れだってする。w
てか、大怪我してるし。
常にギリギリで勝ってる感じ。
たしか鉛筆一本だけで何人も撃退したと恐れられるジョン・ウィックさんも、そんな感じでしたね。
いや、いいんですよ?w
主人公は決して人間離れした超人ではない。
きちんと怪我だってするし負けるリスクだってある。
皆と一緒さ、HAHA!
それを描きたい制作陣の意図はわかります。
要はリアルに描きたいわけです。
にしても、少しボロボロになりすぎでは。(笑)
せめてザコ戦くらい毅然と勝って欲しい。(いや、無敵すぎるのもどうかとは思いますがね。w)
満身創痍になるのは、ラスボスを前にしたときくらいでよかったのではないでしょうか。w
でないと、周りが主人公に対して恐怖を覚えるという設定にも無理が生じてきます。
結局、最後まで主人公が何故、あれほどまでに恐れられるのか明かされませんでしたし。^^;
だからでしょうかね。
少し消化不良気味になります。
ラストもいいっちゃいいんですが、尺の都合なのか、最終決戦が近づくにつれ、雑になっていった印象。^^;
こんだけ大風呂敷を広げて、このラストなのかーみたいな。
皆で力を合わせて闘おうぜ! ザッツ★アメリカ!!
みたいなノリ。
最後は仲間が総出になって悪へと立ち向かいます。
美しき友情パワー!
これでは、タイトルを『Mr.ノーバディズ』に改めた方がよかったんじゃ。(笑)
てか、一人で闘うんじゃねーのかよ。w
あと、この系統の映画(所謂、必殺仕事人系?)では前半で主人公ないし、観客のフラストレーションを上げる必要があるのですが、その点においても中途半端、ぶっちゃけ失敗してる印象です。
要は、どれだけ敵になる悪役が強大で許せない相手か。
どれだけ主人公が酷い目にあって困難にぶち当たるか。
それらの描写と反動があってこそ、後半での主人公の活躍ぶりが光るわけです。
その描写が致命的に足りていなかったことが、この映画の面白みを欠いている一番の要因なのではないかと。
せっかく設定は面白いのに、この点が上手に描けていなかったのが非常に悔やまれます。
映画全体のコンセプトからいって、もっと前半で主人公は虐められてもよかった。
酷い目にあってもよかったのではないかと思います。
少なくとも予告を観た時点では、自分はそれを期待していました。
とまあ、色々言ってきましたが、勿論、良かった点もあります。
主人公ハッチの父親役、クリストファー・ロイド氏の怪演は健在。
一際、異彩を放っておりました。
(途中までマルコビッチだと思ってたんだけど。(笑))
特にラストに差し掛かった辺りで、部屋に踏み込んできた敵に襲われるシーンがあるのですが、そのシーンが何とも痛快。
何度もリピート再生したくらい最高でした。(笑)
にしても、普段は冴えない中年オヤジ。
しかし、実は?
みたいな設定は往年の名優、藤田まことさん演じる必殺仕事人、中村主水を思い起こしたのはオイラだけでしょうか?w

オススメする人
まずは何も考えず、純粋にアクションを楽しみたい方、楽しめる方。
『ジョン・ウィック』シリーズが好きな方は間違いなく没入できる映画となっております。
自分の場合は『ジョン・ウィック』は、それほど敬愛してるわけでもファンでもないので正直、物足りませんでした。(笑)
この辺りは主人公に何を求めるかでも大きく違ってくるし、個人によって好みも分かれるところだと思います。
しかしながら、クオリティーにかんしては、やはりそこはハリウッド。
非常にお金はかかっていますし、全体的な出来映えにかんしても十分に及第点はクリアしております。
特に配役にかんしては見どころ十分!(吹き替えの声優さんもね!)
さてさて、いかがだったでしょうか?
やや大味気味ではあるものの、王道のアクション映画を楽しみたい方は是非!
この週末にでも。^^
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