【ランキング】今からでも間に合う!? 超絶オススメ! 無差別級ハードボイルド作品&台詞 トップ28!!

【ランキング】今からでも間に合う!? 超絶オススメ! 無差別級ハードボイルド作品&台詞 トップ28!!

どうも、さかいです。^^

皆さんには人生を変えられた、影響を受けた作品ってありますか?

それは映画だったり漫画だったり、ゲームだったりとジャンルは様々だと思います。

幼い時に観たアニメ、学生時代に劇場に足を運んだ映画。色々あることだと思います。

そんなわけで今回、ご紹介するのは筆者が独断と偏見で選んだハードボイルド作品。

ところで、そもそもハードボイルド作品って何なのか?

意味を調べてみると

[名]《卵の固ゆでの意から》

1 第一次大戦後に、アメリカ文学に登場した新しい写実主義の手法。簡潔な文体で現実をスピーディーに描くのが特徴。ヘミングウェイらに始まる。

<推理小説の一ジャンル。行動的な私立探偵を主人公に、謎解きよりも登場人物の人間的側面を描く。ハメット・チャンドラーなどが代表。

[名・形動]《から転じて》非情なこと。人情や感傷に動かされないで、さめていること。また、そのさま。「ハードボイルドな文体」

goo辞書より

らしいです。

うーん、何だかようわからん。(笑)

とにかく、他人の情には一切、流されることなく、背中で語る男の物語といった感じでしょうか。

あくまで、筆者の独断と偏見で選んだランキングなので、あしからず。(笑)

第28位 あるいは裏切りという名の犬

『おまえさえいなければ、カミーユは死ななかったんだ』

フランスを代表する名優ジェラール・ドパルデュー×ダニエル・オートゥイユ主演、実話に基づく二人の刑事の宿命の対決を描いたハードボイルド・アクション!かつて親友だった二人の警視は、組織での権力争い、一人の女性の愛を巡って今は対立関係にあった。現金輸送車強奪事件の犯人逮捕をきっかけに、さらに激しさを増す二人の確執。張り巡らされた伏線が導く、驚愕のクライマックスとは!?

Amazonより引用

知る人ぞ知るフランスノワール映画。

これぞハードボイルド映画の極みとでも言いましょうか。

実話を元にした物語で警察組織の腐敗なども描かれており、渋いオッサンたちの渋い人間模様が、ただただ淡々と展開していきます。

ラストの決着のつけ方は秀逸です。

そして、このタイトルのネーミングセンスよ(笑)

これだけで思わず手に取っちゃいたくなりますもん。

筆者には絶対に思いつきません。

そして『あるいは』つければ大抵の言葉が格好良く聞こえる奇跡。

『あるいはJDのパンツが見たい』『あるいは太っちゃうかも知れないけど夜中にラーメン食べたい』

あれ、やっぱ駄目か。(笑)

第27位 スティング

『やるからには冷静にとことん巻き上げる』

詐欺師のジョニー・フッカーは、大物ギャングの手下から金を騙し取ってしまい…。
1936年のシカゴを舞台に、修行中の詐欺師と天才賭博師が親分の仇討ちのためにシカゴの大物ボスに挑む傑作エンタテイメント。ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードほか出演

Amazonより引用

ポール・ニューマン、ロバートレッドフォードという二大スターを主演に据えた超豪華映画。

現在、流行ってるコンゲーム(詐欺師)を題材にした物語の始祖。

礎を築いたパイオニア的な映画という位置づけになるでしょうか。

今でこそ目が慣れてしまい、大したことのないトリックや手口に見えますが、当時としては斬新だったに違いありません。

しかし、昔の映画スターってどうしてこうも格好いいのでしょうかね。

何もしゃべらないで、ただそこに佇んでいるだけで引き込まれる魅力と存在感が彼らにはある。

筆者も物心ついてから観たので、さほど衝撃を覚えたわけではありませんが、この映画が現在も尚、伝説として語り継がれる映画であることには変わりはありません。

第26位 フェイスオフ

『ショーン、お前は哀れな奴だ。楽しみを知らない。俺の仲間になれよ。雇われテロは楽しいもんだぜ』

ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ共演、お互いの顔を移植した復讐に燃えるFBI捜査官とテロリストの激突を描いたアクションムービー。幼い息子をテロリスト、キャスター・トロイに殺されたFBI捜査官ショーン・アーチャー。銃撃戦の末、トロイを捕えるがトロイは昏睡状態に。しかし、トロイ以外知ることができない時限式の細菌兵器爆弾が、ロサンゼルスに仕掛けられていることが判明し…。

Amazonより引用

ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジ主演。

刑事とマフィアのボスが入れ替わってしまうという荒唐無稽なストーリーなのですが、物語の展開がとにかく秀逸。

気がつけば、お馬鹿ストーリーであることをすっかりと忘れさせてくれています。w

監督はジョン・ウー。

お決まりの白鳩が飛び、二丁拳銃の応酬。(笑)

まあ、二丁拳銃はどうでもいいのですが(どうでもいいのかよw)これまでにないジャンルとアイデアには脱帽。

いつか筆者も真似をして、こんなお話を書いてみたい。w 

そんな一作です。

にしても、誰かと入れ替わる話ってタイムスリップものと同じくらいロマンがありますよね。^^

第25位 ブラックラグーン

『正義がなくとも地球は回るぜ?』

機密保持のために会社からあっさりと見放された商社マン・岡島緑郎が、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」の一員となって、ほかのメンバーと共に大暴れする物語を描く。

Amazonより引用

主人公のレヴィ。

彼女のダーティヒロインぶりは斬新でしたね。

前述したジョン・ウー監督の影響を強く受けているんだなーと個人的には思っております。

とにかく派手な銃撃戦が観たい、何でも銃で白黒つけたい。w

そしてアメリカ映画のようなキザな台詞を楽しみたい。

そんな方にはお薦めのハードボイルド作品です。

第24位 マイアミ・バイス

『今があるのは幸運だからだ』

1980年代に放映され人気を得ていた同名テレビシリーズをマイケル・マン監督が映画化。捜査の極秘情報がドラッグ密輸コネクションに漏洩したことが発覚し、マイアミ警察の特捜課に所属するソニーとリカルドの二人に漏洩ルートを突き止める任務が託された。二人はドラッグ・ディーラーに成り済まし、犯罪組織へ接触を開始するが…。コリン・ファレル、ジェイミー・フォックスほか出演で贈るクライム・サスペンス。

Amazonより引用

筆者が観たのはマイケル・マン監督のリメイク版。

本作は80年代にヒットしたアメリカのテレビドラマが原作みたいです。タイトル名の格好よさだけで、どんぶり3杯はいけますね。(笑)

この作品の評価自体はさほど高くなく(笑)業界でもすこぶる悪評の目立つ本作ですが、主演のコリン・ファレルとジェイミー・フォックスの格好良さはお墨付きでしょう。

そもそもマイケル・マン監督に話の面白さを求めること自体が無理があるというもので。^^;

彼はハードボイルドを描かせてこそ。

世界観や雰囲気で惹きつけるタイプの監督なのですから。

それにしても、他の追随を許さない何かに突き抜けている職人タイプのクリエイターって何だか格好いいですよね。^^

第23位 あぶない刑事

『そういう台詞はマトモなデカに言え』

『俺から逃げ切れた奴は1人もいない。女を除いて』

横浜・港警察署捜査課の刑事コンビ、鷹山敏樹と大下勇次の破天荒な活躍を描くサスペンスアクション

Amazonより引用

前述した『マイアミバイス』のTVドラマ版。

その和製版と当時は言われていたようです。

サイレンを鳴らしながら横浜の街を疾走するレパード。お洒落でいかしたBGM。ご存知、柴田恭兵扮する大下勇次ことユージ。舘ひろし演じる鷹山俊樹ことタカが横浜で暴れ回る刑事コンビドラマの走りです。

コメディタッチとハードボイルドタッチを上手く融合させたドラマ仕立てになっており、そのギャップが実にバランス良く、展開を飽きさせません。

ふたりのキザな台詞のやり取りに痺れた男性も多かったのではないでしょうか。^^

未だ根強いファンがおり、映画も全部で7本公開されてます。

筆者はユージ派で彼のオカマみたいな走り方をよく真似したものです。(笑)

愛銃であるコルトパイソンやキングコブラの2インチも真似してモデルガン買いました。

今でも彼の『FUGTIVE』や『ランニングショット』はカラオケの十八番です。(爆)

第22位 ユージャルサスペクツ

『あいつはカイザー・ソゼだった。悪魔そのものだ。どうやって悪魔を背中から撃てるっていうんだ?』

五人の前科者は、正体不明の伝説の男、カイザー・ソゼを首謀者として企てられた緻密な銃器強奪計画に巻き込まれる。

男たちは渋々と作戦に乗り出し任務を遂行するが、その計画はパーフェクトかつ確かなものなのか、それとも……。

Amazonより引用

もう言葉はいらないでしょう。w

言わずと知れた伝説のクライム映画。まさにオチのためにあるような物語です。(笑)

それまでの展開はすべて膳立てにすぎません。

伝説の悪党、“カイザーソゼ”の正体とは果たして何者なのか?

これだけをテーマにストーリーが進行していきます。

これ以上はネタバレになるので言いませんが、奇想天外なオチを観たい方は是非、何も言わずに観てください。

きっと度肝を抜かれること受け合いです。(笑)

第21位 必殺仕事人

『誰が殺ったか、地獄で閻魔に訊いてみな』

視聴率30%を超えの大ヒット作品。

藤田まこと演じる中村主水ほか、おりく、三味線屋の勇次、飾り職人の秀、何でも屋の加代など、現在でも根強い人気を誇る「必殺シリーズ」を代表する名キャラクターが登場。

Amazonより引用

チャララ~パッパッパッパパララ~ン♪

と聞けば、ご存知、必殺仕事人!

誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか、あのテーマ。(笑)

現在はジャニーズ帝国の餌食にされてしまった本作ですが、藤田まこと氏演じる中村主水のキャラクターは実に魅力的でした。

普段は冴えない町方の役人なわけですが、いざ裏稼業となると顔つきがカラリと変わり、凄腕の殺し屋へと早変わり。

俗に“セコ突き”と呼ばれる無駄のない暗殺方法で、小刀で悪党を騙し討ちする姿は何にも代えがたい格好良さがありました。

毎週、やってることは一緒のはずのに、不思議と飽きさせない水戸黄門パターン。

どこか現代のサラリーマンに置き換えられるような町方役人の姿で共感を得て、哀愁漂わせる彼の背中に惚れる。

気づけば悪を討つ主水と心がひとつになってしまっている。

それが今でも根強い支持を得ている理由なのではないでしょうか。

人気漫画『ブラックエンジェル』、『GANTZ』、『アクメツ』、『ギフト』やハリウッド映画『パニッシャー』、ドラマ『デクスター』などなど、その人気は日本国内のみならず、他の作品に与えた影響も数知れません。

第20位 メタルギア3

『待たせたな』

本作は2部構成になっており、それぞれ「ヴァーチャスミッション」「スネークイーター作戦」と呼ばれる。

ヴァーチャスミッション
1964年8月24日、ソビエト連邦領ツェリノヤルスク。正式な部隊編成を賭けて特殊部隊「FOX」に与えられた初の実戦任務は、ソ連の兵器開発者ソコロフの亡命の支援だった。ソコロフが開発していた新型兵器の演習中の隙を突き、「FOX」のエージェントであるネイキッド・スネークは敵地ソ連へ史上初のHALO降下を敢行する。


スネークイーター作戦
ヴァーチャスミッションの失敗から1週間後の8月30日。最後のチャンスとして、敵に連れ戻されたソコロフの奪還、彼が開発していた新型兵器「シャゴホッド」の破壊、GRUのヴォルギン大佐の抹殺、そしてソ連に亡命したザ・ボスの抹殺という任務を帯び、FOXの存続をかけて、スネークは再び敵地に降り立つ。

wikiより引用

最近ではデスストランディングで名高い、小島監督の代表作『メタルギア』そのシリーズ3作目に当たる本作。

何故、1と2ではなく、この3なのか?

それは、この作品だけストーリーの出来映えが飛び抜けているからです。w

従来よりCG技術が飛躍的に上がったというのも理由のひとつでしょう。

とにかく映像表現が秀逸で、そこに物語の演出効果にも一層、花が添えられます。

時代は米ソ冷戦時代という最もホットな時代なのもいいです。

主人公であるネイキッド・スネークの師匠にあたる、ザ・ボスとの絆、そして悲劇のラストへと繋がっていくわけですが、これが涙なくしては語れない。

既に映画をも超越した名作と言えるでしょう。

え? 4と5? そんなものは知りません。(笑)

第19位 ニキータ

『限界のないものが二つあるわ。女の美しさとそれを乱用することよ』

警官殺しで終身刑を言い渡された不良娘ニキータ。その凶暴な生存本能を秘密警察に見込まれた彼女は、華麗な女殺し屋に仕立て上げられる。
次々と下される暗 殺指令を着実にこなしていく日々――。
しかし出口のない暗黒の世界で、真実の愛を知った時、彼女の中で何かが動き始める・・・。

Amazonより引用

もはや女殺し屋の代名詞といえるでしょう。

スラム育ちの不良少女が、政府の施設に拾われ殺し屋として育てられていく。

そんなありそうでなさそうな話の本作ですが、その描写が妙にリアル。

実際に、こういった殺し屋の養成施設ってあるのではないかと、子供の頃に観ていたら信じていたに違いありません。(笑)

ラストのエージェントとのやり取りは、どこかせつなさが残ります。

やはりラストあっての名作でしょう。

第18位 レオン

『人生ってずっと辛いの?それとも子どものときだけ?』
『ずっとさ』

ニューヨークを舞台に、凄腕の殺し屋と家族を殺された少女との心の交流を描いた、リュック・ベッソン監督によるスタイリッシュ・アクション。買い物に行っている間に家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣人レオンに助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。彼が殺し屋だと知ったマチルダは、復讐するために殺し屋になりたいと懇願する。

Amazonより引用

悲劇の殺し屋と少女との絆。

この映画を一言で語るなら、その言葉に尽きるでしょう。

一件、相反する立場の彼らが、どのようにして出会い、どのようにして絆を構築していくのか。

そして、やがて訪れる別れ。

これまでアクション一辺倒として描かれていた殺し屋というキャラクターに、別の切り口で挑んだリュック・ベッソン監督には脱帽です。

殺し屋好きならば、一度は鑑賞しておくことをお勧めします。

第17位 ミッション・インポッシブル

『やってみせる』

指令を受けて東欧に潜入した極秘スパイ組織IMFのエージェントたち。
しかし作戦は敵側に筒抜けで、辛くも逃げ延びたイーサン・ハント以外のメンバーはほとんど殺されてしまう。
何者かが自分を裏切り者に仕立て上げようとしていることを知ったイーサンは、陰謀を暴くべく新たなミッションに挑む…。

Amazonより引用

ご存知、トム・クローズといえば、このミッション・インポッシブル。ミッション・インポッシブルといえばトム・クルーズといっても過言ではないでしょう。(笑)

この作品の醍醐味であり代名詞ともいえる、フルマスクを被っての変装。

あれをベリベリと剥がすシーン見たさに作品を鑑賞しているといっても過言ではない。w

そして年々、激しさを増していく息もつかせないアクション。

ラストは決まって何故か、お決まりの核ミサイル解除。(爆)

90年代から息長く続いている本作ですが、いつかトム・クルーズが怪我してしまうんじゃないかと心配であったりもします。^^;

第16位 ランボー

『何も終わっちゃいない。 俺にとって戦争はまだ続いたままだ』

シルヴェスター・スタローン主演による人気シリーズ。孤独なベトナム帰還兵・ランボーの戦いを描く。

Amazonより引用

ミスター・ワンマンアーミー。

一作目はベトナム戦争の悲劇を描いた小説が原作だったのですが、2作目以降は、ただひたすらに超人兵士と化したランボーが大暴れして無双する映画に。

原作ではランボーは死んでしまうらしいのですが、それをスタローン氏の案により生存ルートへ。

余談ですが、トラウトマン大佐とのやりとりって、どこかメタルギアの大佐を彷彿とさせますよね。w

正直、兵士と聞くと、このランボーを真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

それだけ、彼のキャラクターと印象は強いと言えるでしょう。

ここだけの話、筆者も道ばたで転んで膝を怪我したときは、たいまつで傷口を焼いて血を止めてます。(笑)

ちなみに筆者が一番好きなのは『最後の戦場』です。^^

第15位 ダイハード

『何で俺ばっかりこんな目に!』

B・ウィリス演じるマクレーン刑事の活躍を描いたシリーズ。

Amazonより引用

この名台詞と、汚れたランニングシャツ、それに狭い通気口といえば、この人をおいて他にいません。(笑)

今や、どこぞのCMでドラ○もん扱いされてしまっておりますが、そう、全米が涙した世界一運の悪い刑事こと我らがジョン・マクレーン刑事。

しかし、この作品を果たしてハードボイルドと呼んでいいのか。^^;

シリーズで5作制作された本作品ですが、やはり秀逸なのは1と2でしょうか。

3以降は何だか主人公のマクレーン刑事の超人化、アクションの派手さばかりが目立つようになっていって、本作品の持ち味だった駆け引きみたいのが薄れていってしまったのは残念です。

しかしながら、1と2に限っては間違いなく名作。(個人的には2の飛行機にライターで引火させるシーンは最高のエンディングだったと思ってます。w)

その後、ひとりの刑事VSテロリスト集団といった構図の影響を数々の作品に与え続けました。

第14位 ヒート

『それが俺の生き方だ。俺はヤマを踏む。あんたはそれを追いかける。お互いにプロだ。これ以外に道を知らない

『探す気もない

仕事に疲れて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント。冷徹無比の犯罪組織のボス、ニール。追う者と追われる者、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。だが彼らには避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。

Amazonより引用

監督は『マイアミバイス』のマイケル・マン。

主演はアル・パチーノとロバート・デニーロという最強の布陣の本作。

このキャスティングで、ハードボイルド路線にならないはずがない。(笑)

家庭に問題を抱えた刑事とマフィアのボスといった相反する図式を背景に、男と男の熾烈な戦いが描かれる本作。

物語全体に派手さや娯楽性はないものの、それだけに中盤で繰り広げられる街中で繰り広げられる白昼でのリアルな銃撃戦はアクセントがきいてます。

まさに映画界の歴史に残る屈指の名シーンと言っていいでしょう。

(にしても、アル・パチーノとデニーロって、どうしてあんなに機関銃が似合うんでしょw)

そして、ラストの空港での決闘シーンには圧巻です。

まさに大人の男のための映画。

これを語らずしてハードボイルドを語るべからず。

そんな一本と言えるでしょう。(笑)

第13位 アンタッチャブル

『飲みにでもいくさ』

1930年代のシカゴを舞台に、暗黒街の帝王に立ち向かう4人の男たちの姿を描いた、ケビン・コスナー、ショーン・コネリー主演で贈る傑作ドラマ。

Amazonより引用

キャストにケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、ロバート・デニーロという名優揃いの本作。

約束された神映画と呼んでいいでしょう。

時代背景は禁酒時代のアメリカ。

マフィアが最も台頭した時代で、この作品は殆ど実話なのだとか。

(まあ、実際はかなり脚色されてるんですけどね^^;)

しかしながら、マフィアVS警察組織という熾烈な攻防戦を見事に娯楽へと変え描ききった本作は、間違いなく秀作と言えるでしょう。

この映画を観て、希代のマフィアと呼ばれるアルカポネの名前を知った方も多いのではないでしょうか。

個人的には、射撃の名人役のアンディ・ガルシアが階段から落ちるベビーカーをギリギリのところで止めたシーンと、ショーン・コネリーの殉職シーンが印象深かったです。

いつの時代も巨大な権力に挑んでいくという勧善懲悪ものには目が離せませんね。^^

第12位 96時間

『命がけで守る』

お前が何者なのかは知らない。何が目的かもわからない。身代金を望んでいるなら、言っておくが、金はない。だが、俺は闇のキャリアで身につけた特殊な能力がある。お前らが恐れる能力だ。娘を返すなら、見逃してやる。だが返さないならお前を捜し、お前を追い詰め、そしてお前を殺す。

18歳のアメリカ人少女キムが、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐された。偶然にもその事件のさなかにキムと携帯電話で話していた父親ブライアンは、命よりも大切な娘を襲った悪夢のような出来事に、ずたずたに胸を引き裂かれる思いを味わう。しかし、政府の元工作員として幾多の修羅場を潜り抜けてきた彼は、冷静さを失ってはいなかった。追跡可能なタイムリミットは96時間! 異国の極悪犯罪組織に娘を奪われた父親は、自らの手で奪還すべく迷わず闇の世界へ飛び込んでいった! 

Amazonより引用

主演にリーアム・ニーソン、監督にリュック・ベッソン。

この二人がタッグを組んで駄作になるはずがありません。

ダイハードを皮切りに、ややマンネリ化していた刑事VSテロリストパターンの映画に新たなる一石を投じた作品と言えるのではないでしょうか。

娘を誘拐された元CIAのお父さんが、かつて現場で培った経験と知識を駆使してテロリストに立ち向かっていく。

これまでありそうでなかったパターンとして注目された本作。

どちらかというと脳筋寄りだった今までの刑事アクション映画に、少しだけ知的さを盛り込んだ作品といえるでしょう。

悪党の描き方も本当に上手で、物語を追っている視聴者側の怒りメーターも、お父さんと一緒にどんどん上がっていく。w

そして主人公が悪党をどんどん追い込んでいく様には、思わず共感してしまってる自分がいたりいなかったり。(笑)

さすがは安定と信頼のベッソン巨匠といったところでしょうか。

第11位 スパイ大作戦

『おはよう、フェルプスくん』

極秘任務を受け持つスパイ組織“IMF”のメンバーが体力と知力を振り絞って不可能と思える困難な任務に挑む、超一級スパイ・サスペンス!

Amazonより引用

どれくらいの方が、この作品についてご存知でしょうか。

実は、この『スパイ大作戦』というのは邦題で、本題は『ミッション・インポッシブル』

そう、前述したトム・クルーズの『ミッション・インポッシブル』の元ネタ。つまりは原作ということになります。

その出自は60年代にアメリカで放映されたドラマで、何と全部で7シーズンという異例の大ヒットを記録。(トム・クルーズ自身も本作の大ファンで、ついには版権までお買い上げ。^^;)

『新スパイ大作戦』も含めれば8シーズンということになります。

(筆者は直撃世代ではないのでテレビで深夜にやってる再放送で知ったクチです。^^;)

さて、この本家ドラマ版に至っては、トム・クルーズ版とは違ってとても地味。

予算や当時の時代背景、技術的な面もあるのでしょう。

アクション要素なんかは皆無。

知的でミステリアスな駆け引きに重きをおいているのですが、むしろそこがいい!(笑)

(筆者は派手さばかり目立つ近年のリメイク版より断然、こちらの方が好みです。w)

スティングを始めとした所謂、コンゲームというカテゴリに強い影響を残した一作といえるでしょう。(しかもハイテクとか駆使してるし)

本作のお家芸である、例の変装マスクベリベリのあのシーンもこの作品から始まりました。(あのアイデアを考えたスタッフはマジで神です。w)

勿論、当時は現代のようなCG技術はないので、ややおかしな誤魔化し方をしてますが、その辺はご愛敬。(笑)

トム・クルーズ版、ミッション・インポッシブルがお好きな方は是非、一見あれ!w

名作です!

第10位 007

『ボンド。ジェームズ・ボンド』

イギリス秘密情報部(通称MI6)に籍をおく諜報員。ジェームズ・ボンドの活躍を描いた人気シリーズ。

ミスター・女ったらし……違う、ミスター・スパイといえば、この人をおいていません。

そう、誰もが知るジェームズ・ボンド。

この007がなければ、現代のハードボイルド作品は存在しえなかったかも知れません。

後続の作品に与えた影響も数知れず。

ドラマならミッション・インポッシブルや特攻野郎Aチーム。

日本のアニメならルパン三世やシティハンター、ゴルゴ13の元ネタとも言われてます。

(主人公が無類の女好きで凄腕のプロという設定なんか、もうね(笑))

原作は本当にスパイ経験(MI6所属)を持つ、イアン・フレミングという人物。

やはり経験者というだけあって、原作のリアリティーは折り紙付きだったようですね。

その後の映画シリーズは、うん、まあ。^^;

さてさて、初代のショーン・コネリー版を起点として、半世紀近く経った現在も爆発的な人気を誇る本シリーズ。

どんどんリアリティーからは遠ざかっていくかのように思われた作品ですが、近年のダニエル・クレイグ氏の起用によって、少しテコ入れがされ刷新されたかのような印象です。(まあ、それでも、とんでも展開なんだけど(笑))

クレイグ氏も最新作を最後に引退する意向を示した本作。

今後の行方と展開に目が離せません。

第9位 24-TWENTY FOUR-

『本当に済まないと思うぅぅぅ!!』

の名台詞といえばCTUのこの人。

ご存知、ジャック・バウアー捜査官。(注意:どきどきキャンプの人ではない)

アメリカの架空の連邦機関CTU(テロ対策ユニット)ロサンゼルス支局(シーズン1〜6)の捜査官ジャック・バウアーのテロとの戦いを描く。2001年にアメリカで放送が開始され、その後世界各国で放送され世界的人気作品となった。

wikiより引用

色々な意味で革新的な手法を取り入れ、アメリカ海外ドラマの金字塔としても名高い本作。

リアルタイムでストーリーが進行するというアイデアもさることながら、絶えず息もつかせぬ展開と緊張感が視聴者の目を釘付けにしました。

その物語を象徴する逸話として、先が気になってやめどきがわからない。DVDを止められないといった苦情(?)が多発。

かく言う筆者も本当にリアルタイム24時間、ぶっ通しで観てしまった経験があるほどの中毒性があり、本作はニトログリセリンなみの危険物だと自負しております。

とにかく劇中で絶えず緊張感漂うBGM。

そして、あまりにもザルすぎる政府組織“CTU”を背景(時には敵対?)に超絶ワガママ捜査官、ジャック・バウアーが大暴れ。

それにつき合わされる愉快な仲間たちは次々と殉職。

更には意外な人物の裏切り!

そして愛!♥(爆)

物語は誰も想像していない方向へと突き進んでいきます。(色んな意味で)

※実際、演じられてる俳優さんたちも先の展開については知らされていなかったようです。

とにかく視聴者の心理をすべて知り尽くしたかのような驚きの展開の連続に、当時、睡眠不足に陥った人も多かったのではないでしょうか。

裏を返すなら作家にとっては、これ以上ないほどのお手本のような作品でもあります。

個人的には女殺し屋として登場したマンディことミア・カーシュナーが好みでした。(笑)

第8位 許されざる者

『俺はもう昔の俺とはちがう』

かつての残忍な悪党が、娼婦の懸けた賞金を得ようと、昔の仲間や若いガンマンと共に最後の追跡の旅に出る。これぞまさに「荒野の用心棒」から始まる彼の西部劇映画史の総決算!そこではイーストウッドが演じ、描き続けていた西部のアウトローが、年老いたガンマンという形で登場。銃の腕もおち、馬も巧みに乗りこなせなくなった彼が、生活のための金稼ぎから転じて、”伝説の男”として甦る姿が身震いするほどスタイリッシュに映し出される。仲間を殺され、復讐鬼と化した主人公の問答無用のガン・ファイト!その”伝説の男”が去り行く馬上の姿を見届ける娼婦たち…。今は亡き恩師セルジオ・レオーネとドン・シーゲルに捧げられたことでも話題となった、1992年度の映画界を代表する真の傑作である。

Amazonより引用

名優クリント・イーストウッドが監督として名を馳せるきっかけになったのが、アカデミー賞受賞の本作。

舞台は西部開拓時代。

かつての伝説の賞金首、ウィリアム・マニーが、仲間を殺されたのを機に再び修羅と化していく様は圧巻です。

マカロニウェスタンの代名詞として有名になったクリント・イーストウッドの最後の西部劇。

彼なりのポリシーというか、この作品には何かしらの意図が込められているような気がします。

現役のバリバリの悪党ではなく、引退後の悪党というところに哀愁と美学を感じます。

ちなみに本作、渡辺謙さんが本人から直接、許可を得て日本でリメイクされていました。

余談ですが、この設定って、るろうに剣心っぽいと思うのは筆者だけでしょうか?w

第7位 ダーティハリー

『これが44マグナム。世界一、強力な拳銃でおまえさんのドタマなんか一発で吹き飛ばせる。試してみようか?』

サンフランシスコ警察殺人課のハリー・キャラハン。犯罪者への執念と非情なやり方で“ダーティ・ハリー”と呼ばれる刑事の活躍を描いた傑作ポリスアクションシリーズ。

Amazonより引用

前述したクリント・イーストウッドの代表作にして出世作。

サンフランシスコ市警に属するハリー・キャラハン(名前が既に悪魔的な格好よさ(笑))警部が街に蔓延った悪党共と対峙していくといった内容です。

これまでも警察を舞台をした映画は多数あったのですが、本作はそれらの常識を覆すほどの破天荒振りで、後のアウトロー刑事の礎を築いた作品でもあります。

西部劇のイーストウッドを起用していることから、サンフランシスコの街をウェスタン風に描きたかった監督の意図が見え隠れします。

主人公の愛銃であるS&W、M29(44マグナム)をマイナーから一気にメジャーへと押し上げた功績は語り草。

あまり知られてはいませんが、当初、主人公にはイーストウッドではなくフランク・シナトラやジョン・ウェインが予定されていたのだとか。(諸説有り)

しかし、今となっては憎き悪党を追い追って街中でマグナムをぶっ放す様は、イーストウッド以外には考えられないでしょう。

ちなみに本作は当時、タイムリーで社会問題化していたゾディアック事件を模しているのは、あまりにも有名な話。

ラストのシーンでキャラハン刑事が警察バッジを川に捨てて立ち去っていく様は、ハードボイルド作品史上、間違いなく屈指の名シーンであると言えます。

※続編があるところをみると、あのあと、川に自分で拾いにいったのかな。^^;

第6位 シティハンター

『俺の名は冴羽僚都会に巣食う虫けらどもを掃除する。それが俺の仕事だ』

都会の悪を掃除する凄腕スイーパー・冴羽リョウ。腕は立つが美人に弱い彼が、ボディガードや復讐、麻薬組織壊滅といった依頼を請け負い、パートナーの香と共に難事件に挑む。

Amazonより引用

100トンハンマーや『もっこり~!』で有名な本作。

80年代~90年代の間、かの週刊少年ジャンプに連載されていた名作中の名作です。

昨今ではフランスでリメイクされていましたね。(ジャッキー・チェン版は黒歴史です。笑)

愛銃であるコルト・パイソンを片手に新宿の悪党たちを倒していく姿には当時の少年たちの心を鷲づかみにしました。

本作を一言で言い表すなら、名作ゴルゴ13の少年誌版といったところでしょうか。

本当に同一人物なのかというくらい、二枚目と三枚目の時のギャップが凄まじく、アニメでは声優、神谷明の手腕がこれでもかというくらいに光り輝いた作品でもあります。

コメディシーンになると、決まって振り下ろされる香の100トンハンマー。(あんなに強いヒロインなら守る必要ないよね?^^;)

ライバルにして強い味方でもある海坊主の個性も際立ってました。

ちなみにコミックの劇中で『俺はダーティハリーのファンなのさ』といった台詞が飛び出すなど同作より影響は多分に受けている様子。

美女に囲まれ、銃一丁で街のゴミ掃除を見事にこなしていく冴羽僚の姿に憧れた方も多いのではないでしょうか。

第5位 カウボーイビバップ

『俺はただ、醒めない夢を見ているだけさ』

舞台は宇宙時代を迎えた21世紀の太陽系。混乱した世界では、発生する犯罪も多種多様化し、惑星間に散っていった犯罪者を捕らえるために賞金稼ぎの制度が導入されていた…。スパイクとジェットのコンビも、そんな賞金稼ぎの一員である。

Amazonより引用

今や伝説的な扱いとされる本作。

その人気は日本のみならず海外にもファンが多く存在します。

アニメ界に限っては、この作品以上にハードボイルドしてる作品を見つけだすことは難しいのではないでしょうか。

(そういえばキアヌ・リーブス主演のハリウッドリメイクの話はどうなったんだろ^^;(笑))

ちなみに筆者は最初、ルパン三世のパクリといったイメージが強く、毛嫌いしていた感があったのですが、それも今となっては食わず嫌いだったなと。^^;

確かに同作に影響されたであろう感は、劇中でも数多く見つけることができるのですが、それも物語の紡ぎ出す世界観や雰囲気、キザで粋な台詞などで徐々に気にならなくなっていきます。

いつも愚痴を言っては主人公に付き合うジェット、味方なのかただの居候なのかわからないフェイなど脇を固めるキャラクターも強烈な個性を放っています。

中でも最終回の格好良さと言ったら。(笑)

主人公のスパイクがライバルのビシャス(やや五右衛門チック?w)と恋人、ジュリアを巡っての決着はアニメ史上に残る名シーンだったのではないでしょうか。

第4位 甲殻機動隊

『ネットの海は広大よ』

情報ネットワーク化が進んだ社会を舞台に、犯罪の芽を探し出し除去する内務省直属の独立部隊・公安9課、通称「攻殻機動隊」の活躍を描いたSFアニメ。

Amazonより引用

ご存知、近未来の電脳世界を舞台にした伝説的アニメ。

今となっては当たり前のように使われてるネットの出現を、いち早く(昭和の時代に)予見し描いた実に革新的なコミックが原作です。

公安9課という内閣総理大臣直属の警察組織に属する、身体を機械に擬態化(サイボーグ化)した超人的な能力を有した捜査官たちは実に個性豊か。

“雌ゴリラ”と称される少佐こと草薙素子を筆頭に、元レンジャーのバトー、妻子持ちでアナログ気質(擬態化していない唯一の純粋な人間)のトグサ、超凄腕スナイパー、サイトー。もう、おじいちゃんなのに異様に頭脳明晰な課長、荒巻など魅力的なキャラクターばかり。

彼ら特殊部隊の織りなすアクションシーンや銃撃戦は圧巻です。

本作品もハリウッド映画『マトリックス』に多大な影響を与えました。

徐々にリアルな社会が、この作品の持つ世界観へと近づいていってる昨今。

これを脅威と捉えるか輝かしき未来と捉えるか。

我々、人類の向かう方向性を問われている気がするのは筆者だけでしょうか?^^;

第3位 ルパン三世 カリオストロの城

『奴はとんでもないものを盗んでいきました!』

ルパン達が国営カジノの大金庫から盗み出した札束。それは精巧に作られたニセ札、ゴート札だった。その出所であるカリオストロ公国に乗り込んだルパン達は、怪しい男達に追われるウエディングドレスの少女、クラリスを救い出す。しかし崖から落ちて気絶してしまい、その間に少女は連れ去られてしまった。分かれる間際に託された、謎の指輪にはどんな秘密が? そして、ルパン達はクラリスを救い出すことは出来るのか・・・?

Amazonより引用

銭形の父っつあんの言った通り、心を盗まれていった人も多いのではないでしょうか。

筆者もそのひとりで、本作には多大な影響を受けております。(笑)

本来、ハードボイルド色が濃かったルパン三世という作品を、一気に万人受けするポップなイメージへと変えた宮崎駿の手腕には脱帽です。

当時、ルパン声優だった山田康雄氏が監督の宮崎駿氏に演技について楯突いたことがあったらしく、台本を読んだあとで頭を下げに行ったという逸話が残されています。

今となってはすっかりとメジャーな映画として知られる本作ですが、意外なことに公開当時の収益は芳しくなかったのだとか。

世紀の大泥棒、ルパン三世とお城のお姫様、クラリスといった相反するふたりの不思議な絆。

後の同シリーズにも多大な影響を与えました。(良くも悪くもね。^^;)

尚、原作と比べ、あまりにも毒気が抜けてしまったためか、生粋のルパンファンにはあまり評価はよろしくない模様。

しかしながら、本作がルパン三世という作品を今日の地位にまで押し上げた功績はもはや疑う余地のない事実といっていいでしょう。

もしも、この作品がなかったら、ルパン三世というキャラクターはとっくに忘れ去られてしまっていたかも知れません。

次元に五右衛門、峰不二子、個性豊かすぎる登場人物たちそれぞれに見せ場を与え、自己主張させすぎなかった点は、まるでバランス良く調理された上質な料理のよう。

それが同作が屈指の名作と言わしめる所以と言えるでしょう。

束の間の夢のような大冒険によって、ひとりの少女の心を含め、同時に多くの人々のハートを奪っていってしまった怪盗の罪は重いです。(笑)

第2位 ゴルゴ13

『俺の背中には立つな』

超A級スナイパー、ゴルゴ13の世界を股にかけた活躍を描いた人気シリーズ。

漫画界のミスター・ハードボイルドといえば、この人でしょう。

殺し屋と聞いて、このゴルゴ13を最初に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

近所の床屋さんやラーメン屋さん、居酒屋さんに、これほどまでに貢献した漫画を筆者は他に知りません。(笑)

“狙撃”というテーマだけで、実に100巻を越えるコミック数は伊達じゃあない。

あらゆる感情を殺し、殺し屋稼業に徹するプロフェッショナルな彼の姿勢は他に類を見ません。

その射撃能力も実にトリッキーにして多種多様。

長距離狙撃は勿論のこと、水面を利用しての跳弾撃ち、果ては人工衛星を狙撃するなどの離れ業をやってのけます。(笑)

ここまで来ると、もはやファンタジー。(笑)

しかしながら、そのあまりにもリアルな物語内での政治描写は実際の政治家も参考にしたりするのだとか。

そのせいで筆者のさいとうたかお氏が“国境なき医師団”(国境を跨ぐ免許を持ってる)の一員だと噂されることもあったのだそう。

子供の頃、筆者が読んだときは、ただのつまらないオッサン漫画に思えたものでしたが、年を取るにつれてその不思議な魅力に目覚めていくという不思議。

今では筆者にとって同作は決して手放せない人生のバイブルと化しております。(笑)

ちなみに同作は制作される際、完全な分業として役割分担化されていることでも有名。

政治を取材する班や、武器について調べる班、きっとそんなふうに細分化されているのでしょう。(ちなみに、さいとう氏本人は武器について全然、詳しくないのだそうです)

現在まで人気の衰えを知らないのも、制作側のそういった緻密な姿勢と努力があってのことなのだと思います。

作者が本来、アサルトライフルであるはずのM16を狙撃銃として勘違いしてしまっていたのはご愛敬。

登場したての頃のゴルゴは、やばいくらいお喋りだったのも今となっては彼の若気の至りだったということなのでしょう。

ちなみにコミックは活字が多く、少しとっつきづらいところがあるので、興味のある方はアニメ版から入ることを是非お薦めします。(笑)

筆者もアニメ版から入りました。^^;

第1位 ルパン三世

『狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒、それがこの俺、ルパン三世だ』

かの有名な大怪盗、アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、世界中のお宝を盗み出すために仲間たちと暴れ回る姿を描く。

Amazonより引用

『お~とこには~自分の世界がある~♪』

と歌にもあるように、まさにハードボイルドを絵に描いたような本作。

もはや国民的アニメと呼んでもいいでしょう。

そう、誰もが知る神出鬼没の大泥棒、ルパン三世。

日本に生まれたからには、一度は男子が通る道といっても過言ではないのではないでしょうか。

所謂、彼は泥棒という反社会的、かつ犯罪者的な立場でありながら、その人気は誕生から半世紀近く経った今でも不動の人気を誇ってます。

義賊として立ち回る姿は、まさに祖父であるアルセーヌ・ルパン譲り。

近年では泥棒というより、半分、トレジャーハンター的な職業なのではないかという感じになってまいりましたが。(笑)

その人気は日本のみならず海外でも絶大な支持を得ております。

また、本作は様々な作品に影響を与えたことでも有名。

スペースコブラや前述したカウボーイ・ビバップなどなど。

しかし、人気が出るにつれ当初のアウトロー的な作風から、どんどん離れていってしまってサザエさん化してるのはファンとしては少し残念なところ。^^;

たまに全員集合して戦隊ものっぽくなってる時あるし。(笑)

モラルに厳しい現代ではアニメとはいえ、あまり悪いことができないということなのでしょうかね。

筆者としては前任の声優さんである山田康雄氏に子供の頃から深い思い入れがあるため、今のクリカン氏をどうしても受け入れられず(というより似てるような似てないような、格好つけてるのに格好よく聞こえない、あの微妙な声が気になってしまって話が入ってこない(笑))すっかりと遠ざかってしまいましたが、本作が不朽の名作であることには変わりはありません。

なので、筆者としてはシリーズ第2期が一番の推しです。(笑)

ある意味、声優さんを何代も入れ替えて続いていくのって、とても凄いことだし、それだけ多くの人に愛され続けているという証拠なのでしょうね。

きっと今後も3代目、4代目と声が引き継がれていき作品はずっと続いていくことでしょう。

さてさて、いかがでしたでしょうか?

あなたにとってのお気に入りのハードボイルド作品はありましたか?^^