【小説マメ知識】ミステリ作品のジャンルや種類って、どんなのがあるの?
- 2020.05.11
- 小説マメ知識

どうも、さかいです!
当然ですが、皆さんはミステリ作品は好きですか?
ミステリと一言で言っても、それは小説だったり漫画だったり映画だったりと様々。
でも、ジャンルによっても細かく分けられるって知ってますか?
さて、今回は、そんなミステリ作品の種類について、ご紹介していこうと思います。(笑)
■ミステリーにおける主な種類
・本格ミステリ
・スリラー/サスペンス
・倒叙
・サイコ・ミステリ
・ハードボイルド
・社会派ミステリ
・警察・法廷ミステリ
・歴史ミステリ
本格ミステリ
名探偵による事件の謎解きを描く。
これについては王道中の王道、かの「シャーロック・ホームズ」シリーズが有名でしょう。
最近では「金田一少年」や、皆、大好き「名探偵コナン」なんかも、この本格ミステリに属するといえます。
そのほかにはアガサ・クリスィーの「名探偵ポワロ」や江戸川乱歩の「明智小五郎」なんかも有名です。
スリラー/サスペンス
異常な事件、状況に置かれた主人公の恐怖心、焦燥感を描くことに主眼が置かれた物語。
有名どころでは、スティーブン・キングの「ミザリー」なんかが、これに当たるでしょうか。
あとは映画だけどデニーロ主演の「ケープ・フィアー」とか。
迫り来る追跡者、逃げる主人公!
いや~ハラハラしますね。手に汗、握りますね。w
あれ、じゃあ「13日の金曜日」とか「エルム街の悪夢」とかも、これにあたるんじゃ。(汗)
個人的には王道ミステリよりも切羽詰まってる状況の方が好きなので、
こちらのパターンの方が読み進めてしまいます。^^

倒叙
犯人側の視点で事件が解決に導かれるまでを描く物語。
アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」が有名でしょうか。
いまとなっては、さして珍しくないパターンですけど、
当時、初めて読んだ人は、さぞ驚いたんじゃないかと。
この手の物語って邪道だとか、色々と議論が絶えなかったりします。
あとは「幻の女」とか。
ドラマでは「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」なんかも、その代表格といえます。
逆に作者側からすると、ボロや矛盾が出ないように言葉を選ぶというか、
読者に途中で正体がバレないよう上手いことぼやかすのが大変というか。
その辺の苦労があるのではないかといった想像が容易にできますね。w
サイコ・ミステリ
サイコパス(精神病質者)による異常犯罪を描く。
「羊たちの沈黙」や「レッド・ドラゴン」なんかが代表格でしょうかね。
実際に本人が頭おかしい人じゃないと書けない分野でもあります。(おい 笑)
読み手にも書き手にも共感されない人物像を描くって並大抵のことじゃない。^^;
だってサイコパスを思い浮かべろって言われても、筆者ならモヒカンにしてナイフを舐めたりして「ヒャッハー」とか言ってる人が限界。(笑)
というのは冗談ですけど(笑)作り込みが難しいのは事実。
それでも何とか自分の中の異常性という引き出しを引っ張り出してきて、色々と事件を取材したりして。
そうやって少しでも異常犯罪者の気持ちに近づけていく。
ま、現実に存在する異常者に勝ることはないんですがね。(苦笑)
ハードボイルド
事件捜査を通じて、探偵役の主人公のタフな生き様を描く物語。
この類いの代表作は……。すいません、知りません。(笑)
けど、真っ先に「ゴルゴ13」を思い浮かべてしまった。w
まあ、彼の場合、勿論、殺し屋であって探偵ではないのですが、ある意味、探偵的な一面も持ち合わせていたりもするし、
このジャンルの仲間に入れてあげてもいいのではないでしょうか。
お~とこには~自分のせ~かいがーある♪
ってなもんですわ。
男なら一度は憧れる世界ではあります。

社会派ミステリ
社会性のある題材を扱う、現実志向のミステリ
頭がファンタジーでできあがってる筆者は読んだことないのですが(笑)
この辺りは松本清張氏とかが有名でしょうか。
しっかりと地に足のついたミステリ作品を書ける作家さんって本当に凄いし尊敬します。
いったいどれだけの情報量と知識量で、ひとつの作品を紡ぎ出しているのか。
想像しただけでも宇宙です。w
繰り返しますが、筆者は一度も読んだことありません。w
警察・法廷ミステリ
警察、裁判などによる事件捜査をリアルに描くミステリ。
「法廷で会おう!」とかいうアレですね。w
映画では、ジョディ・フォスター主演の「告発の行方」とかが、このジャンルでしょうか。
好きな人は好きなジャンルですよね。
たまに裁判所の傍聴に命かけてる人がいますが、きっとそういう人には堪らないのでしょう。
歴史ミステリ
歴史上の一時代、謎を扱うミステリ。
何だか偉い学者先生なんかが書いてらっしゃるイメージです。
日本の歴史なんかでいうと、本能寺の変の黒幕説とか、坂本龍馬の暗殺なんかがテーマに挙げられることが多いでしょうか。
他には邪馬台国が何処にあったとかね。
題材としてはヒトラーやナチスなんかも面白そうです。
「ダビンチ・コード」シリーズでお馴染みのダン・ブラウン氏の作品もこれに該当するでしょうか。
さてさて、いかがでしたでしょうか。
史上初のミステリはエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」(1841年)だったとされます。
それまでは騎士道や冒険小説が主流だったのに対し、そこへ新たに「ミステリ小説」というジャンルを加わったわけ。
その後はアーサー・コナンドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズやモーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」などに続いていき、更にそのDNAは
アガサ・クリスティーなどに引き継がれていくことに。
日本では江戸川乱歩や横溝正史、そして皆、大好き、青山剛昌へと続いていくわけです。
近年ではゲームソフト「ポートピア連続殺人事件」や「神宮司三郎」、「逆転裁判」なんかも、ミステリに該当するでしょう。
皆さんは、どんなミステリ作品が好きですか?^^
※参考文献「ゲームシナリオのためのミステリ辞典」
-
前の記事
【近況】今後の新作の予定や悩み、活動方針なんかをゆる~く語る 2020.05.10
-
次の記事
【事実は小説よりも奇なり!?】CIAの『MKウルトラ・プロジェクト』とは?マインドコントロール、人体実験の恐怖! 2020.05.12
コメントを書く