人体実験? 情報収集? 幻のアーケードゲーム『ポリビアス』とは?
- 2021.07.21
- 事実は小説よりも奇なり

どうも、さかいです!
皆さんはゲームは好きですか?
昨今、それこそ色々なゲームが手軽に遊べて、わたしたちのことを楽しませてくれています。
もはや生活の中の一部といっても過言ではありませんよね?
さて、そんな娯楽の王様。
ゲームが人体実験のツールとして利用されていたとしたら?
今回は、そんな都市伝説を紹介していきたいと思います。
『ポリビアス』とは?

『ポリビアス』の筐体の模造品
『ポリビアス』は、アメリカ合衆国の都市伝説で語られる架空のアーケードゲーム。
この都市伝説によれば『ポリビアス』は1981年初頭に最初に出現したと言われている。
後にこの都市伝説を元にした同名のゲームがいくつか開発された。
都市伝説上の『ポリビアス』は、オレゴン州ポートランドを本拠地とした政府による心理学の実験の一部であるとされる。
『ポリビアス』を遊ぶと、遊んだ人に激しい精神活性と中毒性を与える効果をもたらしたという。
このゲームの筐体は少数だけ設置されており、定期的に黒服の男が筐体の元に訪れて、筐体に蓄積したデータの収集と、ゲームがもたらした影響の解析を行っていたとされる。
最終的に『ポリビアス』は全てゲームセンターから姿を消したという。
ちなみに、「ポリビアス」はギリシャの歴史家のポリュビオスの英語表記と同じ綴りである。

都市伝説
都市伝説によると、1981年にオレゴン州ポートランド郊外で聞いたことのない新しいアーケードゲームが出現したという。
当時、そのアーケードゲーム、つまり『ポリビアス』は滅多に設置されておらず、病み付きになる人が現れるほど人気を博したとされる。
『ポリビアス』の筐体の周囲に人々は列を成し、遊ぶ順番を巡ってしばしば喧嘩が発生したという。
筐体の元には黒服の男が訪れ、筐体から未知のデータを収集していたとされた。
これは『ポリビアス』がもたらす精神活性の影響への反応を調査するためだったという。
『ポリビアス』を遊んだ人々は、健忘、不眠症、夜驚症、幻覚などの副作用に苦しんだと言われる。
『ポリビアス』が出現してから約1ヵ月後、『ポリビアス』は痕跡を残さず消滅したとされる。
噂では、このゲームを発売した会社は”Sinneslöschen”であるとされる。
作家のブライアン・ダニングによれば、この言葉は「慣用句法にあまり従っていないドイツ語」であり、「感覚の削除」または「感覚の剥奪」というような意味があるという。
“Sinne”は「感覚」、”löschen”は「消滅する」または「削除する」という意味である。
テレビゲーム情報誌GameProの2003年9月号に、『ポリビアス』についての情報が掲載された。
『ポリビアス』についての情報が掲載されたのは、”Secrets and Lies” (直訳すると「秘密と嘘」) という題名のコンピュータゲームの特集記事だった。
この記事こそが知られている限り最初に出版された『ポリビアス』についての情報が記載された出版物であり、これによりこの都市伝説は大勢の読者の元へ伝達された。
記事では『ポリビアス』の存在は「不確定」とされていたが、これにより都市伝説への関心が高まり、人々の間に広がっていった。
『ポリビアス』の情報が掲載されてから、数多くの人々が『ポリビアス』に対して何らかの関与があったと主張し始めた。
2006年にスティーヴン・ローチという男性が、自分は『ポリビアス』を開発したプログラマの一人であり、所属していた会社で『ポリビアス』を開発していたと主張した。
ローチによれば、『ポリビアス』は非常に強烈な最先端のグラフィックを使用したゲームだったが、ある少年が遊んでいる最中にてんかんの発作を引き起こしたため、会社は慌てて筐体を回収したという。

考察
古来より大衆劇や新聞、その他多くの娯楽に何らかのプロパガンダを織り交ぜることは珍しくありませんでした。
近年でもゲームを始めとした映画や漫画、アニメに政治的なメッセージは見え隠れしたりしてる。
ありとあらゆる場所に。
戦後のアメリカ文化、近年の韓流ブームなんてのは、その代表格。
人々の関心を引く物、お金を出してでも自分から欲すツールの中には往々にして何らか誰かしらの意思が介在してることは決して珍しくない。
それは政治的主張だったり印象操作だったり情報だったり、何かの研究、実験データだったり。
そう考えると、近年、やたらとFPS、TPS視点の戦争ゲーム、シミュレーションゲームが幅を利かせているのも何らかのメッセージなのかも。
(たとえば兵役や戦争に対する抵抗を若者から排除するためとかね)
少し話が脱線はしましたが、この 『ポリビアス』 なるゲームだって然り。
絶対にあり得ない話かといえば、完全に否定できる根拠は何もない。
(だからこそ都市伝説化するのでしょうけど)
ただでさえ娯楽の少なかった当時からしれみれば、アーケードゲームなんて代物は格好の情報収集ツールだったのではないでしょうか。
まあ、少し話がぶっ飛びすぎてる気もしますが(笑)80年代といえば、まだネットも何もない時代。
その目的は何であれ。
国家なり政府なり、市民レベルから情報を得ようと思えば、これくらいのことは平気でやりそうなもの。
(表面化してないだけで、もっとエグい方法を使って収集してる可能性だってある。w)
まあ、プレイ後、健忘、不眠症、夜驚症、幻覚作用ってのは嘘臭いけど。(笑)
そう考えたら全てを自動化、ネットワークで強制的に繋がれてしまってる現代。
わたしたちの貴重な個人情報を誰とも分からない相手に吸い上げられていると考えたら空恐ろしくもなります。
この 『ポリビアス』 の都市伝説。(あえて都市伝説としておきますがw)
それらに対する警鐘と思えるのは、わたしだけでしょうか。

さてさて、いかがだったでしょうか。^^
娯楽には事欠かない現代。
わたしたちの興味を惹くもの、面白そうなもの楽しそうなもの。
あらゆる誘惑は、その辺りに転がっています。
それも無料で。(笑)
これらの環境を当たり前と捉えず、たまに少し振り返って見直してみるのもよいかも知れません。
あなたはどう感じましたか?^^
引用:Wikipedia
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