破壊神? クラッシャー? 機械と相性の悪い『パウリ効果』がヤバすぎる!?
- 2021.08.18
- 事実は小説よりも奇なり

どうも、さかいです!
皆さんは電化製品を買った直後に不良品だった経験はありますか?
あるいは秒で破壊してしまったり。
家族や友人のなかにも、そういった方はいないでしょうか?
さかいが、まさにそれで(笑)電化製品を購入する度、どうやら不良品によく当たる体質のようで、半分くらいの確立で壊れていることに常々、頭を悩まされてきました。
単に自分の運が悪いのか。
何か物質を破壊する特殊な磁場みたいなものが身体から出ているのか?
実は意外にも、この謎の現象について 『パウリ効果』 という正式な名称があったんですね。
今回は、そんな『パウリ効果』について、ご紹介していきたいと思います。
パウリ効果とは?
パウリ効果は、物理学界における古典的なジョークの一つ。
理論物理学者ヴォルフガング・パウリ(1900年 – 1958年)は実験が不得手で、機材をよく壊していた。
時には、彼が装置に触れただけで実験機材が壊れたり、近付いただけで壊れたりするという現象も起きた。
これにちなんで、機械装置・電子装置を問わず、ある人物がその装置に触れただけで、あるいは近くに寄っただけで不可解な壊れ方をした場合、その人物が「装置にパウリ効果を及ぼした」と言うようになった。
マーカス・フィルツは「パウリ効果」について、「ユングが考案した共時的現象として理解すると、大変道理にかなっているように思う」と述べている。
ヴォルフガング・パウリとは?

ハンブルク大学講師時代のパウリ
ヴォルフガング・エルンスト・パウリ(1900年4月25日 – 1958年12月15日)は、オーストリア生まれのスイスの物理学者。スピンの理論や、現代化学の基礎となっているパウリの排他律の発見などの業績で知られる。
アインシュタインの推薦により、1945年に「1925年に行われた排他律、またはパウリの原理と呼ばれる新たな自然法則の発見を通じた重要な貢献」に対してノーベル物理学賞を受賞した。
パウリ効果の実例、伝説
パウリの友人でもあった物理学者のオットー・シュテルンはこの効果を恐れ、パウリを自分の実験室に入れたがらなかった。(どんだけだよw)
ニールス・ボーアはパウリ効果を利用し、研究所で実験が失敗したときは、いつもパウリが原因だとした。
パウリ自身も自分の実験の不得手さは自覚していて、「パウリ効果」についても認めていた。
以下、その実例を述べていきたいと思う。
椅子の背を壊す

ヴァルター・ハイトラーなる人物の講義を聞いていたパウリは、講義が終わると勢いよく演壇に駆け寄った。
パウリがハイトラーの座っていた長椅子の反対側に座り詰め寄ると、ハイトラーの椅子の背が壊れた。
その場にいたジョージ・ガモフは思わず
「パウリ効果だ!」
と叫んだのだとか。
もはやコント。(笑)
機械でなく椅子までをも破壊してしまう能力に脱帽です。
※なお、ガモフがあらかじめ椅子に仕掛けをしていたという説もあり。
研究所が爆発する

ゲッティンゲンの研究所で、実験中に原因不明の爆発事故が起こった。
研究員はさっそくパウリを疑ったが、当日パウリは出張で不在だった。
しかし後に、パウリはその日別の場所へと列車で移動中で、爆発が起こった時間ちょうどゲッティンゲンの駅に停車中だったことが明らかになった。
この話はパウリ効果の中でも最も有名なものなのだとか。
これが仮に事実だとするなら、彼はもはや歩く軍事兵器とさえいえるのではないでしょうか。
どこぞのテロ国家にスカウトされそうです。
望遠鏡を破壊する

ある日パウリはハンブルクの天文台の見学に誘われた。はじめは「望遠鏡は高価だから」と断ったが、周囲の説得により同行することにした。
案の定、パウリがドーム内に入ると、大きな音がして望遠鏡の蓋が落ち粉々になった。
素直に最初の直感に従っておけば。。。。。(笑)
ドッキリで仕掛けられていた装置をも破壊する

ある歓迎会において、主催者がパウリ効果を実演させようと、パウリが部屋に入った時にシャンデリアが落ちるという仕掛けをあらかじめ仕込んでおいた。
しかし、パウリが来たときにシャンデリアが落ちることはなかった。
その仕掛け自体が壊れて作動しなくなったのである。
もはや『装置』と名のつくものすべてが彼にとって破壊の対象であるとしか思えません。
考察
恐らく多少の脚色は含まれているにしろ、これらの話が事実なら凄まじいものがありますよね。
しかしながら、世界には生涯で7回も雷に打たれながらも無事に生き残ったロイ・サリヴァンという人物等もいることから、どうやらパウリ氏のように我々の想像している以上にユニークな体質を持って生まれてくる人間は確実にいるということなのでしょう。
透視や念力、スプーン曲げから読心術。
一般的に超能力と呼ばれる、これら能力が実在するなら、彼のような不運な体質を持った能力者がいたとしても何ら不思議はない。
自らの意思を持って使用したり、我々、人類にとって優位に働くだけが超能力ではない。
と、まあ、そういうことなのでしょう。(笑)
故に、さかいとしては、この『パウリ効果』は立派な超能力であると定義づけたいと思います。(いや、別にいらんし欲しくはないけど。笑)
超能力にWHY?もWHAT?も存在しない。
そういうものだと思いましょう。
さてさて、いかがだったでしょうか。
とあるアクション映画なんかでは
『なんで俺ばっかり、こんな目に!』
が口癖の刑事がいましたが、まさにそれ。
あの運の悪い現象に、まさか学術的な名称があったなんて驚きですよね。(笑)
それだけ多くの人に意識させる何かがあったのかも知れません。
おや、今、あなたの背後で何か割れた音がしましたよ?
あなたは大丈夫ですか?(笑)
引用:Wikipedia
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