【映画レビュー】ここが変だよ、ジョン・ウィック:パラベラム(ネタバレ注意)
- 2020.03.22
- 映画


はい、こんにちわ。さかいです。^^
今回は久々の映画レビューです。
作品は「ジョン・ウィック:パラベラム」シリーズ3作目になりますでしょうか。
ズバリ、観た評価はですね。
★★☆☆☆
この映画を一言で表すなら。
ワンパターンの脳筋映画w
といったところでしょうか。
何でしょう、回を追うごとにマンネリ度が増すというか、結局はガンアクション⇒格闘⇒ガンアクション⇒格闘の無限ループなんですよね。
中身なんてスカスカ。あってないようなもの。
最初は斬新だった世界観も、その後、何の進歩もなく。上手く料理しきれてない感じが最後まで払拭しきれませんでした。
結局は銃撃ちたいだけやん!w
って途中でなっちゃった。;;
漫画、「ブラックラグーン」を読んだ時と何だか同じ境地に陥ってしまいました。
いや、ガンアクションとか世界観は好きなんですよ? 好きなんだけど、ただそれだけっていうのもね。。。
+アルファが欲しいというか。
主人公を始めとした登場人物たちの魅力も、いまいち面白みがないというか特に印象に残らないというか。
これってシリーズものとしては致命的です。>< (といいつつも結局は観てしまうんですけどね。^^;)
ここが変だよポイント【その1】

劇中、ただ街を歩いてるだけで殺し屋たちに狙われるジョン・ウィックさん。(笑)※賞金首だからね。^^;
人混みの中、どんなに人を殺そうが絶対に見つからない。というか皆、見て見ぬふり?(笑)
あれだけ派手な立ち回りをしてるのに、誰一人気づかないで素通りしていく様は何とも滑稽というか異様というか。w
「おい、目の前で人が死んでんねんぞ。誰か通報したれよ!w」
って思わず突っ込み入れてしまってる自分がいました。(爆)
これもプロの殺し屋のなせる業。。。ということなのでしょうか。^^;
ここが変だよポイント【その2】

どんなに殴られ撃たれても(時にはビルの屋上から落ちても)絶対に死なない主人公。
本作のウィックさん、便宜上、凄腕の殺し屋ということになってますが、決して無敵超人というわけではなく、まあまあ生傷が絶えません。
いや、むしろ従来のアクション映画の中では群を抜いて怪我してる希少な主人公といえるでしょう。
スタイリッシュさなど欠片もなく、ただひたすら泥臭く血みどろなアクションシーンが続いていきます。
中でも特筆すべきは、本シリーズのお家芸ともいえる車に引かれるシーンでしょうか。
制作陣の拘りなのかウィックさん。シリーズに一度、必ず以下の図のように車に追突されます。

本作においては、それもパワーアップし連続で二度も引かれてました。(引いたね!? 二度も引いた! オヤジにも引かれたことないのに!って違うか(笑))
それでもジョン・ウィックさん。次のシーンでは平然とした顔で走り去っていきます。
やはり、これもプロの殺し屋のなせる業。。。ということなのでしょうか。^^;
ここが変だよポイント【その3】

殺し屋専用のホテルに車に引かれても平然としてるタフっぷり。奇想天外な愉快な仲間たち。
現実なんか無視したハチャメチャな設定ばかり目立つ本作ですが、唯一、本物志向な点が。
そう、不思議とこの映画。銃だけはやたらリアルなんですわ。(笑)
さすが銃をメインにしてる映画だけあって(てか、それ以外に特筆すべき点がない?w)制作陣による拘りなのか、それとも監督がマニアなのか。
「ヒート」なんかでお馴染みのマイケル・マン監督も、まあ、無類のガンマニアで知られていますが、本作はそれとはまた違った演出というか。
たとえば、ラスト近くで特殊部隊まがいの殺し屋戦隊が主人公を殺すべく施設内に乗り込んでくるんですが、彼らの装備の防弾性の高さから通常の銃弾では貫通できないなどといった妙にリアルな描写も。(笑)
そのため、接近戦を駆使して至近距離から何発も撃ち込むといった荒業を披露する場面も。
確かに近年、技術の進歩によって昔よりも更に防御性能が高く、より軽量化されたケプラー繊維なんかの防弾チョッキも普通に売られており、それもあながち嘘ではないわけです。
44口径のマグナム弾だって防いでしまうんですから。
銃弾の性能が逆に追いついていないというか。
無論、あるにはるのだけど狙撃銃やアサルトライフルなんかの弾だったり。
特に拳銃では販売ルートが限られていたりでね。とにかくそういった細かな描写が見ていて笑ってしまいました。(笑)
何で、そこだけリアルやねんと(笑)
まとめ
色々、毒づきましたが、まあ、面白くなくはないです。
少なくとも1作目、2作目を楽しめた方は間違いなく楽しめる作品となっております。^^
殺し屋映画の皮を被ったファンタジーとでもいうのか。とにかく荒唐無稽かつツッコミどころ満載のオンパレードです。
個人的な感想ですが、どうせ此処まで突き抜けるのなら、もっとバリエーション豊かな殺し屋なんかが登場してみても面白いんじゃないでしょうか。
サイコキネシス使ったり催眠術使ったり。w
それにしても殺し屋専用のホテルってアイデアは面白いですね。
ちなみに平山 夢明さんの「ダイナー」という作品は殺し屋専用のレストランという舞台設定でしたが。
こちらは藤原竜也さん主演で実写映画化もされてました。
応用として殺し屋専用の街とか殺し屋専用のマンションとか(笑)個人的もにいつかやってみたいネタではあります。(笑)
しかし何ですかね。どうしていつもラストがあの鏡張りの変な場所なんでしょうか。

確か前回のラストも同じような場所だった気が。。
ブルースリーの映画に影響された感じでしょうか。^^;
余談ですが、劇中できゃりーぱみゅぱみゅさんのニンジャリバンバンがかかっていたのは笑いました。(笑)
さてさて、皆さんもいかがでしょうか。
「ジョン・ウィック:パラベラム」
この週末にでも。^^
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