声優、若山弦蔵さんの思い出

声優、若山弦蔵さんの思い出

どうも、さかいです。

先日、訃報が飛び込んでまいりました。

声優の若山弦蔵さんが逝去されたとのこと。

田村正和さんに続き、また偉大なスターの方が逝ってしまいました。

田中邦衛さんも亡くなってしまったばかりで、どんどん昭和の大スターの方々がいなくなってしまう。

仕方のないことだとは分かっていても、とても辛いことです。

若山弦蔵といえば、個人的には初代『007』で有名なショーン・コネリーやミッション・インポッシブルのTVドラマ版『スパイ大作戦』のジム・フェルプス(ピーター・グレーブス)の吹き替えが印象的でした。

なかでも『スパイ大作戦』は、わたしにとっても特別な作品で、子供の頃、深夜の再放送でテレビにかじりついて観ていたのを鮮明に覚えてます。(さすがにリアル世代ではないです。^^;)

ピーター・グレーブス

ジム・フェルプスというのはドラマの主人公で、チームをまとめる参謀役みたいなキャラクターだったのですが、その声の担当が若山弦蔵さんでした。

あの落ち着き払っていて、かつ品格漂う声は唯一無二の存在でした。

(余談ですけど、トム・クルーズ版のミッション・インポッシブルの一作目でジム・フェルプスが悪役にされてしまったのは衝撃的でした。^^;)

007の頃のショーン・コネリー

世代によってはショーン・コネリーの方が、しっくりくる方々もいらっしゃることでしょう。

インディ・ジョーンズ『最後の聖戦』でも、どこか抜けていてコメディ色の強い父親役を好演されてました。

ちなみに若山さんご本人はショーン・コネリー出演作品の中では『ザ・ロック』が一番、お気に入りだったと述べてらっしゃいます。

渋さだけではなく、声のトーンだけで、その聡明さが伝わってくるという希有な声優さんでした。

声質自体は異なるものの、今は亡き城達也さん、森山周一郎さんにも通ずる声色。

もう二度と同じような声優さんは出てこないことでしょう。

改めて一時代を築いた偉大な方々がいなくなってしまうのは寂しいですね。

まるで日本という国の一部がどんどん消えてなくなってしまっているようで。。。

ありがとうございました、若山弦蔵さん。

そして、お疲れ様でした。